貴族手術1  鼻翼基部オーダープロテーゼによる最新術式

鼻翼(小鼻)の付け根が沈み込んでいる状態を改善する手術を貴族手術といいます。

元々、韓国でそう言われていたのが日本でも一般的な呼び名になりました。

この手術については以前のブログで触れています。

ただ、それから10年近くたち、ヴェリテクリニックで行っている術式自体が大きく変わっているので、改めてそのことを中心にお話ししたいと思います。

鼻翼基部の骨格が低形成であることがこの根本的な原因であるため、この部分に何らかの素材でボリュームをつけるのがこの治療の目的になります。

この際、脂肪やヒアルロン酸といった柔らかい材料では、鼻翼基部の外側の鼻唇溝の陥没は改善できても、鼻翼自体を持ち上げることは困難です。

鼻翼自体を持ち上げようとするとシリコンのような固形の材料が必要になります。

このことは、昔のブログで説明しているので、もしよろしければそちらを参照してください。

鼻翼基部

以前の術式では既製品の鼻翼基部専用のシリコンプロテーゼを使用していました。

これが当時使用していたものになります。

鼻翼基部プロテーゼ

これを、口腔内などから鼻翼基部の直下の骨の上に挿入していました。

口腔内から鼻翼基部プロテーゼを挿入

基本的にはこのタイプでも問題はないのですが、一つ欠点がありました。

これはプロテーゼがずれやすいということです。

口元は、食べたりしゃべったりと絶えず動いている場所なので、どうしてもその影響でずれる可能性があります。

手術の際、位置が変わらないように周囲の組織に固定するのですが、それでも時間が経つとずれることがあります。

それを確実に防ぐためにはチタン製のスクリューなどで骨自体に固定するのがベストですが、そこまでしなければいけないのかという根本的な問題もあると思います。

このずれるということについては、以前の術式では可能性をゼロにすることはできず、実際他院の修正でも一番多いのがこのケースでした。

現在は、この問題についてはほぼ解消できたと思います。

その大きな要因は、オーダーシリコンプロテーゼの存在です。

ヴェリテクリニックでは、鼻の手術の際にもシリコンを使用する場合は、ほとんどのケースでオーダープロテーゼを使用しています。

オーダープロテーゼを作成する際は、まずCTのデータから骨格模型を作成し、時間経過で硬化する素材で原型を作成します。

これを医療用シリコンを製作するメーカーに送り、同じ形状のシリコンに作り替えてもらいます。

オーダープロテーゼの利点は、骨格にぴったりフィットするので自然な形状になりやすいというところです。

骨の面は平坦ではなく微妙な局面や凸凹があるのが普通で、既製品のシリコンだとこれが原因で、わずかな隙間や浮き感が生じてしまいます。

これもシリコンがずれる要因の一つになっていました。

前述したように、オーダープロテーゼは骨に隙間なくピッタリフィットするので、形状が自然になるだけでなく、安定感がありズレにくいのも特徴です。

それだけでなく、オーダープロテーゼにはさらに安定する形状的な特徴があります。

それを説明する前に、実際の鼻翼基部のオーダープロテーゼの写真を見てみましょう。

鼻翼基部のオーダープロテーゼ

いかがですか。

先ほどの既製品と何か違いますね。

そうです。オーダープロテーゼは左右つながっているのが最大の特徴です。

左右つながっているだけでも従来の既製品よりずれにくいのですが、さらに真ん中の部分が前鼻棘(ぜんびきょく)という鼻柱の基部にある骨の突出部に固定されるため、プロテーゼを固定しなくてもずれる心配がないほど安定します。

念のため、数か所周囲の軟部組織に固定はしますが、もちろんスクリューで固定する必要はありません。

ちなみに下の写真の赤丸の部分が前鼻棘です。

前鼻棘

このオーダープロテーゼのメリットは他にもあります。

それは、鼻柱基部を前方に出すことができるということです。

鼻翼基部の骨格が低形成である方の多くは鼻柱基部も沈み込んできます。

この部分が沈み込んでいると、口元が盛り上がって見えます。

逆に、適度にこの部分が前に出ることによって、キレイなカーブの「Cカール」ができ上品な口元になります。

Cカール

左右のつながりの真ん中に当たる部分のオーダープロテーゼのを厚くすることで、鼻柱基部を前方に押し出すことができ、Cカールの形成に貢献します。

逆に、この部分を変えたくない場合は、この部分のシリコンの厚みを極力薄くすることで前方に膨らむのを防げます。

実際のビフォーアフターではこんな感じです。

ちなみにこのモニターの方は鼻中隔延長も行っているので、鼻先も高くなっています。

鼻翼基部プロテーゼのビフォーアフター(Cカールの変化)

オーダープロテーゼ以外で行っているのは、肋軟骨を用いる術式です。

ブロック状に削った肋軟骨を用いる方法もありますが、一番多いのは一辺1mm程度のダイス(さいころ)状に細かくした肋軟骨を、あらかじめ作った鼻翼基部のスペースに挿入する方法です。

同じ方法で、鼻柱基部にも入れることもあります。

自家組織にこだわる方や、肋軟骨を用いた鼻中隔延長を同時に行う場合には良い適応になります。

オーダープロテーゼに比べると術後の形状がどうしても多少アバウトになってしまうのが欠点ですか、実際にはそれほど問題になることはなく、私自身はこの術式を用いることも少なくありません。

この術式のメリットを挙げるとしたら、ご自分で触った時の自然さです。

プロテーゼはどうしてもご自身で触ればそこに存在する感覚があります。

ダイス状の肋軟骨もそれが全く無いわけではありませんが、大きな固形物ではない分少ないと思います。

この貴族手術は口元を上品に見せるのにとても有効で、この名前の由来もそんなところからきているのかもしれません。

この手術を単独で行う場合もありますが、多くの場合は鼻のほかの手術と組み合わせて行っています。

次は貴族手術の適応や単独でこの手術を行う場合の問題点、どういった手術と組み合わせるとより効果的かについてのお話をしたいと思います。

>>貴族手術2 この手術の向き不向き デメリットとそれに対する対策について

ヴェリテクリニックの鼻整形の症例

    • 鼻翼基部
    担当医 積山 真也
    費用内訳・リスク
    貴族手術・猫手術(鼻翼鼻柱基部プロテーゼ)
    オーダープロテーゼ ¥440,000
    腫れ / 違和感 / 異物感 / 内出血 など
    症例の詳細を見る
    • 鼻先
    • 鼻翼基部
    • 鼻修正術
    担当医 福田 慶三
    費用内訳・リスク
    鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
    ¥990,000
    他院修正 + ¥220,000~¥440,000
    貴族手術・猫手術(鼻翼鼻柱基部プロテーゼ)
    オーダープロテーゼ ¥440,000
    鼻翼基部・鼻柱基部肋軟骨移植 ¥440,000
    鼻 修正代
    ¥220,000(状態により料金が異なります)
    腫れ / アレルギー / 違和感 / 鼻閉感 / 異物感 / 内出血 など
    症例の詳細を見る
    • 鼻翼基部
    • 鼻筋
    • 鼻先
    担当医 積山 真也
    費用内訳・リスク
    貴族手術・猫手術(鼻翼鼻柱基部プロテーゼ)
    オーダープロテーゼ ¥440,000
    鼻プロテーゼ抜去術
    他院 ¥165,000
    鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
    ¥990,000
    腫れ / 違和感 / 異物感 / 内出血 / アレルギー / 鼻閉感 など
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    • 鼻筋
    • 鼻先
    • 鼻翼基部
    • 鼻修正術
    担当医 崔 乗奎
    費用内訳・リスク
    隆鼻術+眉間プロテーゼ
    オーダープロテーゼ ¥770,000
    鼻プロテーゼ抜去術
    他院 ¥165,000
    鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
    ¥990,000
    貴族手術・猫手術(鼻翼鼻柱基部プロテーゼ)
    鼻翼基部・鼻柱基部肋軟骨移植 ¥440,000
    鼻 修正代
    ¥220,000(状態により料金が異なります)
    腫れ / ひきつれ / 違和感 / 内出血 / アレルギー / 鼻閉感 / 異物感 など
    症例の詳細を見る

    このコラムに関連する施術

    鼻整形
    鼻プロテーゼ(隆鼻術)
    小鼻縮小術
    鼻尖縮小術
    鼻尖形成術
    鼻中隔延長術
    ワシ鼻修正

    上眼瞼リフト-057 上眼瞼リフト(眉下切開)

    かぶるまぶたに、そっとひと手間。
    ナチュラルに引き上げる、眉下切開。

    メイクが映える目元に。

    はこのような方におすすめ

    • まぶたのたるみで二重が埋もれてきた
    • 以前より目が小さく見えると感じる
    • 目元を自然に引き上げたい
    • 派手な変化よりも、ナチュラルな若返りを求めている

    Photos

      • 上まぶた
      担当医 李 政秀
      費用内訳・リスク
      上眼瞼リフト(眉下切開)
      ¥385,000
      雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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      • 上まぶた
      担当医 李 政秀
      費用内訳・リスク
      上眼瞼リフト(眉下切開)
      ¥385,000
      雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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      • 上まぶた
      担当医 鈴木 明世
      費用内訳・リスク
      上眼瞼リフト(眉下切開)
      ¥385,000
      雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
      症例の詳細を見る
      • 上まぶた
      担当医 積山 真也
      費用内訳・リスク
      上眼瞼リフト(眉下切開)
      ¥385,000
      雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
      症例の詳細を見る
      • 上まぶた
      担当医 李 政秀
      費用内訳・リスク
      上眼瞼リフト(眉下切開)
      ¥385,000
      雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
      症例の詳細を見る
      • 上まぶた
      担当医 李 政秀
      費用内訳・リスク
      上眼瞼リフト(眉下切開)
      ¥385,000
      雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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      About

      ヴェリテクリニックの上眼瞼リフト(眉下切開)は、老けた印象を与えるまぶたのたるみや、厚みを自然に改善し、若々しい目元を取り戻す手術です。
      皮膚や脂肪、筋肉の状態を的確に診断し、必要に応じて眼輪筋やROOFへの処理を丁寧に行うことで、仕上がりの美しさと機能性を両立させます。
      眉毛のラインに沿った切開により傷跡も目立ちにくく、自然でバランスの取れた目元を実現します。

      Treatment

      上眼瞼リフト(眉下切開)とは、加齢やまぶたの構造により垂れ下がった上まぶたを、眉の下から皮膚を切除して引き上げる手術です。
      視界の改善や軽快な目元の印象だけでなく、厚ぼったさやくぼみのバランスも整えられるのが特長です。
      たるみを根本から取り除きつつ、目の開きをサポートするため、見た目と機能の両面で若返り効果が期待できます。

      上眼瞼リフト(眉下切開)の効果

      上眼瞼リフト(眉下切開)には以下のような見た目の改善効果が期待できます。

      • たるみが取れ、すっきりとした目元になる
      • 重たいまぶたが軽くなり、若々しい印象になる
      • まぶたの厚みやくぼみのバランスが整う
      • 眉とまつ毛の距離が自然になり、顔の調和が取れる

      まぶたの構造に合わせて皮膚や筋肉、脂肪を調整することで、機能面の改善とともに、印象の変化が得られます。

      上眼瞼リフト(眉下切開)のこだわり

      ヴェリテクリニックの上眼瞼リフト(眉下切開)は、単なる皮膚切除にとどまらず、まぶたの構造やたるみの原因に応じて、眼輪筋やROOFなどの組織を丁寧に処理するのが特長です。

      術前には状態を的確に診断し、皮膚だけでなく脂肪や筋肉の調整も行うことで、より自然で若々しい仕上がりを追求します。

      経験豊富な医師による繊細で丁寧なデザインと縫合技術により、傷跡も目立ちにくく仕上がります。

      クリップで診断

      クリップで余分な皮膚をつまみ、仕上がりのデザインを確認し、余った皮膚を切り取る範囲を決めます。
      この時点で、肩こりや頭痛が取れるかどうかも診断します。
      デザインに沿って余分な皮膚と眼輪筋を切除し、数カ所仮縫合します。

      たるみの多いまぶたでは、強くまぶたを持ち上げる必要があるため、目を開けているのに疲れを感じるようになり、肩こりや頭痛の原因になります。
      ヴェリテクリニックでは、上眼瞼リフトによって肩こりや頭痛が改善するかを手術の前に簡単なチェックを行っています。
      上まぶたを小さなクリップではさんだり、テープでまぶたを持ち上げたりしたときに、肩の緊張がほぐれ肩こりが楽になる、頭痛が軽減を感じる方は、まぶたが原因で肩こり・頭痛が起こっていると診断できます。
      また、あまり体感できなくても、テープを外したとき即座にまぶたの重みを感じたり、肩こり、頭痛が起こる方もまぶたが原因で肩こり・頭痛が起こっていると診断できます。
      テープやクリップでまぶたを持ち上げてみて、頭痛や肩凝りが改善する人は、まぶたの手術を受けることでその症状がよくなります。
      術前のチェックで症状の緩和を認識できなかった患者さんでも手術のあとで頭痛やうつがよくなったという人がいました。

      まぶたを持ち上げる他の治療法

      ブローリフト

      眉毛の上から余分な皮膚を切除したるみを改善します。

      眉毛が下がっている方や二重幅を自然に広く見せたい方にも適しています。目とまゆ毛が離れると顔の彫りが浅くなりさっぱりとした印象になります。

      前額リフト

      額のゆるみが原因によるまぶたのたるみには前額リフトが適しています。

      目と眉が遠ざかります。目とまゆ毛が離れると顔の彫りが浅くなりさっぱりとした印象になりますが、その反面間延びしたイメージになります。

      どの手術法を選択するかはその方の顔全体のイメージや好みと眉毛と目の距離感で決まります。

      当院の施術方法

      step 01

      1.切りとるエリアをデザインしてメスで切っていきます。

      step 02

      2.眉毛のすぐ下の厚い皮膚を切除します。脂肪が多い場合には、まぶたの奥の脂肪(眼窩脂肪)も切除します。

      step 03

      3.引き上げて縫合すると、上まぶたが引き上がります。仮縫合してリフトが十分か確認します。

      step 04

      4.眉毛のラインに沿って縫合していきますので、ほとんど傷跡は目立ちません。また、皮膚だけでなく、内部組織も丁寧に縫合し、二層の縫合をすることで痛みの軽減や傷の回復を助けます。


      施術の流れ
(カウンセリング~アフターケアまで)

      • 01
        カウンセリング・診察

        上まぶたのたるみ具合や皮膚の質感、目の開き方、眉の位置などを詳細に診察しながら、施術の適応を慎重に判断します。

      • 02
        デザイン

        自然な若々しさを損なわないことを重視し、眉下のラインに沿って切開位置を綿密にデザインします。

      • 03
        施術

        麻酔を施したうえで、眉下のラインに沿って皮膚を切開し、余分な皮膚を丁寧に切除します。
        必要に応じて、眼輪筋や皮下組織の処理も併せて行い、まぶたの重たさを根本から改善します。

      • 04
        術後・アフターケア

        術後症状である腫れ、疼痛、内出血に対する専門的な対処法をご提供し、必要時には迅速な追加診療と適切な処置を実施します。患者様個々の治癒過程に応じたオーダーメイドのアフターケアを徹底して行っております。

      一例です。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。

      ダウンタイムと術後の経過

      • ダウンタイム
        • 腫れ

          約2週間(3日目くらいが腫れのピーク)朝晩にむくみや目やにが増えることがあります。内出血や感染症があった場合、腫れが長引くことがあります。

        • 内出血

          手術操作によって細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し目の周囲が紫色になりますが、1~2週間で消失します。白目に内出血が出現することもありますが、1~2週間で消失します。

        • 抜糸

          7日目(眉下についている黒い糸を抜糸します)

        • 通院

          7日目

        • コンタクト

          手術当日から使用可能ですが、違和感があるときは中止してください。

        • メイク

          アイメイクは抜糸の翌日から、その他の部分は手術翌日から可能です。

        • 完成

          約3~6ヶ月

        • 併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。

      • ダウンタイム後の経過
        • まぶた

          腫れやむくみにより、一時的に左右差が生じる、二重のラインが広がる、ラインのくい込みが強く感じる、などの変化が見られることがあります。視界がぼやけて見えることがありますが、腫れが引くとともに改善されます。

        • 傷の経過

          傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化していきます。

        • 加齢による変化

          手術後も、たるみによる変化など、加齢による影響は続きます。

        • 併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。


      リスク・副作用

      • 上眼瞼リフト(眉下切開)
        眉毛下で取り除ける皮膚のタルミには限界がありますので、思ったよりタルミが残ってしまう場合があります。

        手術後の眉毛の下がりや額のゆるみによっても目の上のタルミが残ることがあります。
        対応
        眉毛下にて再度皮膚の切除が可能ならば、再手術を承ります。

        ※ただし、眉毛下で切除できる皮膚には限界がありますことを御了承ください。

        眉毛の下降や額のタルミが原因で目の上のたるみが増えるため、上記の方法だけでは調整が行えない場合、ブローリフトや前額リフトなどをご考慮下さい。
        目を開ける時に額の筋肉を使用している方は、上まぶたに窪みが生じていることがあります。

        ● 手術後に眉毛が下がる方の場合、手術前と比べると、上まぶたがふっくらしたと感じます。

        ● 眉毛の位置が変わらない方の場合、手術前と比べると、上まぶたの窪みが大きくなったと感じる事があります。
        対応
        ●手術後に眉毛が下がる方の場合、手術前と比べると、上まぶたがふっくらしたと感じます。

        気になる場合は、脂肪の除去(脱脂術)やブローリフト、前額リフトとなります。


        ●眉毛の位置が変わらない方の場合、手術前と比べると、上まぶたの窪みが大きくなったと感じる事があります。

        上まぶたの窪みが気になる場合は、ヒアルロン酸や脂肪を注入する事によって、ふっくらさせることが出来ます。
        手術後も額の筋肉を使用して目を開けるクセが抜けない方は、上まぶたの皮膚、特に目頭に突っ張り感を感じます。
        対応
        目頭部分の突っ張りは、ご自分で眉毛を持ち上げないように意識して過ごされる事で緩和されます。

        また、額の筋肉にボトックスを注入することで気にならなくなるので、ご希望に応じて承ります。
        通常、タルミの多い目尻側の皮膚を多く切除します。そうしますと、手術前と比べてつり目の印象になります。
        対応
        つり目のように見えることが気になる場合は、二重(埋没法・切開法)のラインを整える、または、眉毛下で目頭部分の皮膚を追加切除して調整を行います。ただし、眉毛下で切除できる皮膚には限界がありますことを御了承ください。
        二重を作る手術ではありませんので、もともとの二重が反映されます。

        眉毛の下がり具合や額のタルミに左右差があれば、二重の幅に左右差が生じます。
        対応
        二重の幅の左右差が気になる場合は、埋没法や全切開法にて調整されることをご考慮下さい。
        もともと眉毛の位置に左右差がある方では、手術後も眉毛の高さが揃わないことが少なくありません。また、タルミを取ることによって眉毛の下がる程度は、必ずしも左右同じではありませんので、手術後に眉毛の左右差が生じることがあります。
        対応
        眉毛の位置の左右差が気になる場合は、ブローリフトをご考慮下さい。

        ※ただし、修正を行っても完全に左右差がなくなるわけではありません事をご了承下さい。
        二重を広げることを目的として、二重に被さっている たるんだ皮膚を取り除いても、眉毛の下がり具合や額のタルミにより、二重の幅が手術前と変わらない、もしくは狭く見えることがあります。
        対応
        二重の幅が広くならない場合、術前と同じように、眉毛を持ち上げて頂くことで二重は広く見えます。

        手術による調整をご希望の場合は、眉毛下にて再度皮膚の切除が可能ならば、再手術を行います。

        ※ただし、眉毛下でたくさんの皮膚を取り除いても、二重が広がる幅には限界がありますことを御了承ください。 

        眉毛の下がり具合や、額のタルミが原因で上記の方法で調整が行えない場合は、二重を作る手術(埋没法や全切開)やブローリフト、前額リフトをご考慮下さい。
        タルミを取り除くため、上まぶたの皮膚に余裕がなくなり、まぶたが完全に閉じなくなる事があります。
        対応
        目が閉じない期間は、目の乾燥を防ぐためにお渡しする処方薬をご使用下さい。

        通常は、1~3 ヶ月で日常生活に支障がない程度に治ります。
        上まぶたのたるみを取り除くと、皮膚が引き上がるため、二重のくい込みが浅くなることがあります。
        対応
        二重のラインが薄くなり修正をご希望の場合は、埋没法や全切開法で二重のラインを固定されることをご考慮下さい。
        二重の上に被さる皮膚が少なくなりますと、二重の折れ込みが浅くなり、目頭や目尻の二重の長さが短くなることがあります。
        対応
        二重に被さるタルミが少なくなることで生じる必然的な結果です。
        眉毛が下がることが原因で目尻や鼻のつけ根にシワが増えることがあります。
        対応
        眉毛が下がることが原因で目尻や鼻のつけ根にシワが増えることがあります。気になる場合は、ヒアルロン酸注入やボトックス注入をご考慮下さい。

        また、状態により、ブローリフト や 前額リフトやシワの部分の皮膚を直接切り取る手術などをご提案させて頂く場合があります。
        切開後のキスアトが広がる、段差が出来る、盛り上がるなどが生じる可能性があります。
        対応
        ◆ステロイド注 射(ケナコルト)

        赤く盛り上がったキズを平らにする処置を行います。

        効果が出るまで、1ヶ月に1回の治療を繰り返す可能性があります。

        またステロイドの副作用として、皮膚や傷が凹む、細かい血管が浮き出るといったことがあります。


        ◆CO2レーザー照射(術後4 ヶ月以降)

        キズアトの段差を削って、なめらかにする効果があります。処置後は3ヶ月程赤みがあります。


        ◆切開法(術後4 ヶ月以降、傷の赤みが消えたうえで)

        再度切開し、キズアトを切り取り、丁寧に縫い直します。

        ※傷を完全になくす事は不可能であり、目立たなくするという目的であることをご了承下さい。また、個人の体質的な要因が大きいため、キズアト修正には限界がありますことをご理解ください。
        切開した眉毛下の周囲は、眉毛が生え揃うまで(術後1 ヶ月~3 ヶ月程)、毛膿炎が起きることがあります。
        対応
        毛膿炎が生じた場合は、状態に応じて薬を処方させて頂きます。
        皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が出てくることがあります。
        対応
        そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに来院して頂き、抜糸を行なわせて頂きます。
        赤み・腫れ・痛み・熱感が強くなる、または長く続く時は感染が疑われます。
        対応
        感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは、新たに切開し膿を出す処置を行います。
        術後に傷のなかで出血しますと、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
        対応
        出来るだけ早く処置する必要があります。その際は再度傷を開け、溜まった血液を排出します。
        稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
        対応
        傷が開いた場合は、再度、縫合いたします。
        大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
        対応
        白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
        大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
        対応
        白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
        手術前に比べ、(もともと二重の方は)二重が広くなる・まぶたがスッキリする・眉毛と目の距離が近くなることで、お顔の雰囲気が変わります。
        対応
        上まぶたのタルミをとることで生じる自然な変化です。目と眉毛が近づいた事を修正されたいとご希望の場合は、ブローリフトや前額リフトをご提案させて頂きます。

      料金表

      Photos

      • 目と鼻のビフォーアフターの症例画像(正面)
        • 上まぶた
        • クマ治療
        • 鼻先
        • 鼻修正術
        担当医 仲宗根 美佳
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        下眼瞼切開+ミッドフェイスリフト
        ¥770,000
        鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
        ¥990,000
        鼻尖縮小術
        ¥330,000
        鼻 修正代
        ¥220,000(状態により料金が異なります)
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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      • 上眼瞼リフトのビフォーアフターの症例画像(正面)
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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        • 埋没二重
        • 上まぶた
        • 目頭
        担当医 前田 珠未
        費用内訳・リスク
        埋没法
        4点固定 ¥132,000
        (片側のみ ¥79,200)
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        目頭切開法
        ¥275,000
        違和感 / しびれ / 腫れ / しこり など
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        • 上まぶた
        • 埋没二重
        担当医 積山 真也
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        埋没法
        4点固定 ¥132,000
        (片側のみ ¥79,200)
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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        • 上まぶた
        担当医 鈴木 明世
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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        • 上まぶた
        • 下まぶた
        • 目尻
        担当医 積山 真也
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)
        皮膚側 ¥440,000
        目尻切開法
        ¥308,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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        • 上まぶた
        担当医 積山 真也
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        担当医 積山 真也
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • クマ治療
        担当医 前田 珠未
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        下眼瞼脱脂術
        結膜側 ¥330,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • クマ治療
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        下眼瞼脱脂術
        結膜側 ¥330,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • クマ治療
        担当医 梅本 泰孝
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        下眼瞼脱脂術
        結膜側 ¥330,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • 切開二重
        • 目尻
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        上眼瞼ROOF切除術
        ¥220,000
        全切開法
        ¥330,000
        目尻切開法
        ¥308,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • 埋没二重
        • クマ治療
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        埋没法
        4点固定 ¥132,000
        (片側のみ ¥79,200)
        下眼瞼脱脂術
        結膜側 ¥330,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 切開二重
        • 上まぶた
        • 下まぶた
        担当医 福田 慶三
        費用内訳・リスク
        スカーレス(睫毛上二重切開)
        ¥330,000
        上眼瞼ROOF切除術
        ¥220,000
        グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)
        皮膚側 ¥440,000
        わずかな左右差 / 食い込みが深い浅い / しこり など
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        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 埋没二重
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        埋没法
        2点固定 ¥88,000
        (片側のみ ¥52,800)
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        違和感 / しびれ / 腫れ / しこり など
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        • 上まぶた
        • クマ治療
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        下眼瞼切開術
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
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        • 上まぶた
        • 埋没二重
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        埋没法
        4点固定 ¥132,000
        (片側のみ ¥79,200)
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • 切開二重
        • 目頭
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        全切開法
        ¥330,000
        目頭切開法
        ¥275,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • 目頭
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        目頭切開法
        ¥275,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • 目頭
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        目頭切開法
        ¥275,000
        雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 など
        症例の詳細を見る
        • 上まぶた
        • 目元その他
        • フェイスリフト
        担当医 李 政秀
        費用内訳・リスク
        眼瞼下垂
        目 修正代
        ¥110,000
        状態により料金が異なります
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        前額部エンドリフト
        ¥660,000
        違和感 / しびれ / 腫れ / しこり など
        症例の詳細を見る
        • クマ治療
        • 上まぶた
        • フェイスリフト
        担当医 福田 慶三
        費用内訳・リスク
        下眼瞼切開術
        ¥550,000
        上眼瞼リフト(眉下切開)
        ¥385,000
        前額部ミニリフト
        ¥660,000
        腫れ / へこみ過ぎたと感じる / 小じわが増える など
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        FAQ

        • 上眼瞼リフトは二重の形や幅は変わりますか?

          二重の形は変わりませんが、幅は広くなります。
          二重の形はもともとの形を維持しますが、たるんだ皮膚がなくなることにより、その分二重の幅は広くなります。
          わざとらしいと二重になることはなく、すっきりとした自然な目元に仕上がります。一重まぶたの方は、一重のままたるみを改善します。

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        施術を探す

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        Doctor

        目尻切開  切開効果が大きく、後戻りもしない最新タレ目尻拡大術  Part2

        前回のブログ(目尻切開 効果が大きく後戻りもしない最新術式 Part1)でもお話ししたように、従来の目尻切開は単純に目尻を切って外側に広げる手術でした。

        それに対し、今私たちが行っている目尻切開は簡単に言えば目尻を外に引っ張り、さらに下方向にも移動可能な手術です。

        下眼瞼には前回のブログで説明したグレーラインのすぐ下に瞼板という硬い板のような組織があります。

        瞼板

        この瞼板は、瞼を支える骨格のような役割を果たしています。

        同じ構造は上眼瞼にもあり、埋没法の瞼板法という術式の際に聞かれたことがある方もいらっしゃると思います。

        この瞼板は前述のとおり硬いしっかりとした組織で、グレーラインにつながっているため、瞼板を外に引っ張ればグレーラインもそれに伴って外に動きます。

        つまり、目尻切開の際に、瞼板を外に引っ張ることによって下眼瞼のグレーラインそのものを外側に移動させ目尻を広げるのがこの術式です。

        さらに言えばグレーラインの外に目尻を作るのではなく、グレーラインそのものを外側に動かすのがこの手術のポイントです。

        当然外に引っ張るためにはそれをどこかに固定する必要があります。

        ご自分の目尻を指で触っていただくと、目尻のすぐ外に骨をさわれると思います。

        これは目を収めている眼窩の周囲を構成する骨で、この部分は頬骨の一部になります。

        眼窩の周囲を構成する骨
        骨膜

        骨にはその表面に骨膜という硬い丈夫な膜があります。

        この骨膜に瞼板の外縁を固定することで下眼瞼のグレーラインを外側に移動させます。

        ここでもう一つ大切なことがあります。

        目尻の位置を外に移動させるだけであれば、目尻を切開せず上下のグレーラインのつながりを保ったまま瞼板と骨膜を固定するだけでいいように思えます。


        でも、この方法には大きな問題があります。

        それは上眼瞼のグレーラインを外に引っ張ると、目が開きにくくなるということです。

        ご自分で今の目尻を外に引っ張ていただくと、このことが簡単にわかっていただけると思います。

        明らかに、上まぶたが下がっていわゆる下垂したような状態になりましたよね。

        上眼瞼のグレーライン
        下眼瞼のグレーラインを外に引っ張る

             

        つまり、下眼瞼のグレーラインを外に引っ張ることは問題なくても上眼瞼のグレーラインを外に引っ張ってはいけないということです。

        ですから、この術式では下眼瞼と上眼瞼の間は従来の術式と同様、一旦切り離して下眼瞼のグレーラインだけを外に移動させます。

        そのため上眼瞼に関しては従来の術式同様、切開で広がった部分にはグレーラインは存在しなくなります。

        しかし、前回のブログの最初で触れたように、上眼瞼は元々まつ毛でグレーラインそのものがあまり見えていないこと、さらにまつ毛は外に伸びるため、上眼瞼の切開で広がった部分はまつ毛で隠れ目立ちません。

        この術式を前回同様、イラストにしてみました。(まつ毛は省略しています)

        目尻切開のイラスト

        稚拙なイラストで申し訳ありません💦

        上の矢印のラインで切開し、下眼瞼の瞼板を外側の眼窩の骨膜に固定することで、下眼瞼のグレーライン自体が新しい目尻の位置まで移動しています。

        イラストのように上眼瞼の広がった目尻にはグレーラインが存在しませんが、実際の目ではこの部分はあまり目立ちません。

        ここで、この術式の特徴とメリットを整理してみたいと思います。

        前回従来の術式の問題点を3つ挙げました。

        改めて挙げると

        1.目尻切開で広げた部分は細く見た目に分かりにくい

        2.後戻りしやすい

        3.切開で広げた部分はグレーラインが存在しない

        では新しい術式でこれらの問題点が解消できたか検証してみましょう。

        まず1ですが、瞼板の固定位置を下方に下げることによって上下のスペースを従来の術式より広げることができます。

        2についても、瞼板と骨膜を強固に固定することで、後戻りを防げます。

        3については先ほどからお話ししているように、少なくとも見た目に目立つ下眼瞼のグレーラインは新しい目尻の位置まで存在します。

        というわけで、ほぼ従来の術式の問題点を解決できていると思います。

        さらにプラスアルファのメリットがあります。

        これは問題点の1でも触れたことですが、瞼板をどの高さの頬骨の骨膜に固定するかによって目尻の高さを変えることができます。

        このことをイラストで説明します。

        目尻切開の目尻の高さの違い

        左から順番に、瞼板と骨膜の固定位置を下げています。

        これだけでかなりイメージが変わります。

        つまりこの術式では、目尻を外に広げるだけでなく、下げることも可能です。

        目尻を下げる手術として目尻靱帯移動術がありますが、この手術を行わなくても目尻切開だけで目尻の位置を大きく下げることができます。

        そして、下げれば下げるほど目尻の縦方向のスペースは広がります。

        上のイラストの固定位置の違いで、どのくらいスペースの広がりに差があるかを見てみましょう。

        目尻切開の目尻のスペースの違い

        目尻切開で広がった部分を水色で塗っていますが、かなり違いますよね。

        だからと言ってあまり固定位置を下げすぎると、不自然な目になってしまうので注意が必要です。

        当院では手術の前には、どの程度下がった感じがご自身の好みに合うのかをシミュレーション画像を用いて確認しているのでご安心ください。

        では最後にこの術式で手術している目尻切開の実際のモニターの方を見てみましょう。

        それぞれの症例で、正面と斜めからの術前後写真を提示しました。

        それぞれの症例でご希望される目尻の高さが違うので、変化の程度には違いはありますが、

        外方向に目尻は広がるだけでなく、目尻の位置が下がることで縦方向にも広がって、いわゆる「タレ目尻」になっています。

        下まぶたのグレーラインも、手術で広がった新たな目尻位置ギリギリまで伸びているので、まつ毛が目尻まで存在していることもお分かりいただけるお思います。

        モニター1 22歳女性

        目尻切開のモニター1

        モニター2 39歳女性

        目尻切開のモニター2

        モニター3 26歳男性

        目尻切開のモニター3

        ヴェリテクリニックでは、すべての手術において今現在の技術に満足することなく、より優れた技術を絶えず追求しています。

        この目尻切開も数年後にはさらに進化を遂げているかもしれません。

        ヴェリテクリニックの二重整形・目元整形の症例

          • 切開二重
          • 目頭
          • 目尻
          • 下まぶた
          担当医 李 政秀
          費用内訳・リスク
          全切開法
          ¥330,000
          目頭切開法
          ¥275,000
          目尻切開法
          ¥308,000
          グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)
          結膜側 ¥440,000
          腫れ / 食い込みが深い浅い / まつ毛の外反 / たるみ / 目頭が見え過ぎると感じる / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
          症例の詳細を見る
          • 目尻
          • 下まぶた
          担当医 前田 珠未
          費用内訳・リスク
          目尻切開法
          ¥308,000
          グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)
          結膜側+下眼瞼脱脂(結膜側)※同時施術 ¥605,000
          腫れ / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
          症例の詳細を見る
          • 目尻
          担当医 積山 真也
          費用内訳・リスク
          目尻切開法
          ¥308,000
          腫れ / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
          症例の詳細を見る
          • 目尻
          担当医 鈴木 明世
          費用内訳・リスク
          目尻切開法
          ¥308,000
          腫れ / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
          症例の詳細を見る
          • 埋没二重
          担当医 前田 珠未
          費用内訳・リスク
          埋没法
          4点固定 ¥132,000
          (片側のみ ¥79,200)
          違和感 / しびれ / 腫れ / しこり など
          症例の詳細を見る
          • 埋没二重
          担当医 崔 乗奎
          費用内訳・リスク
          埋没法
          4点固定 ¥132,000
          (片側のみ ¥79,200)
          違和感 / しびれ / 腫れ / しこり など
          症例の詳細を見る

          このコラムに関連する施術

          二重整形・目元整形
          二重埋没法(切らない二重術)
          目尻切開法

          切開フェイスリフトモニター募集【李医師】

          李医師の切開フェイスリフト

          対象施術

          フェイスリフト(切開リフト)

          ①頬部フェイスリフト

          通常価格 ¥990,000~¥1,320,000(税込)

          →最大40%OFF

          ②頬部+頸部リフト

          通常価格 ¥1,320,000~¥1,650,000(税込)

          →最大40%OFF

          対象医師

          李政秀 医師

          対象院

          銀座院名古屋院大阪院

          ※モニターには審査がございます。

          ※カウンセリング代、検査代、麻酔代は別途かかります。

          ヴェリテクリニック
          統括院長 兼 名古屋院院長
          李 政秀医師
          所属院
          銀座院名古屋院大阪院
          日本外科学会認定医 / 日本抗加齢医学会認定 日本抗加齢医学会専門医 / 日本形成外科学会会員

          はこのような方におすすめ

          • 顔全体のたるみが気になる
          • 頬やフェイスラインのもたつきを改善したい
          • 口元のしわ・ほうれい線を目立たなくしたい
          • 部分的なリフトでは物足りない

          Photos

            • 輪郭セット
            • エラ
            • フェイスリフト
            担当医 李 政秀
            費用内訳・リスク
            輪郭3点
            頬骨形成(頬骨削り)
            ¥1,320,000
            エラ削り
            ¥1,100,000~¥1,320,000
            アゴ骨切り
            中抜/中抜+前出し ¥1,210,000
            頬部+頸部リフト(リガメント法、ディーププレーン法、MACSリフト)
            ¥1,650,000
            腫れ / しびれ / 骨切りの段差 / 内出血 / 違和感 など
            症例の詳細を見る
            • フェイスリフト
            担当医 李 政秀
            費用内訳・リスク
            頬部+頸部リフト(リガメント法、ディーププレーン法、MACSリフト)
            ¥1,650,000
            ミッドフェイスリフト
            ¥550,000
            症例の詳細を見る
            • フェイスリフト
            • 脂肪吸引
            担当医 李 政秀
            費用内訳・リスク
            頬部リフト(リガメント法、ディーププレーン法、MACSリフト)
            ¥1,320,000
            脂肪吸引(頬部・下顎部) 
            頬部 ¥330,000
            腫れ / しこり / 痛み / 熱感 / 内出血 など
            症例の詳細を見る
            • フェイスリフト
            • 脂肪吸引
            • 輪郭その他
            • 口角挙上
            担当医 李 政秀
            費用内訳・リスク
            頬部リフト(SMAS法、スタンダード法)
            ¥990,000
            脂肪吸引(頬部・下顎部) 
            頬部 ¥330,000
            下顎プロテーゼ
            オーダープロテーゼ+固定術 ¥550,000
            プロテーゼ抜去
            他院の場合 ¥165,000
            口角挙上術
            ¥330,000
            あごボトックス(ナボタ)
            ¥22,000
            腫れ / しこり / 痛み / 熱感 / 内出血 / 腫れ アレルギー / 異物感 / 違和感 / 戻り など
            症例の詳細を見る
            • フェイスリフト
            • 脂肪吸引
            担当医 李 政秀
            費用内訳・リスク
            頬骨形成(頬骨削り)
            ¥1,320,000
            アゴ削り
            ¥880,000
            頬部リフト(SMAS法、スタンダード法)
            ¥990,000
            脂肪吸引(頬部・下顎部) 
            頬部+下顎部 ¥440,000
            腫れ / しびれ / 骨切りの段差 / 内出血 / しこり / 痛み / 熱感 など
            症例の詳細を見る
            • フェイスリフト
            • 脂肪吸引
            担当医 李 政秀
            費用内訳・リスク
            前額部リフト
            ¥880,000
            他院修正 + ¥220,000
            頬部+頸部リフト(SMAS法、スタンダード法)
            ¥1,320,000
            他院修正 + ¥220,000
            脂肪吸引(頬部・下顎部) 
            頬部+下顎部 ¥440,000
            下顎部 ¥220,000
            頬部 ¥330,000
            腫れ / しこり / 痛み / 熱感 / 内出血 など
            症例の詳細を見る

            About

            ヴェリテクリニックのフェイスリフト(切開リフト)は、耳の周囲など目立ちにくい部位を切開し、皮膚や筋膜に加えてリガメント(靱帯)も同時に引き上げる方法で、リフトアップの強さと持続性を高めます。傷は耳の溝に一致させて目立ちにくくし、頬・頸部のたるみに対応します。必要に応じて頬部と頸部を同時に行い、すっきりしたフェイスラインを目指します。

            当院の施術方法

            耳の周囲の目立たない部位に小さな切開を行い、リガメント法を用いてたるんだ皮膚を引き上げます。
            首のたるみを気にされている方は頬部と同時に行うことで、さらに若々しく、綺麗なフェイスラインに仕上がります。

            step 01

            step 02

            step 03

            step 04

            step 05

            step 06

            ダウンタイムと術後の経過

            • ダウンタイム(頬部・頸部フェイスリフト)
              • 腫れ

                1~2 週間程で目立つ腫れはひいていきます。

              • 内出血

                細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し、紫色になりますが、2~4週間で消失します。

              • ドレーン

                皮膚の中に血が溜まるのを防ぐ為に血を抜く管を挿入します。翌日~3日間留置することがあります。管を抜く際に傷口から出血することがあります。

              • フェイスバンテージ

                1週間、その後は就寝時のみ1ヶ月間装着して下さい。

              • 抜糸

                耳、首、こめかみなど表面の傷口は 1週間後、頭の中の傷口は 2週間後

              • 通院

                1~3 日目(4 日目)・1 週間目・2 週間目

              • メイク

                傷口以外はドレーン抜去の翌日から、傷口部分は抜糸の翌日から可能です。

              • 完成

                4~6 ヶ月

              • 併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。

            • ダウンタイム後の経過(頬部・頸部フェイスリフト)
              • むくみ

                術後 3 ヶ月はムクミがあるためリフトアップによる小顔効果が実感できないことがあります。

              • つっぱり感

                術後 3 ヶ月はつっぱり感のある顔になりますが、徐々になじんできます。

              • 口が開けにくい

                術後 1~3 ヶ月は違和感があり、口が開けにくくなることがありますが、徐々に改善されます。

              • 傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。3~6 ヶ月は傷が硬くなりますが、徐々に改善されます。

              • 併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。

            リスク・副作用

            • フェイスリフト(切開リフト)
              手術後、熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
              対応
              感染が起きた場合は、内服薬の服用、抗生剤の投与、洗浄をします。

              また、感染がひどいケースでは、傷口の一部を再度切開し膿を出す必要があります。
              中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)が出てくることがあります。
              対応
              中縫いの糸が露出した場合、放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院ください。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
              手術後、傷の下で出血し大量の血が皮膚の下に溜まってしまい、こぶのように紫色に腫れ上がることがあります。

              放置しておくと、皮膚が引っ張られ過ぎて血行が悪くなり皮膚が壊死する可能性がある為、緊急に処置が必要になります。
              対応
              傷口の一部を再度切開し、溜まった血を排出する処置を行わせて頂きます。
              皮膚を引っ張って傷を縫い合わせる為、傷口の緊張が強く、皮膚の血行が悪くなります。その為、傷口付近の皮膚が壊死し、黒いかさぶたになることがあります。喫煙、術後の強い腫れ、大量の血が溜まるといったことが起きますと、引き上げた皮膚の血行が悪くなり、壊死する危険が高くなります。
              対応
              皮膚が壊死した場合は、状態により必要な処置をさせて頂きます。ほとんどの場合、壊死する範囲は小さいので、周りの皮膚が伸びてきて傷がふさがるのを待つことになります。その間、傷の治りを早める軟膏をお渡ししますので1 日2 回塗って下さい。

              壊死してしまった部分の傷がふさがると赤黒い傷跡になります。傷跡は半年かけて徐々に白くなっていきます。

              大変稀なことですが、壊死した範囲が非常に大きい場合は植皮移植をさせて頂くこともあります。
              フェイスリフトでは耳の周りの切開線に向かって皮膚を引っ張りますので、切開部より離れた部分ほどシワが残る可能性があります。

              特に鼻唇溝、マリオネットラインのシワは切開部より離れている為、改善はあまり期待できません。
              対応
              鼻唇溝やマリオネットラインのシワには、ヒアルロン酸の注入や自己の脂肪注入をおすすめいたします。
              口を開けたり閉じたりできるよう頬にはある程度のゆるみが必要です。そのゆるみの分だけタルミは残ります。

              術中の腫れが強いた為、あるいは筋膜や皮膚にはりがない為、強く引き上げることができないことがあります。

              その場合もたるみは残ります。
              対応
              術後に残ったタルミをとりたい場合、再度リフト手術をさせて頂きます。

              但し、引き上げれば引き上げるほど傷口に緊張が加わり、H)・I)・L)の症状が出やすい為、やりすぎでない程度のリフトをおすすめいたします。
              骨格やたるみの左右差や術中の腫れの左右差のため、左右同じようにリフトをしてもタルミに左右差が生じることがあります。
              対応
              左右差が気になる場合は、たるみの多い方を再手術させて頂きます。但し、再手術を行っても完全に左右対称にならないことがあります。

              また、再手術で引っ張ると、傷口の緊張が強くなって、傷がケロイドのように赤く盛り上がる、皮膚が壊死する、耳が変形するといったトラブルが起こりやすくなることをご理解下さい。
              術後3 ヶ月程は突っ張り感が強い、目がつり上がっていると感じることがあります。
              対応
              術後3 ヶ月程は突っ張り感が強いのですが、徐々にゆるみが出て馴染んできますのでお待ち下さい。

              6 ヶ月経過しても上がりすぎていると感じる場合、引き上げた頬の皮膚をゆるめて下げる手術をさせて頂きます。

              切り取った皮膚の隙間を埋めるために、皮膚移植が必要となる場合もあります。
              切開部の傷が赤く盛り上がる場合があります。
              対応
              ステロイドの注射をすることにより、傷を平らにする処置を行います。

              ステロイド注射は効果がでるまで1ヶ月間隔で繰り返す必要がございます。副作用としては皮膚が薄くなる、凹む、毛細血管が浮き出るといったことがございます。
              こめかみの生え際や耳の後面で皮膚を縫合しますが、皮膚のたるみが多いとつじつまが合わず、余った皮膚がギャザーのようによじれることがあります。通常半年程でなじんで目立たなくなりますがギャザーが残ってしまうこともあります。
              対応
              半年経過をみて頂くとギャザーは目立たなくなることが多いのですが、それでもギャザーが残ってしまった時には、切開線を延長してギャザーの原因である余った皮膚を切り取って縫い直させて頂きます。
              体質により、髪の毛の生え際を切開した場合、一時的に脱毛することがあります。

              頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、一時的に傷の周囲が脱毛することがあります。
              対応
              傷の周囲の脱毛は半年程でほとんど治まります。頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、最終的に2~5 ミリの脱毛が傷のように残ります。


              ◆ はげてしまった部分の周囲に皮膚の余裕があれば、再度切開し縫い縮めることにより、脱毛部分の幅を小さくすることができます。

              他に植毛という方法もありますので、ご希望の場合にはご相談下さい。
              手術操作の際に顔面神経が引っ張られてしまう場合があります。それによって術後しばらくの間、眉毛の動きや口の動き、笑った時の頬の動きに麻痺(左右差)が出る可能性があります。
              対応
              通常1 ヶ月から半年で自然に収まります。ごく稀に完全には麻痺が回復しないこともあります。麻痺が回復するまでの間、左右のバランスを整える目的で麻痺が出ている箇所とは反対側に、ボトックスを注射する方法もあります。
              手術操作の際に頬の細かい知覚神経を切ることになりますので、頬の表面の知覚が鈍くなります。
              対応
              ほとんどの場合、3~6 ヶ月以内に自然に治まります。ごく稀に完全には元に戻らないこともあります。
              術後にリフトの後戻りが起こる為、時間が経つにつれて耳が下方や前方に引っ張られてくることがあります。

              その為、耳の変形が起こらないように、耳の周囲の皮膚を切り取るときには余りを残すようにしますので、手術直後は耳たぶがよじれたような形になります。
              対応
              2~3 ヶ月で落ち着きます。

              予想以上に後戻りが起きたときには、耳たぶが伸びてしまいます。これに対しては以下のような治療を行わせて頂きます。


              ◆頬にたるみが残っている場合は、再度リフトをしてたるみを耳に向かって引き寄せ、耳たぶの皮膚縫合に緊張が加わらないように処置します。


              ◆頬にたるみが残っていない場合は、伸びてしまった耳たぶの付け根の皮膚を切開し、少し上に持ち上げた部分に耳たぶを付け直すことで対応できます。しかし、耳たぶの下の部分に傷が残りますことをご理解下さい。
              出来るだけ丁寧に縫合しておりますが、肌の性質により傷跡の段差や凹みが起こる場合があります。
              対応
              傷跡の段差や凹みが起こる場合は、CO2 レーザーを照射し、削って滑らかにする、ぼかす等の処置を行わせて頂きます。レーザー処置後は、治療部位に赤みが3ヶ月程残ります。

              レーザーで修正できない程の大きな段差や凹みは、傷を切り取って縫い合わせる処置を行わせて頂きます。
              皮膚を縫い合わせた傷には強い緊張がかからないように、皮下の筋膜やリガメントや真皮に糸をかけて吊り上げておきます。そのため、皮膚の表面に凹みができます。3~4 ヶ月でなじんできて平らになります。しかし、皮膚のゆるみが強いと凹みが残ってしまいます。
              対応
              通常、4 ヶ月程で目立たなくなりますが、それまでの間に修正を希望される場合には、ヒアルロン酸を注射して凹みを浅くする処置をさせて頂きます。

              半年しても凹みが残っている場合には、再度フェイスリフトの傷跡を部分的に切開して凹みの周りを剥離して引き伸ばす処置をさせて頂きます。

            料金表

            ヴェリテクリニック
            統括院長 兼 名古屋院院長
            李 政秀医師
            所属院
            銀座院名古屋院大阪院
            日本外科学会認定医 / 日本抗加齢医学会認定 日本抗加齢医学会専門医 / 日本形成外科学会会員

            医者にとって一番大切なことは患者さんとの信頼関係を築いていくことです。
            その為には1人1人の患者さんに最適な医療を提供していくことと考えています。

            資格・所属

            日本外科学会認定医/日本抗加齢医学会認定 日本抗加齢医学会専門医/日本形成外科学会会員

            経歴
            • 1992年

              金沢大学医学部卒業
            • 1992年

              名古屋大学第一外科
            • 1992年

              静岡済生会病院外科
            • 1996年

              大垣市民病院外科
            • 2000年

              坂下病院外科医長
            • 2001年

              大手美容外科院長 就任
            • 2005年

              ヴェリテクリニック入職
            • 2008年

              ヴェリテクリニック名古屋院院長 就任
            • 2026年

              ヴェリテクリニック統括院長 兼 名古屋院院長
            目尻切開 効果が大きく後戻りもしない最新術式 Part1

            今回はいまヴェリテクリニックで行っている目尻切開についてお話ししようと思います。

            目尻切開については大昔のブログでもお話ししましたが、その時とは術式も変わり、術後の変化も以前より大きくなったので、それについて触れたいと思います。

            ちなみに以前のブログはこちらです

            目尻切開やっても変らないって本当?

            もう一度おさらいを兼ねて、この部分の解剖について触れたいと思います。

            上下眼瞼の瞼縁の形状をよく見てみると、まつ毛の生えている部分の内側の辺縁が淡いピンク色の帯のような形態をしているのが分かると思います。

            上眼瞼はまつ毛で隠れてしまっていることも多いのですが、下眼瞼はほとんどの方が見えていると思います。

            この帯を、gray line(グレーライン) と言います。ピンクなのになぜグレーなのかについては以前のブログで触れたので省略します。

            上眼瞼と下眼瞼

            上下のグレーラインがぶつかる目尻の角(外眼角)を外側方向に切開し、上下を縫い合わせるのが以前の目尻切開でした。

            目尻の角(外眼角)

            この時、少しでも目尻が大きく広がるように上下の皮膚を切除し縦方向に引っ張る術式もあります。

            「以前の」と言いましたが、目尻切開で検索するとほとんどのクリニックでこの術式が載っているので、今でもこれがスタンダードな術式であると思います。

            この術式にはいくつかの欠点があります。以前にも触れたことですが大切なことなので改めて触れておきます。

            一つは目尻切開で横に広げた部分は細く見た目に分かりにくいという事です。

            ちなみに先ほどのイラストで目尻切開による変化はお判りいただけたでしょうか?

            水色のスペースが目尻切開で広がった部分です。

            目尻切開で広がった部分

            目尻に切れ込みができているだけで、上下に大きく広がるわけではないので、正直微妙な変化です。

            上下の皮膚を切り取る事で多少広がり分かりやすくなりますが、それでも限界があります。

            二つ目は後戻りし易いという事です。

            切開した部分の上下が再癒着する事で後戻りしてしまいます。

            先ほども触れたように、切開でできたスペースは狭いので、時間とともに再癒着して後戻りしてしまいます。

            これを防ぐ目的で、グラマラスライン手術(下眼瞼下制術)を同時に行うことを前回のブログでは提案していますが、単独手術ではある程度の後戻りは避けられないと考えています。

            3つ目は、先ほどお話ししたグレーラインが途切れてしまうという事です。

            簡単に言えば、この術式で広げた部分の目尻にはグレーラインが存在しないという事です。

            上眼瞼は元々まつ毛でこのグレーラインが隠れていることが多いのでそれほど問題にはなりませんが、下眼瞼は明らかに途中からグレーラインが途切れ、当然その先の部分にはまつ毛も生えません。

            グレーラインが存在しない

            これについては、手術された当事者でも気づいていない場合も多いのですが、手術を受ける以上事前にこの事実を知っておくべきであると思います。

            私が昔この術式で行っていた時には、術前のカウンセリングで必ずお伝えしていました。

            ここからがいよいよ本題です。

            今現在ヴェリテクリニックでは、この従来の術式の欠点をすべて解消し、なおかつプラスαの効果のある術式で目尻切開を行っています。

            次はこのことについてお話ししようと思います。

            >>目尻切開  切開効果が大きく、後戻りもしない最新タレ目尻拡大術  Part2

            ヴェリテクリニックの二重整形・目元整形の症例

              • 目尻
              担当医 積山 真也
              費用内訳・リスク
              目尻切開法
              ¥308,000
              腫れ / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
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              • 目尻
              担当医 前田 珠未
              費用内訳・リスク
              目尻切開法
              ¥308,000
              腫れ / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
              症例の詳細を見る
              • 埋没二重
              • 目尻
              担当医 前田 珠未
              費用内訳・リスク
              埋没法
              4点固定 ¥132,000
              (片側のみ ¥79,200)
              目尻切開法
              ¥308,000
              違和感 / しびれ / 腫れ / しこり / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
              症例の詳細を見る
              • 下まぶた
              担当医 積山 真也
              費用内訳・リスク
              グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)
              皮膚側 ¥440,000
              逆さまつ毛 / 腫れ / 内出血 など
              症例の詳細を見る
              • 目尻
              • 下まぶた
              担当医 前田 珠未
              費用内訳・リスク
              目尻切開法
              ¥308,000
              グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)
              結膜側+下眼瞼脱脂(結膜側)※同時施術 ¥605,000
              腫れ / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 など
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              • 上まぶた
              • 下まぶた
              • 目尻
              担当医 積山 真也
              費用内訳・リスク
              上眼瞼リフト(眉下切開)
              ¥385,000
              グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)
              皮膚側 ¥440,000
              目尻切開法
              ¥308,000
              雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 腫れ / 内出血 / 逆さまつ毛 / 延ばし過ぎたと感じる など
              症例の詳細を見る

              このコラムに関連する施術

              二重整形・目元整形
              目尻切開法
              グラマラスライン(タレ目形成・下眼瞼下制術)

              小鼻を小さくしても鼻の穴は目立たなくならない?!

              鼻の穴が目立つ原因

              鼻の穴が目立つと一言で言っても、この原因は一つではありません。

              例えば以下のようなタイプがあります。イメージイラストを作ってみました。

              1 シンプルに鼻の穴も大きく目立つタイプ

              2 アップノーズで鼻の穴のある面が正面から見えやすいタイプ(いわゆる豚鼻)

              3 鼻の穴の形が特徴的で、必要以上に存在感が強くなっているタイプ

              1のタイプは単純に小鼻の内側の一部を切除することで目立たなくなります。いわゆる内側の鼻翼縮小です。

              その際、却って小鼻の外側の丸みが増えてしまうタイプの方は、一緒に外側の鼻翼縮小を行う必要があります。

              例えば先ほどの1のタイプであれば、鼻翼縮小の内外両方を行うことで鼻の穴が小さくなり目立たなくなります。

              (写真の黄色が内側切除の位置、青が外側切除のデザインです)
               

              鼻翼縮小のデザイン例

              ここを切ることでイラストのような目立たない鼻になります。

              2のタイプ いわゆるアップノーズの鼻は、正面から鼻の下面が見えやすいのが特徴です。

              そうなると当然ですが鼻の穴が丸見えになります。

              これをイメージできるよう手の平に黒い丸(鼻の穴のつもり)を画用紙で作って貼ってみました。

              少しずつ手のひらの角度を変えてみます。

              手の平に黒い丸(鼻の穴)01
              手の平に黒い丸(鼻の穴)02
              手の平に黒い丸(鼻の穴)03
              手の平に黒い丸(鼻の穴)04

              角度を変えると黒丸の見え方が変わりますよね。つまり黒丸のサイズは一緒でも目立ち方が変わるということです。

              一番上のような見え方は実際の鼻ではありませんが、2番目と3番目くらいの角度の違いでも見え方が大きく変わるのがわかると思います。

              つまりこのタイプは、鼻の穴の大きさより穴のある鼻の下面が正面からよく見えることが目立つ原因なので、鼻翼縮小しても単純に見える鼻の穴が小さくなるだけで、鼻の穴が見えなくはならず、目立つことに変わりはありません。

              ですから鼻翼縮小ではなく、鼻の下面が見えにくくなる手術を行う必要があります。

              具体的には、鼻中隔延長が一番の適応になります。

              この手術は、鼻先を構成している鼻翼軟骨を動かすことで、鼻柱の長さや角度を変えることができます。

              14年前のブログで提唱した「四角い鼻」がそれにあたります。アップノーズな鼻は基本三角形なので、鼻柱を下げることで四角形の鼻にします。

              鼻の変化のイメージ

              鼻の穴のある面が水平に近くなることで穴のある部分の面が下を向くので、正面から見えにくくなります。

              具体的な術式については鼻中隔延長術を参照してください。

              3のタイプで最も目立つのは、鼻孔縁(鼻の穴のふち)のカーブが強く、正面から見て鼻の穴が尖って見える方です。

              このタイプは注意が必要です。

              なぜなら、1のタイプの方が行うような内側の鼻翼縮小を行ってしまうと、鼻翼が内側に寄ることによって鼻孔縁が余計に尖ってしまいます。

              場合によっては尖るだけでなく上に上がってしまいます。

              このタイプの治療は、このカーブをなだらかにすることです。

              鼻孔縁形成のデザイン例

              そのために行うのが、鼻孔縁形成です。

              この手術は、耳介から皮膚と軟骨がセットになった組織を採取し、鼻孔縁の裏側つまり鼻の穴の中に移植して鼻孔縁を下げる手術です。

              詳細は鼻孔縁形成を参照してください。

              鼻の穴の尖った感じがなくなることで、劇的に鼻の穴が目立たなくなります。

              この尖がりタイプの方は、この手術で劇的に鼻の穴の存在感が無くなるので、本当にお勧めで、私の大好きな手術の一つです。

              もちろん、1,2,3のタイプが合わさっているケースもあります。

              この場合、複合的な手術が必要になるケースも少なくありません。

              ご自分がどんなタイプであるのかを手術の前にしっかり把握する必要があります。

              ヴェリテクリニックには、すぐれたシミュレーションソフトがあり、それぞれの手術でどんな変化が得られるのかを術前に視覚的に把握して手術を選択していただけます。

              鼻翼縮小のような組織を切除する手術は、基本後戻りできない治療です。

              後悔のない手術を受けていただけるよう私もできる限り正確に術後のイメージを術前にお伝えするので、皆さんも慎重に治療法を選択してください。
               

              今回、約7年ぶりにこのブログを更新しました。

              様々なSNSで多くの若い先生方が美容外科の治療についてお話しされているのを見て、私の役目は終わったと感じていましたが、あえて動画や写真ではなく、文字で語れるブログだからこそできることが残っているのではないかと再開してみました。

              四半世紀以上この分野に携わってきて、私自身も美容医療に対する考え方や取り組み方が昔とは変わってきたこともあります。

              ですから以前書いた内容と重なることも、最近の私の思いを織り交ぜながら改めて触れていきたいと思っています。

              ヴェリテクリニックの鼻整形の症例

                • 鼻先
                • 鼻翼基部
                • 鼻の穴(鼻孔縁)
                • 小鼻
                担当医 前田 珠未
                費用内訳・リスク
                鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
                ¥990,000
                貴族手術・猫手術(鼻翼鼻柱基部プロテーゼ)
                鼻孔縁挙上術
                ¥330,000
                鼻翼縮小
                内・外・上のうち2箇所 ¥495,000
                腫れ / アレルギー / 違和感 / 鼻閉感 / 異物感 / 内出血 / 傷跡の段差 / つっぱり感 など
                症例の詳細を見る
                • 小鼻
                担当医 積山 真也
                費用内訳・リスク
                鼻翼縮小
                内・外・上のうち2箇所 ¥495,000
                腫れ / 内出血 / 傷跡の段差 / つっぱり感 など
                症例の詳細を見る
                • 鼻筋
                • 鼻先
                • 鼻翼基部
                担当医 福田 慶三
                費用内訳・リスク
                額プロテーゼ
                オーダープロテーゼ ¥660,000
                隆鼻術+眉間プロテーゼ
                オーダープロテーゼ ¥770,000
                鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
                ¥990,000
                貴族手術・猫手術(鼻翼鼻柱基部プロテーゼ)
                鼻翼基部・鼻柱基部肋軟骨移植 ¥440,000
                腫れ / アレルギー / 眉毛が動きにくくなる / 内出血 / ひきつれ / 違和感 / 鼻閉感 / 異物感 など
                症例の詳細を見る
                • 鼻先
                • 鼻筋
                • 鼻翼基部
                • 鼻修正術
                担当医 積山 真也
                費用内訳・リスク
                鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
                ¥990,000
                隆鼻術+眉間プロテーゼ
                オーダープロテーゼ ¥770,000
                貴族手術・猫手術(鼻翼鼻柱基部プロテーゼ)
                オーダープロテーゼ ¥440,000
                鼻 修正代
                ¥220,000(状態により料金が異なります)
                腫れ / アレルギー / 違和感 / 鼻閉感 / ひきつれ / 内出血 / 異物感 など
                症例の詳細を見る
                • 鼻の穴(鼻孔縁)
                • 鼻先
                担当医 李 政秀
                費用内訳・リスク
                鼻孔縁形成術(耳介軟骨移植)
                ¥550,000
                鼻中隔延長術+肋軟骨移植術
                ¥990,000
                腫れ / アレルギー / 違和感 / 鼻閉感 など
                症例の詳細を見る
                • 鼻の穴(鼻孔縁)
                担当医 李 政秀
                費用内訳・リスク
                鼻孔縁形成術(耳介軟骨移植)
                ¥550,000
                症例の詳細を見る

                このコラムに関連する施術

                鼻整形
                小鼻縮小術
                鼻中隔延長術
                鼻孔縁下降術(鼻孔縁形成術)

                蒙古襞(もうこひだ)とは?ある・ないの見分け方と目頭切開で平行二重を作る方法

                ※本記事は、2026年2月時点の最新の医学的知見に基づき、李医師が内容を監修・アップデートしています。

                蒙古ひだ目頭切開

                目頭切開と言う手術があります。簡単に言うと、蒙古(もうこ)ひだと呼ばれる目頭部分の皮膚を切開する手術です。

                蒙古ひだを切ることで眼が大きく見える、離れて見える眼が近づく、二重整形後の二重のラインが平行型になりやすくなるなどのメリットがあります。

                そもそも蒙古襞とは?なぜ日本人には多いの?

                蒙古ひだというのは、形態人類学的にモンゴロイドと呼ばれる人種に特徴的な形状と言われています。実際にネグロイド(黒人系)やコーカソイド(白人系)には見られません。

                ちなみに私の持っている眼科学の教科書には蒙古ひだという言葉は載っていません。代わりに内眼角贅皮(epicanthus)という言葉でこの蒙古ひだの事を説明しています。

                ただし600ページ以上ある本の内容としてはあまりにもそっけなく、たった2行程度で「上眼瞼よりの皮膚の襞が内側に向かうために、内眼角部や涙球が覆い隠される状態。(眼科学 メディカル葵出版)」と説明されているだけです。それ以外ではDown症候群や胎児期アルコール症候群といった先天性疾患の身体的特徴として多少触れられています。

                こういった疾患では通常より極端に発達した蒙古ひだが特徴です。実際、眼科学的に内眼角贅皮というと、こういった疾患に伴う特殊な蒙古ひだを示すことが多く、そのため蒙古ひだ=内眼角贅皮と言いきってしまって良いのか多少疑問が残ります。

                いずれにせよ眼科学の教科書でほとんど触れられていない所からも、機能的にはあまり意味のない器官のようです。

                一説には北方モンゴロイドが寒さから眼を守るために発達したであるとか、砂漠の砂から眼を守るために発達したと言われているので、機能的に全く無意味という事は無いのかもしれません。

                でも、白人や黒人の方々が蒙古ひだが無くて困ったという事は聞かないので、少なくとも目頭切開をして機能的に何か弊害があることは無さそうです。

                目頭部分の解剖|目頭切開で蒙古襞をなくすとどうなる?

                目頭部分の解剖

                この部分(眼の内側)を解剖学的には内眼角部と呼びますが、ここには涙丘というピンク色をした膨らみがあり、その外側には余った涙を一旦貯める涙湖という器官があります。

                白人や黒人ではこういった器官が露出していますが、蒙古ひだのある方はこれらが全体もしくは部分的に隠れています。

                最初にもお話ししましたが、目頭切開は蒙古ひだを切開することで目頭の隠れている部分=内眼角部を出す手術です。

                目頭部分の解剖

                つまりゼロから新しく目頭の形を作り出す訳ではありません。あくまで内眼角部の今まで隠れていた部分が見えるようになった結果として、目頭の形が変わります。

                手術の際に「下方に尖った目頭にしたい。」とか、「内側に大きく開いた目頭にしたい。」など希望をおっしゃる方は多いのですが、あくまで手術で出来るのは、その方の隠れている内眼角を露出させることだけです。

                つまり、その方の元々の内眼角部の形以上に下げたり大きく広げる事はできません。無理に引っ張ることで多少さらに形は変わるかもしれませんが、かなり不自然な状態になってしまいますのでお勧めできません。

                ただし、この蒙古襞の切除の仕方、つまり隠れている内眼角をどんな形に露出させるかを工夫する事で、ある程度であれば術後の目頭の形態をコントロールすることは可能です。

                蒙古襞の無い白人や黒人の内眼角(目頭)の形にも多様性があるように、蒙古襞に隠された東洋人の内眼角にもさまざまな形態があります。

                同じように蒙古襞を切ったつもりでも思った以上に目頭が開きすぎてしまったり、逆にさほど変化が無かったりする事もあるので、術前のカウンセリングでどの程度変わるのか(変わりたいか)、どういった形にしたいかなどドクターと充分相談した上で手術に臨んでいただければと思います。

                目頭切開でおすすめの術式は?

                目頭切開の術式は、大きく分けると2つの方法になります。

                前者の代表的な術式は、内田法やIrit法などです。後者で有名なのはZ法です。

                特に前者にはその切除の仕方で非常に多くの術式があり、それぞれに名前が付いていますが、きりが無いのでここでは省略します。

                前者の方法に共通しているのは、皮膚を切除し引き寄せて縫合するため、術後の傷にひきつれ(緊張)が起こり易い事です。そのため傷に肥厚性瘢痕が生じ目立ってしまったり、引っ張られることで傷の幅が広がると、その分後戻りしてしまいます。

                もちろん、なるべくひきつれが生じないように切除の仕方(形)にいろいろな工夫がされていますが、それでも全く傷に緊張がかからないようにするのは難しいと思います。

                皮膚をずらす(入れ替える)ことで目頭を開く方法

                Z法は字のごとくZ型に皮膚を切開してその上下(前後)の皮膚を入れ替える事で目頭を開く方法です。この術式では、入れ替えの際に皮膚の盛り上がり(ドッグイヤー)が生じた際だけその部分の皮膚を切除する事はありますが、それ以上に大きく皮膚を切除する事はありません。

                ですから、傷に大きな緊張がかからず非常に奇麗に傷が治ります。とうぜん後戻りもほとんどありません。それ以外にも、メリットはあります。

                例えば、もし蒙古ひだを元の形に戻したい時などは、最初の手術と逆に皮膚の入れ替えをすることで、完全とは言えないまでもかなりそれに近い状態に戻すことが可能です。

                皮膚を大きく切除するタイプの目頭切開を行った方も、内眼角の内側の皮膚を逆Zのデザインで切開して蒙古ひだを作る事は可能ですが、最初の手術で皮膚を切除している分この部分の皮膚に余裕がありませんので、元の状態まで戻すのはかなり難しくなります。

                目頭切開のZ形成という手技

                Z形成

                Z形成は瘢痕拘縮・陥凹変形などの治療によく用いられる方法で、基本的には2つの三角皮弁を入れ換えることで2点間の距離の延長を行います。切開線がZ字型になるため、このようによばれています。

                この図は、Z型に切開し(オレンジのライン)、XとYという二つの三角皮弁を入れ替える事で縦軸の長さが伸びていることを現しています。これを利用して拘縮部の伸展などを行います。

                この図をよく見ると、横軸は逆に短くなっている事が分かります。通常の治療で用いる場合とは逆に、目頭切開ではこの横軸が短くなる事を利用します。

                つまり、蒙古ひだの横方向の長さ(幅)を短くするためにこの手技を用います。といってもこの図だけでは何の事か分かりませんよね。

                蒙古襞と涙丘の解剖

                蒙古ひだの解剖

                蒙古ひだは内眼角部を覆う皮膚の膜です。正面から見える蒙古ひだの裏側はどうなっているかといえば、ここにも皮膚があります。

                つまり蒙古ひだは表裏二枚の皮膚で出来ています。これが涙丘の上で浮いている状態といえばなんとなく分かって頂けるでしょうか。この特殊な形態のために、目頭切開のZ法が理解しづらくなっています。

                ではここで、実際の目頭切開のデザインを見てみましょう。

                目頭切開のデザイン

                むらさき色に引いたラインが切開線です(写真左)。するどい方は気付かれたと思いますが、Z法なのにZの形じゃないですね。どちらかと言えばV型です。実は先ほどお話した蒙古ひだの裏側部分に、切開線の続きが隠れています。

                この部分が表に出るよう指で蒙古ひだを内側に引っ張ってみましょう(写真右)。

                すると、もう一本の線が出てきて、切開線のデザインがZ型になりましたね。このデザインに沿って切開を加えたのち、Z形成の要領で三角皮弁の入れ替えを行います。

                目頭切開の手術を体験

                上で説明した入れ替えで目頭が開く部分というのが分かりにくいと思いますので、ここからはイラストと折り紙を使ってこの手術を体験してみましょう。

                まず、折り紙を一枚用意したら、端から1/4位の位置で縦に折ります。

                この折った部分の表裏がそのまま蒙古ひだの表裏になります。

                蒙古ひだの解剖

                次に白紙の紙に大きめに眼のイラストを描いたものを用意します。

                このとき蒙古ひだの無い眼、つまり内眼角部がしっかり見えている状態に描きます。

                蒙古ひだの解剖

                先ほど用意した二つ折りの折り紙で、このイラストの内眼角部を覆うと蒙古ひだのある目頭の完成です。

                とてもシンプルですね。この折り紙を蒙古ひだであると思ってください。

                蒙古ひだの解剖

                この折り紙に写真のように線を引き、これに沿ってハサミでカットします。これがZ法の切開になります。

                といってもこのデザインではZ型になっていませんね。どちらかと言えばV型です。

                でも大丈夫です。先ほどお見せした実際のオペのデザインと一緒で、Zの一辺が裏側に隠れています。

                蒙古ひだの解剖

                一旦、折った部分を戻してみましょう。ハサミでカットしたラインがZ型になっていますね。

                通常の平面でのZ形成と違って、蒙古ひだのZ法は立体的なデザインであるため、奇麗なZではなくやや変形したZですが、それでも角が二つあるという意味ではZ型と表現して良いと思います。

                蒙古ひだの解剖
                蒙古ひだの解剖

                これを再度元の折った状態に戻し、Vの角を支点に下向きの三角が横に向くように折り込みます。

                鶴を折る時にも同じような工程がありましたね。この作業がZ法の皮弁の入れ替えになります。

                蒙古ひだの解剖

                一見一つの皮弁しか移動していないように見えますが、折り紙を広げた状態で考えると二つの三角弁の入れ替えになっています。

                蒙古ひだの解剖

                では、これを先ほどの眼のイラストと合体させて、この入れ替え作業を行ってみましょう。如何ですか。今まで隠れていた内眼角が出てきましたね。

                三角弁の上の方に皮膚(紙)が余っていますが、実際の手術でもこの部分にすこし皮膚が余る(ドッグイヤーと言います)ので、これを切除します。紙と違って皮膚には柔軟性があるので、実際に余る皮膚はほんのわずかです。

                この治療の大きなポイントは、蒙古ひだが無くなっているにもかかわらず、余った少量の皮膚の切除以外に一切皮膚を切り取っていない事です。という事は、従来の方法と違って切除による緊張が傷にかかりません。そのため、非常に奇麗に傷が治りますし、後戻りもほとんどおこりません。

                さらに、もし蒙古ひだを元の形に戻したい時は、同じ傷を切開して最初の手術と逆の手順で元の位置に戻るよう皮膚の入れ替えを行うだけです。ドッグイヤーを切除しているので、完全とは言えないまでもかなり元に近い状態に戻すことが可能です。皮膚を大きく切除している場合にはこういう訳にはいきません。

                目頭切開のZ法のデメリット

                こうお話しすると、Z法が他の方法に比べすべての面で優れているように見えますが、欠点もあります。

                皮膚を切除するタイプの目頭切開は、まず控えめのデザインで始めてみて、足りなければさらに皮膚を追加切除していくことで微調整ができます。つまり、少しずつ形を調整していく事が出来ます。ということは、あまり経験の無いドクターが行ってもそれほど大きなミスにはなりません。

                それに比べZ法のデザインは一発勝負なので、どういうデザインをすれば最終的にどんな目頭になるのかしっかり把握した上で手術を行う必要があります。特にこの手術は通常のZ形成と違いやや変則的なZ形成となるので、こればかりは多少の経験が必要です。このデザインさえきっちりできれば、個人的にはZ法はもっとも合理的な目頭切開の術式であると思います。

                【セルフチェック】私には蒙古襞がある?簡単な見分け方

                鏡でチェック!涙丘(ピンクの肉)は見えていますか?

                牽引テスト(セルフチェック向き)

                鏡を見ながら、目頭の皮膚を指で軽く顔の中心方向に引っ張ります。

                この時に 隠れていた赤い部分(涙丘)はっきり露出、つまり変化があった場合は蒙古襞が存在します。

                この通常時と引っ張った時の違いが大きい方ほど蒙古ひだが大きいと考えられます。

                逆に、引っ張ってもほとんど変化が見られない場合は蒙古ひだが無いか、小さいということになり、この場合目頭切開をしてもほとんど変化はありません。

                蒙古ひだの程度の分類

                蒙古ひだがある目頭は、上眼瞼から下眼瞼にかけて皮膚が連続して目頭を覆っています。

                どこまでかぶさるかによってその程度は異なります。

                蒙古ひだが強いタイプ(完全型)

                蒙古ひだが強いタイプ
                蒙古襞のある目元①

                蒙古ひだが丸く涙丘全体もしくはそのほとんどを隠しているタイプです。

                目頭切開での変化量も大きいため、大きな変化を望まない方は、ある程度蒙古ひだを残す術式の工夫が必要になります。

                中等度に蒙古ひだが存在するタイプ(不完全型)

                中等度に蒙古ひだが存在するタイプ
                蒙古襞のある目元②

                蒙古ひだはありますが、涙丘の一部は普段から見えているタイプです。

                日本人に最も多いタイプで、ある意味ナチュラルともいえます。

                蒙古ひだが無い、もしくは痕跡のみのタイプ

                蒙古ひだが無い、もしくは痕跡のみのタイプ
                蒙古襞のない目元

                皮膚補被覆はないか、あっても涙丘の見え方にほとんど影響しないタイプ。

                このタイプは目頭切開してもほぼ形状に変化はありません。

                蒙古襞が「ある目」と「ない目」の印象の違い

                蒙古ひだがある目のメリット、デメリット

                メリットとしては、適度に蒙古ひだがある目は幼さや優しさを強調するので、目元の印象が強くなりすぎず、マイルドになります。

                適度なサイズの蒙古ひだは、日本人の目としてはナチュラルに見えやすいこともメリットの一つです。

                デメリットとしては、目が離れて見えやすいこと、小さく見えること、平行型の二重が作りにくいことなどが挙げられます。

                蒙古ひだが無い目のメリット、デメリット

                メリットとしては、目の横幅が広がることで目が大きく見えます。

                適度に涙丘が露出することで、シャープ・大人っぽい印象になります。

                無理に幅を広げすぎずに、平行型の二重を作りやすくなります。

                デメリットとしては、目がきつい印象になることがあります。もともと目と目の間が近い方はさらに近づくことで寄り目になってしまいます。

                憧れの「平行二重」と蒙古襞の深い関係

                蒙古ひだがある方が平行二重を作るためには、かなり二重幅を広くする必要があります。

                基準としては、目を閉じたときに現れる上眼瞼側の蒙古ひだの始まりより上方に二重を作ることです。

                人によっては、かなり幅広の二重になるため、不自然な二重やハム目になりやすく、後戻りの可能性も高くなります。

                つまり、ある程度蒙古ひだが強い方にとってのナチュラルな二重は末広型ということです。

                また、蒙古ひだが残った状態で平行型の二重を作ると、目頭側の二重のラインが二股に分かれて見えることが多く、これも不自然に見える要因になります。

                二重ラインが二股に分かれて見える例①
                二重ラインが二股に分かれて見える例②
                二重ラインが二股に分かれて見える例

                目頭切開を行う場合でも、蒙古ひだをある程度残した自然な目頭切開の場合には、完全な平行型よりミックス型レベルの方がナチュラルに見えやすいのでお勧めです。

                蒙古ひだをある程度残した自然な目頭切開の症例

                ヴェリテクリニックの二重整形・目元整形の症例

                  • 切開二重
                  • 目頭
                  担当医 李 政秀
                  費用内訳・リスク
                  全切開法
                  ¥330,000
                  目頭切開法
                  ¥275,000
                  腫れ / 食い込みが深い浅い / まつ毛の外反 / たるみ / 目頭が見え過ぎると感じる / 内出血 など
                  症例の詳細を見る
                  • 埋没二重
                  • 上まぶた
                  • 目頭
                  担当医 前田 珠未
                  費用内訳・リスク
                  埋没法
                  4点固定 ¥132,000
                  (片側のみ ¥79,200)
                  上眼瞼リフト(眉下切開)
                  ¥385,000
                  目頭切開法
                  ¥275,000
                  違和感 / しびれ / 腫れ / しこり / 雰囲気の変化 / 突っ張り感 / 内出血 / 目頭が見え過ぎると感じる など
                  症例の詳細を見る
                  • 目頭
                  担当医 積山 真也
                  費用内訳・リスク
                  目頭切開法
                  ¥275,000
                  目頭が見え過ぎると感じる / 腫れ / 内出血 など
                  症例の詳細を見る
                  • 切開二重
                  • 目頭
                  担当医 梅本 泰孝
                  費用内訳・リスク
                  全切開法
                  ¥330,000
                  +脱脂 ¥440,000
                  +ROOF又は脂肪切除 ¥550,000
                  目頭切開法
                  ¥275,000
                  腫れ / 食い込みが深い浅い / まつ毛の外反 / たるみ / 目頭が見え過ぎると感じる / 内出血 など
                  症例の詳細を見る
                  • 目頭
                  • 目尻
                  • 切開二重
                  • クマ治療
                  担当医 田中 宏典
                  費用内訳・リスク
                  目頭切開法
                  ¥275,000
                  目尻切開法
                  ¥308,000
                  全切開法
                  ¥330,000
                  下眼瞼脱脂術
                  結膜側 ¥330,000
                  目頭が見え過ぎると感じる / 腫れ / 内出血 / 延ばし過ぎたと感じる / 逆さまつ毛 / 食い込みが深い浅い / まつ毛の外反 / たるみ / へこみ過ぎたと感じる / 小じわが増える など
                  症例の詳細を見る

                  このコラムに関連する施術

                  二重整形・目元整形
                  二重埋没法(切らない二重術)
                  二重切開法
                  スカーレス(二重形成)
                  目頭切開法

                  目尻切開やっても変らないって本当?

                  目尻切開という手術は「やってもあまり変わらない手術」という評価が世間一般にはあるようです。

                  実際、過去にこの手術を受けた経験のある方の中にも、「手術したけど、あまり変化を感じない。」とか、「以前と変わったのは分かるけど、期待した程ではない。」とおっしゃる方がたくさんいます。

                  では、なぜ目尻切開にはこういったネガティブな評価が多いのでしょうか?本当に変化がそれほど無いのでしょうか?


                  目尻切開と目頭切開の差

                  目尻切開と言う手術は、その名の通り「目尻、つまり目の外側を切開して外(側方)に向かって目を大きくする手術」です。

                  同じような考え方で、内側に目を広げる手術を目頭切開と言いますが、この二つの手術は名前こそ一字違いですが、実は全く違う手術です。

                  目頭切開

                  目頭切開をされた方は、程度の差はありますが、まず術後変化を認識されます。

                  この理由は、目頭自体の構造にあります。目頭側には、白目の内側に涙丘というピンク色の粘膜があり、東洋人の多くは、この部分の一部(もしくはすべて)が蒙古ひだという皮膚が作る膜で隠れています。これを切開し、隠れていた涙丘を露出するのが目頭切開という手術です。

                  つまり、もともと目頭には蒙古ひだで隠されている部分があるため、これを露出する事によって大きな変化が得られるという事です。

                  それに対し、目尻には、蒙古ひだやそれによって隠される涙丘のような構造はありません。

                  目尻切開

                  では、目尻側はどういった構造になっているのでしょうか。

                  目尻の一番外側を外眼角と言います。

                  ご自分の目尻触っていただくと分かりますが、外眼角のすぐ外には骨があります。

                  これは眼を囲む眼窩骨で、この外眼角と眼窩骨の距離は2から4ミリ程度しかありません。

                  目尻切開

                  この部分の皮膚の直下には、眼球との間に小さなポケット(結膜円蓋部)があります。

                  ポケットと言っても、眼球と皮膚の裏側の粘膜は通常接しているので、普段からそこに大きな空間が存在している訳ではありません。

                  自分で目尻を外に引っ張っていただくと、このポケットが確認できます。

                  このポケットを覆う皮膚を切開して隠れている白目を出すのが目尻切開です。

                  ただし、先ほどもお話ししたように外眼角と眼窩骨の間は非常に狭く、当然このポケットの幅もごくわずかです。つまり、このポケットを開放しても、それによって見える白目はほんの少ししかないということです。

                  一つ目の答えが見えてきましたね。そうです。元々隠れている部分が大きい目頭に対し、隠れている部分が少ない目尻切開は、目頭切開ほどの変化が無くて当然なのです。

                  因みに、元々蒙古ひだが無い西洋人であれば、目頭切開してもあまり変化は期待できません。そういう意味では、目尻切開はある意味西洋人に目頭切開をするような治療と言えなくもありません。

                  では、シミュレーションで検証してみましょう

                  目尻切開シミュレーション

                  シミュレーションを使って目尻切開を再現してみましょう。まず、アップでお見せします。左は、シミュレーション前、右が後です。

                  如何ですか。けっこう開いていますね。明らかに窮屈だった目尻が外側に広がったのが分かります。

                  目尻切開シミュレーション

                  術後の充血や浮腫や傷周囲の赤みといった修飾の無い、形状の違いだけのシンプルな手術前後の比較をしていただきたかったので、あえてシミュレーションにしてみましたが、実際の手術での平均的な変化に近いと思います。

                  今度は上がシミュレーション前で下が後です。

                  おや、なんとなく前後の写真の差が分かりにくくなってしまいましたね。

                  目尻切開シミュレーション

                  では、さらに遠景にして、顔全体で確認してみましょう。

                  アップではあれほど大きく変わっていたはずの目尻の違いがほとんど分からなくなってしまいましたね。

                  この原因はいくつかあります。

                  一つには、目尻切開で広げる部分は、元々周囲より奥まった深い谷間になっていて、切開した部分が分かりづらいことがあります。人によっては既に術前からこの谷間が目の一部に見えていることもあります。

                  二つ目は、この部分が上まぶたのまつ毛や皮膚で隠れやすいということが挙げられます。特に大きなつけまつ毛をされているとほとんど隠れてしまいます。

                  それ以外でも、元々アイラインやアイシャドウなどで、目を外側に大きく見えるようなメークをしている方はにとっては、目尻切開で広がった部分は元々手術前から目尻に見えていた部分であるため、変化をあまり体感できません。

                  つまり、二つ目の理由をまとめると、

                  “目頭切開などに比べ、目尻切開で広がった部分は見えにくいためその効果が分かりにくい”

                  という事です。

                  では、目尻切開はあまり意味の無い手術なのでしょうか?

                  いえ、そんなことはありません。

                  ただし、いくつかポイントがあります。

                  そのキーとなるのは「適応の見極め」と「他の治療とのコンビネーション」です。

                  まず適応についてですが、目尻の円蓋のポケットが元々小さい方は、切開してもそれ以上は広がらないので大きい変化は望めません。

                  目尻切開の適応

                  これは、ご自分で目尻を外に引っ張っていただければ確認できます。引っ張って露出した部分が白目ではなくすぐに粘膜になってしまう方は、適応がありません。

                  出来れば最低でも1.5ミリ以上は白目が隠れていないと、手術しても効果が認識できないと思います。

                  目尻切開をした後の目尻の広がり方には、タイプがあります。

                  1. 目尻切開をするだけで、横方向だけでなく上下にも目尻が広がって見えるタイプは、当然見た目の変化も大きく、この治療に向いています。

                  2. 切開してもあまり上下に広がらず、目尻に狭い隙間が出来るだけの方、特に目尻の切開部分が元々見えにくいタイプの方は、ほとんど効果は認識できません。

                  2.のタイプの場合は、どうしたら良いのでしょうか?

                  これが先ほどお話ししたもう一つのキー、つまり「他手術とのコンビネーション」です。横にしか広がらないものを上下に広げて見せるためには当然、上下方向に引っ張る必要があります。

                  目尻切開とグラマラスライン

                  この手術は、「グラマラスライン手術(下眼瞼下制術)」と言われるもので、下まぶたのラインを下げることを目指す治療です。

                  これ自体が下方向に目を大きくすることを目指す治療ですが、目尻切開と組み合わせる事で、相乗効果を目指せます。

                  上まぶたについても、眼瞼下垂手術で上方に眼が開くことで、目尻の切開部分が縦に広がります。

                  目尻切開をされる方に、注意していただきたいポイント

                  一つ目は、通常目尻にあるものが、目尻切開した部分には無くなると言う事です。

                  グレーライン

                  上下眼瞼の瞼縁の形状をよく見てみると、まつ毛の生えている部分の内側の辺縁が淡いピンク色の帯のような形態をしているのが分かると思います。

                  この帯を、gray line(グレーライン) と言います。ピンクなのになぜグレーなのは不思議なところですが、おそらく英語のgrayには顔色などが白っぽいという意味もあるため、やや白っぽく見えるこの帯をそう呼んだのではないかと思います。(あくまで私の想像です。)

                  グレーライン

                  目尻切開では、この上下のグレーラインの交わる部分から外に向かって切開し、目尻を広げます。

                  当然、切開によって新しく出来た目尻にはこのグレーラインが存在しませんし、まつ毛も生えません。

                  ただし、これはそれほど目立つものではなく、治療を受けたご自分でも気付かない事もよくあります。

                  でも、この事を知らずに手術して、後でまつ毛の無い目尻にショックを受けないように、あらかじめ知って頂いておいた方が良いと思います。

                  グレーライン

                  さらに付け加えると、このグレーラインがある部分と無い部分の境界に小さな角が出来る事があります。

                  この角が気になる方は、後日CO2レーザーと言う皮膚を蒸散させるレーザー(黒子をを取る際などにも使用します)でこの部分を削ってなだらかにします。

                  もう一つの注意点は、元の目尻の状態や切開の程度によっては、目尻の結膜が見える事がある事です。

                  元々、目頭と違って目尻側では赤い粘膜(結膜)は見えていないのが普通の状態です。これが目尻切開後に、絶えず露出している状態になる事があります。

                  これには大きく分けて二つのパターンがあります。

                  一つは、目尻ポケットの大きい方に手術を行った際におこります。このタイプに目尻切開を行うと、白目と目尻の皮膚の間にすき間ができ、斜めから見た時などに、この隙間から赤い結膜が見える事があります。

                  もう一つは、隠れている白眼が小さく目尻切開の適応が無い方や、隠れている白目部分以上に切開して無理に目尻を広げた場合に良く見られる症状です。この場合、切開して広げた部分に結膜が不自然に露出した状態になります。

                  これも僅かであれば気になりませんが、度が過ぎるとちょっと異様な雰囲気の目尻になってしまうので要注意です。

                  何事も過ぎたるは及ばざるが如しですね。

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                    • 目尻
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                    (片側のみ ¥79,200)
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