筋膜(腱膜)を縫い付ける皮膚の高さの微妙なズレや、元々の眉の高さの違いによって二重の左右差が起こります。
手術終了後に左右差が無くても腫れや癒着の強さが左右で異なると二重に左右差が生じます。
スカーレス術後、片方のまぶたの内出血や腫れが強い時は、その腫れが左右差の原因となりますので、腫れが落ち着くまでお待ちください。
左右の腫れに違いがなく、二重幅の左右差が気になる場合は、ただちに修正させて頂きます。
二重が狭い側を広くする場合は、スカーレスで作ったラインより高いところに新たに二重を作ります。
二重が広い側を狭くする場合は、スカーレスの傷を再度切開して、二重ラインの裏側の癒着を緩めた上で再度固定を行います。
癒着を解除してもラインの癖が残って予定外重瞼線となる事があります。予定外重瞼線に対しては吊り上げや袋とじといった処置をいたします。
スカーレス術後1ヶ月程はむくみがあり、二重が広くなっていますので、1ヶ月程は経過を見て頂く必要があります。
術後1ヶ月程、経過を見ることをおすすめします。
二重が狭い側を広くする場合は、スカーレスで作ったラインより高いところに新たに二重を作ります。
二重が広い側を狭くする場合は、スカーレスの傷を再度切開して、二重ラインの裏側の癒着を緩めた上で再度固定を行います。
癒着を解除してもラインの癖が残って予定外重瞼線となる事があります。予定外重瞼線に対しては吊り上げや袋とじといった処置をいたします。
スカーレス手術後の二重ラインの食い込みは深くなります。
4~6ヶ月経過してむくみが落ち着き、傷跡が柔らかくなりますと、食い込みは浅くなってきます。
どうしても気になる場合は、二重のラインを作っている箇所の癒着を弱くする処置を行います。
ただし、癒着を弱くする処置を行う事で、二重のラインが薄くなる、またはラインが乱れてしまう可能性があります。
手術後に眉が下がりますと、希望のラインで手術を行っても、まぶたの被さりが大きくなり予定より二重の幅が狭くなります。
眉がどの程度下がるのかを手術前に判断することはできません。
眉が下がったために希望より狭くなった二重の修正をご希望の場合、新たに高いラインで固定を行います。
また、二重のラインを高い位置で固定しても、眉が更に下がって希望通りの広い二重にならない場合がございます。
その場合、二重を広くするためには、ブローリフトや全額リフトをおすすめいたします。
二重のラインが三重になる・元のラインが出現する・切開線とは違う場所にラインが出来る可能性があります。
術後1週間目に、二重の食い込みを深くするため、糸で二重をつり上げる処置を行います。
1週間以上経過した場合では4ヶ月待ってから修正を行います。
その場合は二重を再度切開して、余分なラインの癒着をはがし、二重がしっかり食い込むように糸でつり上げる処置を行わせていただきます。
皮膚の裏側に筋膜(腱膜)を縫い付ける糸はラインを長く持続させる目的で溶けない糸を使用します。この糸が皮膚の表面から透けて見えることがあります。
何年か経過すると、糸の色が薄くなって目立たなくなることがあります。
気になる場合は中縫いの糸を抜去させていただきます。
中縫いの糸を抜去しても癒着が出来ているので、通常はラインが消えることはありませんが、癒着が不十分な場合は二重のラインが薄くなったり消失することがありえます。
皮膚の細胞が糸に絡み込むことによって、稀にアテロームというしこりが出来ることがあります。
アテロームというしこりができた場合は、アテローム除去・処置に伴う埋没糸の抜去・再固定をさせて頂きます。
手術後、赤み・熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行うことがあるため通院していただくことがあります。
膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは新たに切開し、膿を出す処置を行います。
スカーレスの手術後に傷の中で出血すると、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。
そのままにしておくと感染やしこりを作る危険があります。
血が溜まった場合、そのままにしておきますと感染やしこり形成の原因となりますので出来るだけ早く処置する必要があります。
その際は傷を開け、溜まった血を排出します。
大変稀な事ですが、可能性は否定できません。
手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
また、手術中に血を止めるためのバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
大変稀な事ですが、状態に応じた処置や対応を行わせて頂きます。
切開した傷口が癒着したり、傷跡が縮んだりして後戻りが起きますと、目尻切開の効果が物足りなくなります。
後戻りが生じなくても、元々の延長出来る量が、ご希望より小さいために効果が物足りなく感じることがございます。
もっと目尻を延ばしたいと希望される場合は、再度切開をさせていただきます。
※ 延ばせる長さには限界があります。また、目尻に隠れている白目の量以上に切開しても、効果がない、または、目尻のピンクの結膜が見えて、不自然な印象を与えてしまうことがありますことをご理解ください。
目尻に糸が付いている期間は、錯覚により目尻が長すぎると感じることがありますが、抜糸を行うことで気にならなくなります。
目尻に隠れている白目の量以上に延ばすと、目尻のピンクの結膜が見え不自然な印象を与えます。また、目尻でまぶたが緩むことによって、まぶたと眼球の間にすき間ができ、まぶたの裏側のピンクの結膜が見えてしまうことがあります。
目尻を延ばし過ぎたと感じる場合は、目尻を閉じる手術を承ります。
※ ただし、手術前の状態に戻したいと希望されても、完全には元に戻せない場合があります。特に、目尻のピンクの結膜が完全に隠れない場合がありますことを御了承下さい。
目尻を切開した長さや術後の後戻りに左右でズレが起こりますと、目尻の長さや形に左右差が生じます。
目尻部分に左右差が生じた場合、基本的に長さが足りない側(片側)の目尻を再度切開して、調整します。
手術によって内側(結膜側)にまぶたが織り込まれると、逆まつげになる可能性があります。
上まぶたと下まぶたのどちらにも起こる可能性がございます。
逆まつ毛になった場合、基本的に手術後1 ヶ月以上経過を待ってからの判断となりますが、外側の皮膚を取り除く処置をさせて頂きます。
手術により目尻部分のまつ毛が抜けたり、切れたりすることがあります。
細心の注意を払いますが、手術により目尻部分のまつ毛が抜けたり、切れたりする可能性は否定できないことをご理解下さい。
延長した目尻のラインの角が滑らかにならず、段差が出来る場合があります。
延長した目尻のラインの角が滑らかにならず、段差が出来る場合があります。その場合、状態によりCO2 レーザー照射、または、切開法で対処できます。
◆ CO2 レーザー照射:出っ張ったまぶたの組織を削り、目立たなくします。
◆ 切開法:切開して余分な皮膚を取り除き、縫合いたします。
赤み・腫れ・痛み・熱感が強くなる、または長く続く時は感染が疑われます。
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは新たに切開し膿を出す処置を行います。
術後に傷の中で出血しますと、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
出来るだけ早く処置する必要があります。その際は再度傷を開け、溜まった血を排出します。
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
傷が開いた場合は、再度、縫合いたします。
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が出てくることがあります。
そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに来院して頂き、抜糸を行なわせて頂きます。
大変稀な事ですが、可能性は否定出来ません。手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。その場合、状態に応じた処置や対応を行います。
大変稀な事ですが、可能性は否定出来ません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。その場合、状態に応じた処置や対応を行います。
崔 乘奎医師の症例解説
崔 乘奎医師のコメント
全切開(スカーレス)、目尻切開の患者様です。
スカーレスとは、scar(傷)がless(少ない)、切開による二重形成術です。
睫毛の直上を切開して、内部で二重の折れ込みを作って来ます。そうすることで、自然な食い込み具合と、二重のライン上に傷のない瞼を実現出来ます。
まさに埋没と全切開のいいとこ取りのような術式です。
修正にも優れる術式です。