眉毛の下の皮膚を切除し、まぶたのたるみを取る手術です。
傷は眉毛の下のラインに沿ってできるため、目立ちにくいのが特徴です。
主に次のような効果が期待できます。
・たるみが取れて、若々しい印象になる
・まぶたの重さや、目の開けづらさが軽くなる
・すっきりとした二重になる、二重幅を広げることができる
たるみで目が開けづらいと、眉を持ち上げて額にシワを寄せる癖がつくことがあります。
上眼瞼リフトは、こうした状態の改善につながる場合もあります。
※効果には個人差があります。
はい、効果が期待できます。
若い方のまぶたの腫れぼったさは、眼窩脂肪ではなく、次のような部分のボリュームが原因のことがあります。
・まぶた上部の皮膚の厚み
・筋肉
・ROOF(眉下の脂肪)
上眼瞼リフトでこうした厚みのある部分を切除することで、すっきりとした印象を目指せます。
皮膚を切除する「位置」が異なります。
まぶたの皮膚は、上に行くほど厚くなります。
■全切開(二重のラインで切除)
薄い側の皮膚を多く切除するため、ラインの上に厚い皮膚が来て、肉厚で不自然な二重になることがあります。
■上眼瞼リフト(眉下切開)
厚い眉下側の皮膚を切除するため、腫れぼったさも軽減され、自然な仕上がりを目指せます。
目が開けづらくなっている「原因」が異なります。
■眼瞼下垂手術
まぶたを持ち上げる筋肉のゆるみを改善する手術です。
■上眼瞼リフト(眉下切開)
皮膚のたるみ(皮膚弛緩症)を取り除く手術です。
加齢による目の開けづらさは、皮膚のたるみが原因のことも少なくありません。
眼瞼下垂手術を受けても重さが残る方には、上眼瞼リフトが適している場合があります。
傷は眉毛の下にできますが、比較的早い時期に目立ちにくくなります。
同程度の手術(全切開など)と比べて腫れが少なく、多くの方は1〜2週間ほどで通常に近い状態になります。
※経過には個人差があります。
次のような方には適していません。
・筋肉のゆるみによる眼瞼下垂の方
・もともと目と眉の距離が近く、これ以上近づけたくない方(眉下切開では目と眉が近づくため)
目と眉が近い方には、眉の上で皮膚を切除する手術や、額のリフト(前額リフト)が適応になることがあります。
はい、確認できます。
画像でのシミュレーションに加え、当院では「クリップシミュレーション」を行っています。
医療用クリップでまぶたの皮膚を留めて、術後に近い状態を体験していただく方法です。
【確認できること】
・見た目の変化
・目の開けやすさ
・額のシワの変化
・眼瞼下垂と皮膚のたるみ、どちらが原因か
二重の形は変わりませんが、幅は広くなります。
二重の形はもともとの形を維持しますが、たるんだ皮膚がなくなることにより、その分二重の幅は広くなります。
わざとらしいと二重になることはなく、すっきりとした自然な目元に仕上がります。一重まぶたの方は、一重のままたるみを改善します。
眉毛下で取り除ける皮膚のタルミには限界がありますので、思ったよりタルミが残ってしまう場合があります。
手術後の眉毛の下がりや額のゆるみによっても目の上のタルミが残ることがあります。
眉毛下にて再度皮膚の切除が可能ならば、再手術を承ります。
※ただし、眉毛下で切除できる皮膚には限界がありますことを御了承ください。
眉毛の下降や額のタルミが原因で目の上のたるみが増えるため、上記の方法だけでは調整が行えない場合、ブローリフトや前額リフトなどをご考慮下さい。
目を開ける時に額の筋肉を使用している方は、上まぶたに窪みが生じていることがあります。
● 手術後に眉毛が下がる方の場合、手術前と比べると、上まぶたがふっくらしたと感じます。
● 眉毛の位置が変わらない方の場合、手術前と比べると、上まぶたの窪みが大きくなったと感じる事があります。
●手術後に眉毛が下がる方の場合、手術前と比べると、上まぶたがふっくらしたと感じます。
気になる場合は、脂肪の除去(脱脂術)やブローリフト、前額リフトとなります。
●眉毛の位置が変わらない方の場合、手術前と比べると、上まぶたの窪みが大きくなったと感じる事があります。
上まぶたの窪みが気になる場合は、ヒアルロン酸や脂肪を注入する事によって、ふっくらさせることが出来ます。
手術後も額の筋肉を使用して目を開けるクセが抜けない方は、上まぶたの皮膚、特に目頭に突っ張り感を感じます。
目頭部分の突っ張りは、ご自分で眉毛を持ち上げないように意識して過ごされる事で緩和されます。
また、額の筋肉にボトックスを注入することで気にならなくなるので、ご希望に応じて承ります。
通常、タルミの多い目尻側の皮膚を多く切除します。そうしますと、手術前と比べてつり目の印象になります。
つり目のように見えることが気になる場合は、二重(埋没法・切開法)のラインを整える、または、眉毛下で目頭部分の皮膚を追加切除して調整を行います。ただし、眉毛下で切除できる皮膚には限界がありますことを御了承ください。
二重を作る手術ではありませんので、もともとの二重が反映されます。
眉毛の下がり具合や額のタルミに左右差があれば、二重の幅に左右差が生じます。
二重の幅の左右差が気になる場合は、埋没法や全切開法にて調整されることをご考慮下さい。
もともと眉毛の位置に左右差がある方では、手術後も眉毛の高さが揃わないことが少なくありません。また、タルミを取ることによって眉毛の下がる程度は、必ずしも左右同じではありませんので、手術後に眉毛の左右差が生じることがあります。
眉毛の位置の左右差が気になる場合は、ブローリフトをご考慮下さい。
※ただし、修正を行っても完全に左右差がなくなるわけではありません事をご了承下さい。
二重を広げることを目的として、二重に被さっている たるんだ皮膚を取り除いても、眉毛の下がり具合や額のタルミにより、二重の幅が手術前と変わらない、もしくは狭く見えることがあります。
二重の幅が広くならない場合、術前と同じように、眉毛を持ち上げて頂くことで二重は広く見えます。
手術による調整をご希望の場合は、眉毛下にて再度皮膚の切除が可能ならば、再手術を行います。
※ただし、眉毛下でたくさんの皮膚を取り除いても、二重が広がる幅には限界がありますことを御了承ください。
眉毛の下がり具合や、額のタルミが原因で上記の方法で調整が行えない場合は、二重を作る手術(埋没法や全切開)やブローリフト、前額リフトをご考慮下さい。
タルミを取り除くため、上まぶたの皮膚に余裕がなくなり、まぶたが完全に閉じなくなる事があります。
目が閉じない期間は、目の乾燥を防ぐためにお渡しする処方薬をご使用下さい。
通常は、1~3 ヶ月で日常生活に支障がない程度に治ります。
上まぶたのたるみを取り除くと、皮膚が引き上がるため、二重のくい込みが浅くなることがあります。
二重のラインが薄くなり修正をご希望の場合は、埋没法や全切開法で二重のラインを固定されることをご考慮下さい。
二重の上に被さる皮膚が少なくなりますと、二重の折れ込みが浅くなり、目頭や目尻の二重の長さが短くなることがあります。
二重に被さるタルミが少なくなることで生じる必然的な結果です。
眉毛が下がることが原因で目尻や鼻のつけ根にシワが増えることがあります。
眉毛が下がることが原因で目尻や鼻のつけ根にシワが増えることがあります。気になる場合は、ヒアルロン酸注入やボトックス注入をご考慮下さい。
また、状態により、ブローリフト や 前額リフトやシワの部分の皮膚を直接切り取る手術などをご提案させて頂く場合があります。
切開後のキスアトが広がる、段差が出来る、盛り上がるなどが生じる可能性があります。
◆ステロイド注 射(ケナコルト)
赤く盛り上がったキズを平らにする処置を行います。
効果が出るまで、1ヶ月に1回の治療を繰り返す可能性があります。
またステロイドの副作用として、皮膚や傷が凹む、細かい血管が浮き出るといったことがあります。
◆CO2レーザー照射(術後4 ヶ月以降)
キズアトの段差を削って、なめらかにする効果があります。処置後は3ヶ月程赤みがあります。
◆切開法(術後4 ヶ月以降、傷の赤みが消えたうえで)
再度切開し、キズアトを切り取り、丁寧に縫い直します。
※傷を完全になくす事は不可能であり、目立たなくするという目的であることをご了承下さい。また、個人の体質的な要因が大きいため、キズアト修正には限界がありますことをご理解ください。
切開した眉毛下の周囲は、眉毛が生え揃うまで(術後1 ヶ月~3 ヶ月程)、毛膿炎が起きることがあります。
毛膿炎が生じた場合は、状態に応じて薬を処方させて頂きます。
皮膚の下の組織を縫い合わせている糸(中縫いの糸)が出てくることがあります。
そのままにしておくと化膿する恐れがありますので、早めに来院して頂き、抜糸を行なわせて頂きます。
赤み・腫れ・痛み・熱感が強くなる、または長く続く時は感染が疑われます。
感染が起きた場合は、抗生剤の投与を行います。膿が溜まっている場合は、必要に応じて傷を再度開ける、もしくは、新たに切開し膿を出す処置を行います。
術後に傷のなかで出血しますと、血が溜まってまぶたが腫れ上がります。血が溜まったままにしておきますと、感染やしこりを作る恐れがあります。
出来るだけ早く処置する必要があります。その際は再度傷を開け、溜まった血液を排出します。
稀に糸が外れて、傷が開いてしまうことがあります。
傷が開いた場合は、再度、縫合いたします。
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に、手術器具が当たる、あるいは糸やまつ毛の先端が当たって眼球の表面に傷がつくことがございます。
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
大変稀なことですが、可能性は否定できません。手術中に血を止めるための電気メスやバイポーラによって発生した熱で、眼球の表面に火傷を作る可能性があります。
白目や角膜の損傷や眼球に火傷が生じた例も報告されています。状態に応じた処置や対応を行います。
手術前に比べ、(もともと二重の方は)二重が広くなる・まぶたがスッキリする・眉毛と目の距離が近くなることで、お顔の雰囲気が変わります。
上まぶたのタルミをとることで生じる自然な変化です。目と眉毛が近づいた事を修正されたいとご希望の場合は、ブローリフトや前額リフトをご提案させて頂きます。
李 政秀医師の症例解説
李 政秀医師のコメント
眉下切開は以前は加齢で瞼が弛んできた方のための手術でしたが、最近は10代20代の方の瞼の腫れぼったさを改善する手術として行う事が増えてきました。
実際私がこの手術を行なっている方のほぼ半分近くがこの世代です。
こういった世代の瞼の腫れぼったさを改善する手術として、以前は眼窩脂肪を摘出するいわゆる脱脂術を行うことが一般的でしたが、この手術の効果は限定的で、この手術で腫れぼったい瞼が劇的にすっきりすることは意外なほど少ないというのが現実でした。
腫れぼったさの要因は、皮膚そのもののボリュームやその下の皮下脂肪、眼輪筋、さらにROOFという眼輪筋の下にある脂肪である事がほとんどで、これを取り除くことで瞼をすっきりさせる手術が眉下切開です。
目が開けやすくなる事で目力もアップする事も多く、写真以上に雰囲気の変化が大きい手術です。