この記事の監修
積山 医師
ヴェリテクリニック銀座院 院長
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鼻は顔の中心パーツであり、顔全体の印象に大きく影響する部分でもあります。
「鼻を高くしたい」「美しい鼻に整えたい」など、鼻の悩みを解決できる鼻整形は人気の美容整形となっています。
しかし、鼻整形を受けたいけど、術後のダウンタイムが気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、鼻整形のダウンタイムについて、術後の経過や過ごし方など、詳しく解説します。
目次
鼻整形術後のダウンタイム経過とギプス固定
まずは、鼻整形後のダウンタイム経過について解説します。
鼻整形の術後、主なダウンタイムの症状は以下のとおりです。
- 痛み
- 腫れ
- むくみ
- 内出血
鼻整形の手術後から腫れなどの症状はピーク2日目です。
むくみや内出血は1~2週間程経過すると、気にならなくなるでしょう。
また、鼻整形を受けた後は患部をギプスでしっかり固定します。
ギプス固定には、腫れや内出血を防ぐ効果があるほか、ダウンタイムの短縮にも繋がります。
手術の内容によってギプスの範囲が異なりますが、術後1週間程はギプス固定を行います。
1〜2週間後には大きな腫れは落ち着いていきますが、腫れが完全に引くまでには1〜3ヶ月程度かかる場合があります。
鼻整形のダウンタイムについて
次に、鼻整形の種類別のダウンタイムについて詳しくみていきましょう。
鼻整形にはさまざまな種類があり、手術の方法によってダウンタイムが異なります。
隆鼻術のダウンタイム
隆鼻術は、鼻を高くしたり、美しい鼻筋をつくる美容整形です。
鼻の穴から鼻柱を切開し、鼻骨の骨膜下にプロテーゼを挿入して1週間固定します。
術後1週間はギプス固定を行い、プロテーゼがずれないように鼻をしっかり固定します。
術後2日目は腫れのピークがあり、2週間程度は腫れやむくみなどの症状が続きますが、時間の経過とともに治っていきます。
また、内出血がある場合は1週間程度経つと、メイクでカバーできるほど目立ちにくくなります。
術後1ヶ月程経過すると、ダウンタイムも落ち着き自然な仕上がりになります。
鼻翼縮小(小鼻縮小)術のダウンタイム
鼻翼縮小術は、小鼻の一部を切り取り、小鼻を小さく見せる美容整形です。
小鼻の外側や内側の目立たない部分を数ミリ程切除し、バランスを調整しながら丁寧に縫合していきます。
術後2日目が腫れのピークです。
むくみは2週間ほどで落ち着いていきます。
鼻翼縮小術は、術後5〜7日に抜糸を行う際、赤い傷跡が残りますが、徐々に目立たなくなります。
気になる場合は、抜糸後からメイクが可能なので、カバーすることもできます。
鼻尖形成術のダウンタイム
鼻尖形成術は、自分の耳介軟骨を鼻尖に移植して、鼻先を整える美容整形です。
使用する軟骨を採取するために、耳の後ろを2cm程切開し、軟骨組織を採取します。
そして、鼻の中を切開し、軟骨組織を移植して形を整えます。
鼻尖形成術は、術後1週間程ギプス固定を行い、2週間程度で少しずつ腫れやむくみが落ち着いていきます。
鼻中隔延長術のダウンタイム
鼻中隔延長術は、耳介軟骨や鼻中隔軟骨、肋軟骨などを移植し、鼻先の高さや向きをコントロールする美容整形です。
鼻柱を切開し、鼻の内部を開いた後、軟骨を挿入して鼻先と鼻の中を縫合します。
鼻中隔延長術のダウンタイムは、約2週間程度です。
術後1週間はギプス固定を行い、4~6ヶ月で完成形となります。
鼻整形のダウンタイムの過ごし方
次に、術後のダウンタイムの過ごし方についてみていきましょう。
ダウンタイムの期間は、傷を修復するだけでなく、きれいな仕上がりにするための必要な時間でもあります。
ダウンタイム中に無理をしてしまうと、傷の回復が遅くなったり、感染によって腫れが長引いてしまう可能性があります。
ダウンタイムをスムーズに過ごすためには、以下のことに注意して安静に過ごしましょう。
日中は座って過ごす
ダウンタイム中に、長時間横になっているとむくみが強くなる傾向があります。
できるだけ寝すぎないようにし、座って過ごす時間を多く取るように心がけましょう。
洗顔
ギプス固定をしている期間は、ギプスを濡らさないように注意し、患部以外をコットンなどでやさしく拭き取るようにしましょう。
ギプスやテーピングが外れた後は洗顔が可能になります。
その際に、ゴシゴシと擦って顔を洗うと、鼻に負担がかかってしまうので、ギプスが外れた後もダウンタイムが完全に落ち着くまではやさしく洗顔を行いましょう。
入浴
シャワーは、鼻を濡らさないように注意し、短時間なら翌日から可能です。
しかし、長時間のシャワーや入浴は血行が促進され、腫れやむくみが悪化する恐れがあります。
そのため、腫れのピースが過ぎる1週間は体を温めないようにしましょう。
激しい運動は控える
術後、腫れや内出血がある時に激しい運動を行うと、血行が促進され、ダウンタイムが長引いてしまう可能性があります。
そのため、術後1週間程はウォーキングなども控え、安静にすることが大切です。
また、ランニングやエアロビクスなどの有酸素運動も術後1ヶ月程度は控えるようにしましょう。
喫煙
喫煙は鼻を刺激し、腫れや傷が治りにくい原因となります。
特にタバコに含まれるニコチンは、血管を収縮する働きがあるので、傷が治りにくく、感染症の発生率が上がります。
電子タバコも同様に鼻に刺激を与える恐れがあるので、きれいな仕上がりにするためにも禁煙しましょう。
鼻整形のダウンタイムに関するよくある質問
ここでは、鼻整形のダウンタイムに関するよくある疑問をピックアップしました。
鼻整形を受けた後、いつから仕事に復帰できる?
鼻整形の施術によってダウンタイムが異なりますが、術後2〜3日は腫れのピークがあり、その後1〜2週間程で少しずつ大きな腫れは引いていきます。
そのため、術後1週間程度はお休みすることをおすすめします。
体を動かす仕事の場合は、傷の回復をスムーズに行うためにも、一定期間安静に過ごすことが大切なので、いつから復帰できるか、術後の診察で医師に相談しましょう。
ダウンタイム中に注意することはある?
ダウンタイム中に鼻をむやみに触ったり、擦ったりすると、患部が感染し、炎症を起こす可能性があります。
感染リスクを抑えるためにも、ダウンタイム中はむやみに患部を触らないように注意しましょう。
特に鼻の中を切開した場合、鼻をかんだりすると、粘膜を傷つけてしまう可能性があるので、完全に傷口が塞がるまでは、鼻をかむのは控えてティッシュでやさしく拭き取るようにしましょう。
鼻整形後にメガネはいつからかけられる?
基本的にはギプスが取れた後は、メガネを使用しても問題ありません。
鼻整形のおすすめ施術
最後に、鼻整形でおすすめの施術を4つ紹介します。
鼻整形には、鼻の高さや長さを出す施術から形や大きさを整える施術など、さまざまな方法があり、悩みに合わせて経験豊富な医師が適切な施術を提案しています。
隆鼻術(プロテーゼ挿入)
隆鼻術(プロテーゼ挿入)の症例画像
担当医:李 政秀
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
隆鼻術+眉間プロテーゼ挿入術(オーダープロテーゼ) | 770,000円 |
感染、血が溜まる、傷口が開く、プロテーゼの飛び出しなど | |
鼻中隔延長術+肋軟骨移植術 | 990,000円 |
感染、アレルギー反応、鼻尖の曲がり、鼻閉感など | |
鼻尖縮小術 | 330,000円 |
感染、血が溜まる、傷跡の盛り上がり、鼻尖の曲がりなど | |
鼻翼縮小術(内・外・上のうち2箇所) | 495,000円 |
感染、鼻の穴の左右差、小鼻の引きつれ感、中縫いの糸が出てくるなど |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
- 鼻筋を高くして整った顔立ちの印象になる
- 一人ひとりの骨格に合わせてオーダーメイドでプロテーゼを制作
- 見た目や感触も自然な仕上がり
隆鼻術とは、鼻筋にプロテーゼ(人工軟骨)を挿入して、鼻筋の通った高い鼻に整える施術です。
ヴェリテクリニックでは、一人ひとりの骨格や希望に合わせてプロテーゼをオーダーメイドで制作しています。
そのため、より自然で美しい鼻に整えることができます。
鼻翼(小鼻)縮小術
鼻翼(小鼻)縮小術の症例画像
担当医:積山 真也
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
隆鼻術+眉間プロテーゼ挿入術(オーダープロテーゼ) | 770,000円 |
感染、血が溜まる、傷口が開く、プロテーゼの飛び出しなど | |
鼻翼基部プロテーゼ挿入術(貴族手術) オーダープロテーゼ | 440,000円 |
感染、プロテーゼのズレ、プロテーゼの違和感・異物感など | |
鼻翼縮小術(内・外・上のうち2箇所) | 495,000円 |
感染、鼻の穴の左右差、傷跡の段差・凹み・ゆがみなど |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
- スッキリとした小鼻に整える
- 鼻の穴を小さくすることができる
- バランスを見て縫合するので、自然な仕上がりになる
鼻翼縮小術とは、小鼻の皮膚を切除し、横に広がった小鼻を整える鼻のサイズを小さくする施術です。
鼻の穴が小さく見えるほか、顔全体がスッキリとした印象になります。
鼻全体のバランスを見ながら丁寧に縫合していくので、術後の傷跡も目立ちにくく自然な仕上がりになります。
鼻尖形成術
鼻尖形成術の症例画像
担当医:仲宗根 美佳
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
鼻尖形成+鼻尖縮小 | 550,000円 |
感染、血が溜まる、鼻尖の違和感、鼻閉感など |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
- 鼻尖の高さや長さを1〜2ミリの範囲で調整ができる
鼻尖形成術は、自分の耳介軟骨を移植し、鼻先に高さや長さを出して鼻先を整える施術です。
鼻中隔延長術
鼻中隔延長術の症例画像
担当医:福田 慶三
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
鼻中隔延長術+肋軟骨移植術 | 990,000円 |
感染、アレルギー反応、鼻尖の曲がり、鼻閉感などなど | |
鼻翼基部肋軟骨移植(貴族手術) | 440,000円 |
感染、血が溜まる、プロテーゼの違和感・異物感、飛び出しなど | |
鼻修正代 | 220,000円 ※状態により料金が異なる |
腫れ、アレルギー反応、違和感、鼻閉感など |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
- 自分の軟骨組織を使用し、鼻先・鼻柱を大きく変化させることができる
- 半永久的に効果が持続する
- 鼻尖縮小や鼻翼縮小の効果も期待できる
鼻中隔延長術とは、自分の耳、胸の部分にある軟骨を採取して鼻の高さや向きを変える施術です。
自分の軟骨組織を使用するので、体内に吸収されず、鼻先の強度を半永久的に維持することができます。
上向き鼻や短い鼻の高さや向きを変えて美しい鼻に整えます。
まとめ
今回は鼻整形のダウンタイムや術後の過ごし方について解説しました。
- 痛みや腫れのピークは手術直後〜3日程度続く
- 大きな腫れは約1〜2週間ほどで落ち着いていく
- きれいに仕上がるまでは1ヶ月〜数ヶ月程かかる場合がある
- ダウンタイム中は無理をせず安静に過ごすことが大切
鼻整形にはさまざまな種類があり、施術内容によってダウンタイムも異なります。
ダウンタイム中は、理想の美しい鼻に仕上げるためにも術後の過ごし方に注意して安静にすることが大切です。
鼻はセルフケアで高くしたり、形を整えることが難しいので、理想の鼻に変えたい方は鼻整形がおすすめです。
ヴェリテクリニックでは、経験豊富な医師が一人ひとりの希望に合わせて最適な施術方法を提案しています。
ダウンタイムや施術方法など、気になることがあればカウンセリングで気軽にご相談ください。