「フェイスラインを小顔にしたいけど、何をすれば小さくなるのか判らない」
フェイスラインの輪郭形成施術を検討している人の中でそうおっしゃる方は少なくありません。例えば、正面からみた頬のフェイスラインを小さくしようとした場合、当然その部分のボリュームを減らすことを考えると思うのですが、何を減らすかについてはいくつかの選択肢があります。
具体的には、脂肪、筋肉(咬筋)、骨(エラの骨=下顎角)の3つになります。本当はこれに皮膚自体のたるみというファクターを加えなければならないのですが、この後の話を単純化するため、今回はあえてこれを外した3つについてお話ししていきたいと思います。
・脂肪を減らす治療にはメソセラピーや脂肪吸引があります。
・咬筋のボリュームを減らしたいのであれば、エラボトックス注射でボツリヌス菌を注射して筋肉を委縮させるか、もしくは咬筋切除という手術を行います。
・骨については、当然エラ削りなどの手術で削らないと小さくなりません。
では、どんなタイプにどんな治療が向いているのでしょうか?これを考える上では、頬のフェイスラインの解剖学的な構造を理解する必要があります。
そこで、今回はCT(コンピュータ断層撮影)画像を利用して、これを確認してみようと思います。体の内部の構造を確認するのにCTは非常に有用です。特に最近は水平だけでなく様々な角度の切断面を見ることができるので、とても助かります。

今回は、水平と垂直の両方のスライスで見ていきましょう。まず、エラの角(下顎角)の高さの水平の断面を見てみましょう。
矢印で示す場所がそれぞれ脂肪、咬筋、エラ骨です。
CTでは、骨は白く、筋肉はグレー、脂肪は黒っぽく写ります。

さらにそれぞれをわかりやすくするため、色分けしてみました。
フェイスラインのボリュームに影響しているものが、前と後ろでは違う事が解ります。
つまり、前から真ん中くらいまでは脂肪、真ん中より後ろになると咬筋、一番後ろの方はエラ骨(下顎角)がフェイスラインに影響しています。

今度は、前方、中間、後方の垂直断面を見てみましょう。
前方では頬全体で脂肪が占める割合が大きいことが解ります。

ここから後方にいくに従って、脂肪が減り咬筋のボリュームが増えてきます。
もう少し後方になると脂肪層が非常に薄くなり、咬筋の占める割合が大きくなります。

一番後方のレベルでは、特に下の方で咬筋より骨の影響が大きくなることが解ります。

つまり、
・頬の前から真ん中あたりががぽっちゃりしている方は脂肪(脂肪吸引)
・真ん中よりやや後方が張っている方は咬筋(エラボトックス、咬筋切除)
・一番後方の下の部分が大きい方は骨を小さくする(エラ削り)
施術に適応があるという事になります。
ご自分がどのタイプか見分けるためには、正面から見たフェイスラインの輪郭が前方から後方までのどのレベルで構成されているかをチェックする必要があります。
つまり、鏡で正面の顔を見て、一番外にある部分がどこかということです。これを簡単にチェックできる方法があります。
鏡を見ながら人差し指の指先で後ろの方から前に向かって頬をなぞっていって、どこで指先が見えるかを調べる方法です。(強く押さずそっとなぞるようにするのがポイントです。)指先が見えたところがフェイスラインのピークという事になるので、指先が最初から見えるようであれば骨、その少し前であれば咬筋、真ん中くらいでやっと見えてくるようであれば脂肪を減らすことがその方の小顔治療の第一選択になります。
単純ですがこれはとても大切なポイントで、この選択の順序を間違えると治療が逆効果になってしまうことや必要ない手術をすることになりかねません。例えば、後方にフェイスラインのピークがあるのに頬の脂肪吸引を先にしてしまうと、頬の前方だけがこけて却ってエラが張って見えたりします。逆に、正面から見てエラのある後方部分がその前のボリュームに隠れて見えないような方が、頑張って骨を削る手術をしても、少なくとも正面から見た顔はあまり小さくなりません。他にも、最後方ではなく、その少し前方にフェイスラインのピークがあるのであれば、骨を削らなくてもボツリヌス菌だけで小顔を目指せる可能性が高いと言えます。
小顔治療を考えている方は、是非一度鏡の前でチェックしてみてください。
つづきは「何を減らせば小顔に見える? PART2~頬の小顔治療」へ
・輪郭形成
・脂肪吸引
・エラボトックス注射
・咬筋切除
・エラ削り
気になる二重ラインを、理想の形へ。
自然な仕上がりに整える、重瞼修正術。
もう一度、自信の持てるまなざしに。
ヴェリテクリニックの重瞼修正術は、他院や過去の手術で生じた二重ラインの不自然さや左右差、ラインの乱れを整える施術です。
患者様一人ひとりのまぶたの状態を丁寧に診察し、皮膚や脂肪の厚み、癒着の有無などを考慮して最適な方法を選択します。
埋没法・切開法いずれの修正にも対応し、自然で美しいラインを再構築します。
他院修正にも積極的に取り組み、満足度の高い結果を追求しています。
重瞼修正術とは、過去に受けた二重まぶた手術の結果に満足できない場合や、時間の経過によりラインが乱れたり消失した場合に、形や位置を整え直す手術です。
皮膚のたるみや癒着、組織の状態を見極めながら、不要な組織を除去したり、固定位置を変更することで、理想的な二重ラインを作り直します。
自然な目元を取り戻し、より調和のとれた印象に導きます。
わたしたちは世間一般でいわれている美容整形・美容外科に対するマイナスイメージやアンチテーゼを本気で覆したいと考えています。
ですから、過去に美容整形の手術を受け、結果に納得できなかったという方とも積極的に関わりたいと考えています。
海外や他のクリニックさんで受けた手術の修正も承ります。
プロテーゼがズレたり、目に違和感があるなど、放っておくと危険な場合もございますので、ぜひお早めにご相談下さい。
また、失敗ではないけれど、デザインを変更したい場合の修正も承ります。
※手術内容によって、他院でのオペ後1ヶ月~4ヶ月ほど経過したのち、カウンセリング予約をしていただきます。
ヴェリテクリニックでは、修正の難易度が高い重瞼手術にも対応できる経験豊富な医師が担当します。
まぶたの内部構造や癒着状態を詳細に把握し、適切な剥離範囲や固定位置を設定します。
埋没法の場合は糸のかけ方・結び方を工夫し、切開法の場合は余剰皮膚や脂肪を適切に処理してラインを安定化させます。
これにより、自然で長期的に持続する美しい二重ラインを実現します。
カウンセリングの際、お困りなこと、不安なこと、どのようになりたいかをご遠慮なくお伝え下さい。
修正手術の場合、瘢痕形成が起きていたり、手術を行った医師により術式が異なるため、手術の難易度が高い場合や、状態によってはご希望通りに仕上げることが難しい場合もありますが、どういったアプローチで修正が可能かどうか医師が的確に判断させて頂きます。
また、複数のドクターで検討しアイデアを出し合うこともあります。
ヴェリテクリニックでは修正手術を得意としており、他院では行えない修正術や症例件数の少ない手術も歓迎しております。
カウンセリングで状態を見させて頂き、患者様のご希望通りに修正ができるかどうかを判断し、再手術によるメリットとデメリットもお伝えしますので、それを踏まえて手術するかしないかを患者様の方でも再度検討して頂けます。
お悩みを抱えることなく、まずはカウンセリングにお越しいただき拝見させて頂ければと思います。
まずは現在の二重ラインやまぶたの状態、左右差、皮膚や組織の厚みを確認します。これまでの施術歴や経過についても伺い、ご希望の形や幅に合わせた修正プランをご案内します。
施術当日は、ご希望の二重ラインをまぶたに描き、左右差やバランスを細かく調整します。目を開閉した際の自然さや表情の動きにも配慮しながら、最終デザインを決定します。
事前に決定したデザインに沿って、まぶたの状態に合わせた修正を行います。ラインの位置変更や形の調整を丁寧に進め、自然で美しい二重を形成します。
術後は腫れや内出血が生じる場合がありますが、時間の経過とともに落ち着きます。日常生活での注意点やセルフケア方法をご案内し、必要に応じて経過の確認や追加ケアを行います。
約 7~10日間 (朝晩にムクミを感じたり目やにが増えたりします)
注射の針が当たるか手術操作によって細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し、切開部周辺から目の周りが紫色になりますが、1~2週間で消失します。また、白目に内出血が出現すると白目の一部が赤く見えますが、こちらも 1~2週間で消失します。
7日目 (切開ライン上についている黒い糸を抜糸します)
7日目
当日から可能ですが、ゴロゴロと違和感があるときは中止して下さい。
アイメイクは抜糸の翌日から、その他の部分は手術の翌日から可能です。
約 3~6ヶ月
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
○腫れやムクミにより 一時的に二重の幅が広すぎる・左右差が生じる・ラインのくい込みが強すぎると感じることがあります。○まれに、視界がぼやけて見える時期があります。角膜の腫れが影響していると考えられますので、腫れが落ち着くと共に改善されます。
手術後も、タルミによって二重幅が狭くなるなど、加齢による変化は引き続き起こります。
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
約 7~10日間 (朝晩にムクミを感じたり目やにが増えたりします)
注射の針が当たるか手術操作によって細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し、切開部周辺から目の周りが紫色になりますが、1~2週間で消失します。また、白目に内出血が出現すると白目の一部が赤く見えますが、こちらも 1~2週間で消失します。
3~7日目(二重のライン上についている黒い糸を抜糸します)
(3日目)・7日目
当日から可能ですが、ゴロゴロと違和感があるときは中止して下さい。
アイメイクは抜糸の翌日から、その他の部分は手術の翌日から可能です。
約 3~6ヶ月
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
○腫れやムクミにより 一時的に二重の幅が広すぎる・左右差が生じる・ラインのくい込みが強すぎると感じることがあります。○まれに、視界がぼやけて見える時期があります。角膜の腫れが影響していると考えられますので、腫れが落ち着くと共に改善されます。
手術後も、タルミによって二重幅が狭くなるなど、加齢による変化は引き続き起こります。
傷の赤みは数ヶ月かけて薄茶色(色素沈着)から白っぽい線へと変化し改善します。
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
約 3日~1週間(朝晩にむくみを感じたり目やにが増えたりします)
手術操作によって細かい血管が傷つくと、皮膚の下で出血し上眼瞼~目の周りが紫色になりますが、1~2週間で消失します。また、白目に内出血が出現すると白目の一部が赤く見えますが、こちらも1~2週間で消失します。
当日から可能ですが、ゴロゴロと違和感があるときは中止して下さい。
基本的に翌日から可能ですが、手術箇所よりメイクの色素が入り込む恐れがあるため、濃いアイメイクは 2~3日控えて下さい。目元以外は当日から可能です。
なし(1ヶ月後に仕上がりを確認するため、検診に起こし下さい)
約 1ヶ月
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
腫れやムクミにより、左右差が生じる、一時的に幅が広すぎる・食い込みが強すぎると感じることがあります。
手術後も、タルミによって二重幅が狭くなるなど、加齢による変化は引き続き起こります。
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
ヴェリテクリニックでは修正手術を得意としております。
修正手術の場合、瘢痕形成が起きていたり、手術を行った医師により術式が異なるため、手術の難易度が高い場合や状態によってはご希望通りに仕上げることが難しい場合もありますが、医師が的確に判断させて頂きます。
ヴェリテクリニックでは、他院では行えない修正術や症例件数の少ない手術も歓迎しております。
頬の小顔治療で最も手軽なのはボツリヌス菌注射です。ボツリヌス菌を注射すると咬筋が委縮し小さくなるという治療ですが、ボツリヌス菌自体には直接筋肉を小さくする効果はありません。
既にご存じな方も多いとは思いますが、ここで改めてボツリヌス菌で筋肉が委縮する原理をお話しします。ボツリヌス菌が産生する毒素から作られる薬剤ですが、この薬剤には筋肉を弛緩させる(ゆるんだ状態にする)ことを目的としています。この作用の原理を専門的に説明すると、「神経筋接合部でアセチルコリンの放出を妨げる事によって神経終末における神経伝達を阻害し、筋肉を弛緩させる。」という事になります。
もう少し簡単に言えば、咬筋にボツリヌス菌を注入すると、神経を伝ってやってきた「咬筋を動かしなさい」という脳からの指令が筋肉に伝わらなくなり、これによってボツリヌス菌が効いている咬筋が動かなくなるという事です。動かなくなったからといって咬筋がいきなり小さくなるわけではありませんが、筋肉は使わないと徐々に衰えて委縮してきます。これは、病気や交通事故などで数週間ベッド上生活を続けるだけで足が非常に細くなってしまう事などでも分かります。
つまり、ボツリヌス菌は「筋肉の動きを弱めることで、筋肉を衰えさせて委縮させる薬剤」です。ですから、ボツリヌス菌を注射して顔が小さくなったと確認できるまでに1カ月ほどのタイムラグがあります。これとは逆にボツリヌス菌の薬剤としての効果が消えたからといって、いきなり顔は元の大きさには戻りません。ボツリヌス菌の効果は6カ月ほど続くのですが、効果が切れて筋肉が動き出すことによってそこから1カ月くらいかけて徐々にボリュームが戻ってきます。
つまり、ボツリヌス菌の効き始めと効果の消失にそれぞれタイムラグがあります。ということは、良い状態で維持していこうとすれば、完全に戻ってから再注入するのでは遅いということになります。ボツリヌス菌の効果が切れると、まだ筋肉自体のボリュームは戻っていなくても、奥歯で噛みしめた時に咬筋の動きが大きく感じられるようになります。このタイミングでボツリヌス菌を注入すると、頬のサイズが元に戻ることなく維持できます。

前回お見せしたCT画像を見ていただくと分かりますが、咬筋は顔の筋肉の中では、側頭筋などと並んで最もボリュームの大きな筋肉の一つです。
ですから、このボツリヌス菌注入は手軽な割に多くの方に効果が表れやすい治療です。
特に、エラの骨(下顎角)がそれほど外に張りだしていないにもかかわらず後方のフェイスラインが大きい方、奥歯を強く噛みしめると顔がホームベース型に見えるタイプ方などは咬筋のボリュームが非常に大きいため、ボツリヌス菌のみでも効果があります。
もう一つ、ボツリヌス菌という薬剤の注意点をお話しすると、ボツリヌス菌はあくまで神経筋接合部という神経の終末に働くため、咬筋全体の動きを一度に止めてしまうものではないという事があります。ですから、ボツリヌス菌が効いているからといって全く咬筋が動かなくなるということはありません。
特に咬筋の大きな方は、一回のボツリヌス菌注入で動かなくできる筋肉量にも限界があります。ある程度までは注入するボツリヌス菌の量に依存して効果も上がりますが、ある一定レベルを超えるとそれ以上は一度にたくさん注入したからと言って効果に差が出なくなります。
実際ヴェリテクリニックでは咬筋にボツリヌス菌を注入する際、100単位というかなり多い量を一度に注入していますが、これでもすべての方で全く咬筋が動かなくなるレベルではありません。
最近は、こういった咬筋のボリュームが大きい方に対して、時間差でボツリヌス菌を注入するという治療を行っています。ボツリヌス菌の効果がまだ十分残っている時期(3か月目くらい)に次の注入を行うことで事でさらなる委縮を目指せます。
もう一つの咬筋に対する治療に筋肉を切除する治療、つまり咬筋切除があります。
口腔内からアプローチし、咬筋を直接切って取り除く術式です。エラの骨切りの際に一緒に行う事が多い治療ですが、単独で行う事もあります。
ボツリヌス菌のように繰り返す必要が無いという点では優位な治療ですが、欠点もあります。

筋肉は、藁束のように筋繊維が束状になって出来ています。
咬筋切除では、咬筋をすべて取ってしまう事は無く、藁束から藁を抜き取っていくように少しずつ間引くように切除していきます。
この時、偏った取り方をしてしまったり、皮膚表面に近い筋肉を大きく間引いてしまうと、フェイスラインが不自然に見えたり、奥歯をかみしめた時などに皮膚表面に不自然な凹凸が出来てしまいます。
自然な形態に見えるように細心の注意を払って切除しても、残った筋肉が再度発達する事によって次第に凸凹になってきたりする可能性もあります。そういう意味ではとても厄介な治療です。
また、近くに顔面神経の下顎縁枝という口元を下方に動かす神経が走行しているため、乱暴に咬筋を切除をするとこれを損傷する可能性があります。
もちろん丁寧な手術を行えば直接損傷することはありませんが、神経は非常にデリケートなので咬筋を引っ張るだけでも一時的に麻痺してしまう可能性があります。
最近はボツリヌス菌治療だけでも繰り返していけば、だんだん戻りにくい状態になって持続するので、リスクを考えると咬筋に対する治療はボツリヌス菌を続けるのが無難かもしれません。
小顔に見えるポイントの一つが輪郭のなめらかさであるというお話をしたことがあると思います。ごつごつした骨格や凸凹した輪郭は実際の大きさ以上に顔を大きく見せます。逆にスムースなフェイスラインは顔を小さく見せます。
そういう意味では、バランスを考えずに部分的にフェイスラインのボリュームを減らすことで、却って顔が大きく見えてしまう事もありえるという事です。
頬でこのような事がもっとも起こ易いのが、脂肪吸引に代表される脂肪のボリュームを減らす治療です。

これを考えるために顔の骨格に注目してみましょう。(サカモト君に登場してもらいます。)
PART1で脂肪が最も多いのは、頬のやや前方であるというお話をしました。骸骨を見ると分かるのですが、この部分は骨格の構造としては最も凹んでいる場所の一つです。
同じように凹んでいる場所にこめかみがありますが、実際、両方とも病気や加齢でやつれてくると凹んできやすい場所です。

頬の真ん中はどうして骨格的に凹んでいるのでしょうか。
これはこの部分が、頬骨と下顎角(エラ)とオトガイ(顎)という三つの隆起した骨に囲まれているからです。

つまり、この頬の中心部は三つの山に囲まれた盆地のような場所という事になります。
この盆地を軟部組織と呼ばれる脂肪や筋肉で埋めているわけです。埋めるものが少なければ、当然実際の頬も凹んで見えます。
軟部組織の量がそれなりにあっても、それ以上にこの三つの山が高ければ結果として凹んで見えることもあります。
女性より男性に頬がこけて見える方が多いのは、骨格がしっかりしている、つまり三つの山が高いことに起因していると言って良いと思います。
軟部組織の中でも、特に脂肪が多い方はこの盆地が平野を通り越して丘になります。
脂肪吸引の適応となるのはこのタイプです。こういった方でも、吸引することで小顔に見えるのは丘が平野になるところまでです。それ以上に脂肪を吸引しすぎで凹んでしまうと、その結果、周りの山が目立ってしまうことになります。
つまり頬骨やエラが却って大きく見えてしまいます。輪郭的にもなめらかさが無くなり、ごつごつとした印象に見えてしまうため、始めにお話しした通り効果が半減してしまいます。
脂肪吸引の適応の有無を見分ける簡単な方法があります。

これは、まず頬骨の真ん中と下顎角(エラ)とオトガイの角を結んだ三角形で出来る面をイメージします。この面から頬が明らかに外側にはみ出している方は、脂肪吸引の良い適応になります。
はみ出していない方が脂肪吸引を行うと、頬が窪んでしまいます。下半分ははみ出しているけど上半分ははみ出していないという方であれば、下側だけ吸引する方が無難です。(上半分、つまり頬骨のすぐ下の脂肪を吸引することで頬骨の張り出しが目立ってしまう事は少なくありません。)
多少凹むくらいは顔がシャープに見えて良いという考え方もありますが、頬は年齢とともにこけて老け顔になる方が多いため、吸引しすぎると将来的に困るかもしれません。
頬骨は削っても小さくならない!? PART1~頬骨の構造輪郭形成施術で頬骨を小さくする手術を一般に「頬骨削り」と表現しますが、私はいつもこの名称に違和感を感じます。なぜなら、頬骨を小さくしたい方の多くが、削るだけの手術ではその希望をかなえることができないからです。
これを説明するためには、頬骨がどんな形をした骨なのかを説明しなければなりません。

という訳で、さっそく彼に登場していただきましょう。
頬骨は、頬骨体部と呼ばれる前方部分(写真オレンジ)と頬骨弓部(写真黄色)とよばれる側方部分に分けられます。
つまり、頬骨の前方への張り出しは体部で、横(側方)への張り出しは弓部であるということです。

これを正面から見るとこうなります。

さらに横から見るとこんな感じです。
頬骨を小さくしたいという場合、大きくて気になっている場所は、たいてい斜め前方から側方への張り出しです。
もちろん前方への張り出しを小さくしたいという方もいらっしゃいますが、この部分は若々しさやかわいらしさを保つ上で、多少はあった方が良い部分です。
逆に、側方への張り出しは、どんな方でもできれば無いに越したことはない部分です。

では、頬骨弓部は実際どんな形をしているのでしょうか。分かりやすくするために下から見てみましょう。

まだ、分かりにくいですね。見易くするために下顎をはずしてみましょう。

さらにアップに。
どうですか。分かりやすくなりましたね。

ここで注目していただきたいのは、頬骨弓部の厚みです。わずか5mm程しかありません。
この模型は実物大ですが、男性をもとに作られているので、これでも厚いほうです。女性の場合はさらに薄い場合がほとんどです。
では、頬骨が横方向に突出している方は、この部分が異常に厚いのでしょうか。
いえ、多少の厚みの差はあるかもしれませんが、ほとんど変わりません。
では、なぜ突出して見えるのでしょうか。
これは、この弓部のカーブに違いがあります。弓と表現するくらいですから頬骨弓部は弓のように弧状にカーブしています。
これはどんな方でも一緒なのですが、大きく横方向に突出している方はこの弓のしなり具合が大きいのです。

つまり、頬骨が横に張り出している方はこんな形をしています。
あれ、先ほどの写真との違いがわかりませんか?

では、二つの写真を重ねてみましょう。

さらに片側を拡大。
分かりやすくするため、イラスト的に表現するとこんな感じです。
これを見て、何かに気付きませんか。

さらに片側を拡大。
分かりやすくするため、イラスト的に表現するとこんな感じです。
これを見て、何かに気付きませんか。


そうです。
頬骨弓部が大きい方は、この部分を削るだけでは頬骨弓部が小さい方と同じ状態にはならないのです!
それどころかただでさえ薄い骨がさらに薄くなってしまい、とても弱くなってしまいます。
元々頬骨弓部は薄く細いため、スポーツや交通事故で骨折しやすい部分ですから、これがさらに薄くなってしまうのはちょっと怖いですよね。
頬骨体部は厚みがあり、ある程度までなら削っても大丈夫な部分なので、前方の突出だけが気になる方(あまりいません)は削る治療で大丈夫ですが、横方向の突出を小さくしたい方が削るだけの治療を受けることは、その効果と安全性の両方で慎重に考えた方が良いかなと思います。
では、どんな治療であればこの弓部の形を大きく変えることが出来るのでしょうか?
つづきは「頬骨は削っても小さくならない!? PART2~削ってダメなら小さくしましょう」へ
”前回までのお話で、削るだけの手術は変化が今ひとつであることはご理解いただけたと思いますが、もう一つの術式、つまり切る手術についてお話します。切る手術とは「頬骨形成」。ここで輪郭形成術の頬骨形成の具体的な術式のお話をしましょう。

頬骨を小さくして小顔になりたい方の多くは、体部外側から弓部にかけての張り出しを小さくすることを望まれます。
この部分を写真で示すとこの赤く色をつけた所です。

これを下から見ると、このような感じです。
何度もしつこくて申し訳ありませんが、頬骨が大きい方はこの部分の曲がりが大きいわけですから、削るだけでは元々小さい方のようにはなりません。

頬骨を小さくするためには、このカーブをできるだけ直線的にする必要があります。
つまり、こんなかんじで黄色のラインで描いたカーブが赤いラインのように直線的になれば良いわけです。

そのためには、まず前方と側方(横方向)の二か所で頬骨を切り離します。

この時、単に切り離すだけでなく、前後で一部骨を切除します。(赤い部分)

そうして小さくなった頬骨を内側に向かってスライドさせていきます。
その時、前後でできた段差は削ってなめらかに仕上げます。

これによって頬骨は直線的になり、この模型のように本当の意味で小さくなります。

前回出ていただいたモニターの方は、まさにこの手術を受けていただいています。
それによって、術前大きかった頬骨が、こんな感じですっきりします。
ここでは頬骨形成の術式について、図解を使って説明していきます。

さきほどの私の描いたイラスト(+写真)では、頬骨が一旦顔の外に採り出されているように思われた方もいらっしゃると思いますが、これは切る部分をわかりやすくするためのイメージ図です。
実際は頬骨は筋肉としっかりつながっているため、この切るという作業はあくまで顔の中で行っていきます。
この頬骨につなかる筋肉は、手術の際に一旦両端を切られることになる頬骨中央部の血流の供給源としてとても大切です。
そのためこの手術の場合、切る部分の骨以外は極力露出せず、あくまで切るのに必要最小限の剥離を行います。

この手術の傷は、口の中ともみ上げに出来ます。
もうすこし細かくお話しすると、前方は口の中から上の歯の歯茎のすぐ上を左右2センチ弱切開し、ここからアプローチします。
横つまり外側はもみ上げの中に隠れる部分を約1.5センチほど切開しここから頬骨に到達します。
小さい傷から最小限の剥離で手術を行っていくわけですから、視野も狭くその分高度な技術が必要となります。ですが、最近は使用する機械が非常に進歩したおかげで以前よりもこの作業が行いやすくなりました。
この、一旦切った頬骨は最終的に小さくなった上で、切ったもう一方の断端とつながれるわけですが、この際の固定は基本的にチタンという金属のプレートを用いて行います。このチタンプレートは骨折した骨をつなぐ場合にも用いられるものです。ですから、削って薄くしすぎてしまいいつ折れるか判らないような状態より、よほど安定していると思います。
頬骨を小さくする際の問題点として、「たるみ」があります。頬骨が顔の内側に入り小さくなる分どうしても頬の肉が下に落ち、その分たるんで見えることがあります。高齢で元々たるみがある方は、頬骨が小さくなる分さらにたるんでしまうことになるため、これが顕著におこります。
これを防ぐために、こういった方にはこめかみのフェイスリフトを併用されることをお勧めしています。この場合はもみ上げの中の切開は行わず、頬骨の外側の切開にはフェイスリフトの傷を利用します。若い方であれば、こういったプラスアルファの手術を行わずとも、頬骨の骨切りにちょっとした工夫を加えることでこの「たるみ」を防ぐことが出来ます。これは、切った頬骨を固定する際、少し上方にスライドさせることによって頬のたるみを引き上げるというものです。弓部につながる筋肉も一緒に引き上げられるため、術後のたるみは最小限に食い止めることが出来ます。

ただし、弓部の「骨切り」のみを行う場合では非常に有効なこういった工夫も、体部から弓部を広範囲に縮小しなければいけない場合には限界がありました。というのも、従来の方法では、弓部は「骨切り」を行い、体部は体部で別に「削る」という作業を行っていました。
そのため、この両方を行う必要がある方に対しては、体部の削る範囲を大きく露出し、さらに弓部の切る部分も剥離せざるおえない訳ですから、その結果どうしても前方の剥離範囲が大きくなってしまいます。こうなると、先ほどお話した「血流」の問題もさることながら、頬骨につながっていた筋肉が広範囲でその支えを失い、緩んでしまい、これが大きなたるみの原因になってしまいます。

これを防ぐために、最近では体部から弓部全体を「骨切り」で小さくするという工夫を行っています。もちろん、同時に上方へのスライドも行います。

つまり、従来の術式と最近の術式では骨切りラインが異なります。
この方法では、頬骨の露出が最小限で済むため従来の方法のような「たるみ」の心配がありません。


これを防ぐために、最近では体部から弓部全体を「骨切り」で小さくするという工夫を行っています。もちろん、同時に上方へのスライドも行います。
この方法では、頬骨の露出が最小限で済むため従来の方法のような「たるみ」の心配がありません。
また、このくの字のラインに沿って全体に骨を一部切除することによって、頬骨の縮小と挙上を同時に行うことが出来ます。
つまり、縦方向に骨を切除することで頬骨のアーチを小さくし、横方向に骨を切除することで頬骨を上に持ち上げます。
今まで何回かに分けてお話してきた頬骨の手術ですが、言いたかったことをまとめると、
ということです。
もちろんすべてお話できたというには余りにもわずかな内容でしたので、疑問に思うこと、お知りになりたい事がある方はぜひカウンセリングの際に直接ご質問ください。
皆さんがどんなことをお知りになりたいかを教えていただけることは、私にとっても勉強になることなのでよろしくお願いします。

エラの骨を削る手術の適応は、見た目のフェイスラインの形態に骨が大きく影響しているかどうかで決まります。
いわゆるエラ張り顔の特徴として、正面から見たときにフェイスラインが角張っていることが挙げられます。
いわゆるホームベース型と言われるタイプです。
一般的にはこの角ばりが顕著なほど手術での変化が大きく、良い適応になります。

横顔は、いろいろなタイプがあって一概にこの形とは言い難いのですが、(タイプについては後ほどお話しします。)一般的には、横顔で顎から耳にかけての骨の形態がはっきりしている方ほど手術後の変化が大きく表れます。
逆に、顔と首の境界が不明瞭で骨の形がはっきり出ていない方は、手術での横顔の変化はあまりありません。(エラ張り顔にはこのタイプはあまりいらっしゃいませんが)
一般的にエラと言っているのは、骨では下顎角という部分になります。
横顔ではこの部分です。

標準的なエラ削りというのは、この下顎角を中心にこの角にある骨を削って小さくする手術です。
当然、削った分だけ顔が小さくなっていく筈で、少なくとも横顔では角が小さくなって目立たなくなります。
ただし、手術でこの下顎角だけを削っても、正面から見たフェイスラインが小さくなるとは限りません。
おまけに、横顔でも、下顎角だけを削って自然なフェイスラインになる方はそれほど多くはありません。
下顎角だけを削っても、正面から見たフェイスラインが小さくなるとは限らない理由については、後述します。
その前に下顎角の形態について少し詳しくお話ししていきたいと思います。


正面と横顔で見た下顎角の位置を、サカモト君(頭蓋骨模型の事です)で示すとこの部分になります。

下顎骨の中での下顎角の位置をもう少し詳しく解剖学的に説明すると、
「下顎骨は、水平な馬蹄形の部(下顎体)と、その後端から上方に向かう部(下顎枝)に分けられ、下顎体の上縁は歯槽部で、下縁は下顎底といいます。そして、下顎底が下顎枝にうつる角の部分を下顎角と呼びます。」
という事になります。

ちなみにこのサカモト君の骨格はとても典型的なエラ張り顔で、手術による変化が出やすいタイプです。
ではどういったタイプを典型的なエラ張り顔と言うのでしょうか?
これはまず、横顔でオトガイからつながる下顎底のラインに対し、下顎角部分が少し突出していることが挙げられます。

また、正面から見るとこの下顎角が下顎骨の全体的なアウトラインからはみ出るように外に張り出しています。
つまり、下顎角が外に向かってエビ反りになった形態をしています。

このエビ反りをCT画像で見るとこんな感じです。
このタイプは、下顎角を削るだけで正面でも横顔でもひとまわりフェイスラインが小さくなります。その意味で非常に効率の良いタイプと言えます。
ただし、エラが張っている方すべてがこのタイプではなく、全く反っていないどころか中には下顎角先端が内側に入り込んでいるタイプまで存在します。こういったタイプは下顎角の削りだけではあまり変化が得られず、下顎角に限定しない広範囲な下顎骨形成が必要になります。
どういったタイプにどんな術式を選択すべきなのか?
この事を分かりやすく理解していただくために、次回はエラの形状を分類してそれぞれのタイプに合った治療法を考えていきたいと思います。
つづきは「エラの骨を削るということ PART2~下顎骨形態のタイプ」へ
下顎骨形態のタイプ分けは以前から試みられています。
日本人のエラに合った分類の一つに、出口正巳先生らの行ったタイプⅠ~Ⅲの分類があります。
これは
という3つのタイプに分類されます。
[タイプⅠ]

このうちタイプⅠはまさにサカモト君タイプ、つまり前回お話しした典型的なエラ張り顔です。
ここで言う骨棘は、前回説明した下顎角が外に向かってエビ反りになった形態を言っています。
[タイプⅡ]

タイプⅡは下顎角だけでなく、下顎全体が厚く外側に張っている状態です。
下顎角はむしろ後内方に回り込んでいるとありますが、こうなっていると正面から見た下顎の角は実際の下顎角より手前になります。
ですから、下顎角部だけ削っても正面から見た顔はあまり変わりません。
実際には、このタイプⅠとⅡの中間レベルの形態もあります。というより、中間レベルが一番多い気がします。
そのため、今回はこのタイプⅡを二つに分けて考えます。
具体的には、体部自体が厚いタイプの内、正面から見て下顎体部から下顎角に向かって少しずつでも外にふくらんでいくタイプをⅡ-Aとし、従来の定義通りのタイプⅡ、つまり下顎角よりもむしろその手前のふくらみが大きく正面から下顎角の頂点か見えないタイプをⅡ-Bとしました。(勝手に定義を変えて申し訳ありません。)
もう少し簡単に表現すると、正面の写真でエラの角に見える部分と横顔での下顎角の角が一致するタイプがⅡ-A、正面から見ると本当の下顎角が内側に隠れてしまい一致しないものをⅡ-Bということになります。
[タイプⅢ]


タイプⅢはオトガイの縦方向の長さが短く下顎底が水平に近くなるため、横顔でエラが直角に見えやすいタイプです。
このタイプはshort&square faceとも呼ばれ、輪郭形成のエラ削りでは少し厄介です。この事については具体的な術式の所で詳しくお話しします。
このタイプⅢもタイプⅡ同様、正面から下顎角が完全に見えないものからわずかでも見えるものまでバリエーションがあります。



タイプⅡやタイプⅢでは、下顎角近傍のエラ削りのみでは正面から見たフェイスラインの変化に乏しい事はさきほどお話ししましたが、この事をもう少し分かりやすくするために、それぞれのタイプで下顎角部を削った場合、正面から見た骨格にどういった変化が現れるか確認してみましょう。(タイプⅢはタイプⅡとほぼ一緒なので省略しています。)
如何ですか。
いわゆる下顎角を削るだけの手術は、タイプⅠ以外では大きな変化が望めない事が分かりますね。
一般にエラ削りと言うと、下額の後方に触れる角の骨を削る手術と思われがちで、実際にそういった手術が多いのが現状ですが、タイプⅠ以外で正面から見た顔を小顔にするためには、下顎体を含めた広範囲な面を削る手術が必要になります。
次回は、実際の手術法についてお話したいと思います。
つづきは「エラの骨を削るということ PART3~骨の構造を知りましょう」へ
バカな質問と思われるかもしれませんが、輪郭形成術のエラ削りという手術では非常に大切なポイントです。
答えはもちろん一つですが、エラの手術でこれが二つになってしまう事があります。
外見上、下額骨の形態は正面より横顔のほうが分かりやすいので、エラ削りの後の輪郭が不自然にならないためには横顔を自然にすることが重要になります。
今日は、エラ削りで横顔が美しく見えるために必要なことをお話ししたいと思います。
[頬の形の差]

横顔で頬の面積が大きく見えやすい方の多くは、頬の形が四角形になっています。

これが横顔の小さい方では三角形に近い形をしています。
この違いは下顎角の位置によって起こります。
つまり下顎角の位置が低ければ低いほど頬が四角形に見えます。
ということは、逆に言えば下顎角を高い位置に持っていくことが横顔を小顔に見せるポイントになるという事です。
下顎角を高い位置に持っていくためには、当然今ある下顎角を削る必要があります。
この時大切なことは、下顎角はあくまで高い位置に持っていくだけで無くしてしまってはいけないという事です。
生まれつき「下顎角が無い」つまり「エラが無い」輪郭はありません。ということは、エラが無くなると通常ではありえない輪郭になります。
そればかりでなく、エラが無いと顎から頸へのつながりがぼやけてしまい、フェイスラインにメリハリが無くなってしまいます。
つまりエラ削りでは、大きく低い位置にある下顎角を削って、高い位置に新たに小さい下顎角を作ることが重要です。
言葉にすると簡単そうですが、下顎角を単純に削るだけでこうなる事はあまりありません。

単純に下顎角だけを削ると、「角」つまり「新たな下顎角」が二つできてしまいます。

ある程度下顎角だけが突出した上の写真のようなタイプ(タイプⅠ)であればそれほど大きくは目立ちませんし、下顎角部分だけでなくもう少し前方まで削る事によってこれを防げます。
それによってオトガイからエラにかけてのフェイスラインもスムースになります。

ちょっと厄介なのは下顎全体がスクエアに大きいタイプ(タイプⅡやタイプⅢ)です。
部分的に突出している所が無いため、かなり前方から削らないと角が二つ出来てしまいます。
特にタイプⅢ(ショート&スクエア タイプ)では、下顎底(下額の下のライン)が水平に近くなるため、オトガイからほぼ下顎全体を削るイメージでいかないといけません。
また下顎全体が大きいタイプには、当然エラだけでなくオトガイ(顎)も大きいという方がたくさんいらっしゃいます。
こういった方がエラだけを削ると、今度はオトガイ(顎)の大きさが目立ってしまう事があります。
そのためこのタイプではさらに削る範囲を広げ、オトガイから下顎ほぼ全域を削る事になります。
こういった広範囲の骨形成を容易にするため、ヴェリテクリニックでは広範囲の骨切りを可能にする術式やそれに必要な独自の器械の開発を行っています。
そのため、削る範囲が大きくなるからと言って手術時間や術後のダウンタイムが長引く事はありません。
実際私自身、7、8年前に比べ、行っている手術自体はより高度で大きな術式になっているにも関わらず、それにかかる手術時間は短くなっています。