症例番号:鼻複合-030
併せて行った施術・その他費用
- 隆鼻術+眉間プロテーゼ挿入術(オーダープロテーゼ)
- ¥770,000
- 鼻中隔延長術+保存軟骨移植術
- ¥770,000
他院修正の場合 + ¥220,000~¥440,000
- 鼻尖縮小術
- ¥330,000
他院修正の場合 + ¥220,000~¥440,000
- 頬部リフト(SMAS法、スタンダード法、MACSリフト)
- ¥990,000
修正の場合 + ¥220,000
- バッカルファット除去
- ¥330,000
隆鼻術のトラブル一覧
A)感染
術後治療部位に「熱感」「赤みが出る」「強い痛み」「強い腫れ」等といった状態が長引く場合は感染が疑われます。
放置すると皮膚が破れて膿が出る、プロテーゼが飛び出す、鼻の穴がひきつれる、鼻の表面が凹む等の症状が出る可能性がある為、必ず治療が必要です。
対応
処置として内服薬服用、抗生剤点滴投与を2週間行います。
膿がたまっている場合には小さく切開して膿を出す処置を行い、その後毎日傷の洗浄を行います。
それでも改善がみられなかった場合は抜去手術を行わせていただきます。
抜去後の再挿入手術の時期に関しては、感染の原因となる細菌が完全に消えてからとなります。
少なくとも抜去手術を行ってから最低4ヶ月間あけてから再挿入手術となります。
B)血が溜まる
術後皮膚の中で出血が起こると、傷の中に血が溜まってしまい、腫れ上がります。
対応
血が溜まってしまった場合は、直ちに鼻の中のキズを開いて溜まった血を排出する処置をさせていただきます。
C)傷口が開く
稀に糸が外れて傷が開いてしまうことがあります。
皮膚の表面の糸は1週間、鼻の中の糸は2週間で抜糸します。
糸が抜けてしまっても傷が開くことは稀です。
しかし、傷口が引っ張られると癒着した傷が開いてしまうことがあります。
対応
糸が外れて傷が開いてしまった場合には、再縫合の処置をさせていただきます。
D)糸が出てくる
プロテーゼを縫い合わせている糸が外に出てきてしまうことがあります。
対応
放置していると化膿する危険がありますので早めにご来院下さい。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
E)鼻筋の曲がり・ズレ
術後1週間は挿入したプロテーゼや軟骨が動かないようにギプスで固定しますが、それでも曲がりやズレが起こることがあります。
対応
「曲がっている」「ずれている」等といった症状がでた場合は、直ちに修正させていただきます。
◆ガス麻酔で眠っていただいたうえで、皮膚の上からプロテーゼを押して位置を直す処置をさせていただきます。
◆それでも改善しなかった場合には、鼻の中の傷を小さく切開して、鼻筋を修正する処置を行わせていただきます。
F)鼻の穴のひきつれ・穴が左右非対称
鼻の穴の中の切開した傷が拘縮してひきつれると、鼻の穴が引っ張られ、左右差を生じることがございます。
特に再手術や感染が起きたケースでは、ひきつれも起こりやすくなります。
対応
術後半年を経過して傷跡が柔らかくなると、鼻の穴のひきつれも治まります。
それでもひきつれが残った時には、皮膚を移植する治療が必要となります。
G)鼻筋の違和感・異物感
術後異物が入ったことにより、違和感(異物感)を感じることがあります。
時間の経過と共に異物感はなくなります。
対応
どうしても異物が入っていることに抵抗がある場合は抜去いたします。
H)鼻筋の高さ・幅・長さ等の見た目の違和感
「高い」「低い」「長い」「短い」「太い」「細い」といったイメージと違う結果になることがあります。
対応
修正をご希望の場合は、傷がまだ癒着していない術後1週間以内、あるいは、炎症が落ち着いた術後4ヶ月以降にプロテーゼの入れ替え手術をさせていただきます。
I)プロテーゼの飛び出し
プロテーゼが突然飛び出すということはありません。
その前に赤く腫れるという症状があります。赤みや腫れは感染やカプセル拘縮が原因です。
そのまま放置すると鼻先や鼻筋の皮膚に穴が開いて膿が出てきます。
更に放置するとプロテーゼが飛び出してきます。プロテーゼが出てきたキズはその後傷跡を残します。
赤みや腫れといった症状が出たときは、プロテーゼが飛び出してくる前に感染を抑える薬を服用するか、プロテーゼを抜去するといった処置をすることが肝心です。
※感染が疑われる場合、すぐにご来院下さい。
対応
感染により皮膚に赤みが出た場合、そのまま放置しておくと、皮膚を突き破ってプロテーゼが飛び出す危険性がありますので、適切な処置が必要となります。
また、サイズが大きい場合も皮膚が薄くなって赤くなり、プロテーゼが飛び出す危険があります。
プロテーゼが飛び出すと、破れた皮膚は後に醜い凹みになることがあります。
お鼻に傷痕や変形を残さないために、プロテーゼが飛び出す前に治療を行うことが大切です。
抜去後の再挿入手術をご希望の場合は、感染の原因となる細菌が完全に消えてからとなります。
少なくとも抜去手術を行ってから最低4ヶ月間あけてから再挿入手術となります。
J)プロテーゼの輪郭が浮き出る
プロテーゼの周りに出来た被膜カプセルの袋に石灰沈着(骨の粒のようなものが出来る)が起きたり、皮膚が薄くなってくると、プロテーゼの形が皮膚の上から透けてみえてきます。
対応
「プロテーゼの輪郭が浮き出てきてしまった」「鼻先が白く変色してきた」といった症状に対して修正をご希望の場合は、抜去手術または入替手術が必要となります。
隆鼻術のよくある質問
ダウンタイムは個人差ありますが、腫れのピークは術後3日目程でその間はギブスで隠れるためご自身で確認出来ません。
術後2週間程は多少の腫れやむくみはありありますが、お化粧でカバー頂ける程度です。
万が一、ズレや曲がりが生じた場合には適正に処置させて頂きます。
術前のカウンセリングにてしっかりご希望をお伝え頂くことがデザインを作る上で重要となります。
術後はほとんどの患者様が希望通りに仕上がっています。
術後の仕上がりに不安の患者様には、術後のシミュレーションとしてまずはヒアルロン酸注入をおすすめしています。
プロテーゼ自体の感触も非常に自然な上、挿入位置も骨膜や皮膚に覆われるため感触の不自然さはございません。
ただし感染を起こしている場合は、まずは抜去のみ行いその後ご状態が落ち着いてからプロテーゼを挿入します。
抜去後、また高さをご希望される際には再手術やヒアルロン酸注入は可能になります。
術後にご希望のデザインが変わったり、感染が原因で抜去された後の再挿入以外には必要ありません。
鼻中隔延長術のトラブル一覧
A)感染
手術後、皮膚の赤み・熱感・痛み・腫れが増し続けたり、その状態が長引く場合は、感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、内服薬の服用、抗生剤点滴の投与を2週間続けて経過をみます。膿が溜まっている時は、鼻の中を切開して洗浄を行います。それでも治まらない場合は、移植した軟骨を除去します。
再度、延長術を希望される場合は、感染の原因となる細菌が完全に消えてからになりますので、少なくとも軟骨除去後4ヶ月経過してからとなります。
再手術の際は、すでに鼻中隔軟骨を摘出してしまっているため、ほとんどの場合、肋軟骨を使用し移植します。
B)アレルギー反応(異物反応)
実際に起きた経験や報告はありませんが、保存軟骨に対する異物反応が起こる可能性は否定できません。
対応
異物反応が起きた場合には、軟骨を除去する処置を致します。
C)血が溜まる
術後に傷の中で出血が起こりますと、皮膚の下に血が溜まって、鼻先、鼻柱、鼻の中粘膜が紫色に腫れあがります。
血液が溜まったままにしておきますと、感染、鼻尖が太くなる、鼻づまりを起こす危険がありますので、早めに治療をする必要があります。
対応
血が溜まっている場合は、直ちに溜まった血を注射器で吸い出すか、もう一度傷を開けて排出します。
D)傷口が開く
稀に糸が外れたり、傷口の治りが悪く傷口が開いてしまうことがあります。
対応
糸が外れ傷口が開いてしまった場合には、もう一度傷を縫い合わせる処置を致します。
E)糸が出てくる
軟骨と自己組織を縫い合わせる糸が露出することがあります。
対応
放置していると化膿する危険がありますので早めにご来院下さい。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
F)鼻尖の曲がり
延長手術をすることで、引き延ばされた皮膚や鼻尖の軟骨が元に戻ろうとする為、延長した軟骨に力が加わり曲がってしまうことがあります。
ヴェリテクリニックのこれまでの症例では、鼻尖が左右に傾くことが、10%程度の確率で生じます。
また鼻の穴の左右差は、20~30%の割合で認められました。
延長量が多くなるほど、また、過去に鼻の手術を受けている方ほど、起こりやすい傾向にあります。
対応
左右に傾いた鼻尖や鼻の穴の修正は容易ではありません。
左右差の修正を希望される場合は、移植した軟骨を削って延長量を短くしてバランスをとる処置をさせて頂きます。この場合延長した鼻が短くなることをご了承下さい。
延長した長さを短くしないで傾きの修正を希望される場合は、更に強力な軟骨を移植する必要がありますので、肋軟骨を採取して移植する処置をさせて頂きます。
※但し、修正手術を行っても完全に左右差をなくすとは困難なことをご理解下さい。
G)鼻の穴のひきつれ
鼻の穴の中の切開した傷が拘縮してひきつれることがございます。特に、再手術や感染が起きたケースでは、ひきつれも起こりやすくなります。
対応
術後半年を経過して傷跡が柔らかくなると、鼻の穴のひきつれも治まります。
それでもひきつれが残った時には、皮膚を移植する治療をさせて頂きます。
H)鼻尖の違和感
延長手術をしたことにより、鼻尖が固定され手術前のように動かなくなるため、違和感を感じることがあります。
特に、笑った時に気になります。
対応
延長手術をしたことにより、鼻尖が固定され手術前のように動かなくなるため、違和感を感じることがあります。
特に、笑った時に気になります。
どうしても気になる場合には、延長した軟骨を除去致します。
I)鼻柱(鼻の穴と穴の間)が分厚くなる
延長手術で軟骨を移植したことにより、鼻柱(鼻の穴と穴の間)が分厚くなることがあります。
対応
鼻柱(鼻の穴と穴の間)が分厚くなってしまい、修正を希望される場合は、移植した軟骨を削る処置をさせて頂きます。
※但し、削ることにより、鼻が短くなる、また、鼻尖が傾きやすくなる可能性があることをご了承下さい。
J)鼻閉感(鼻が通りにくい感じ)
鼻中隔に軟骨を重ねるため、鼻中隔が厚くなります。鼻尖縮小術を併せて行いますと、更に鼻の中の空気が通るスペースが狭くなります。そのため鼻づまりが起こりやすくなります。
特に術後は鼻の中の粘膜が腫れるため、鼻の通りが一層狭くなります。
対応
1~3ヶ月位の時間の経過と共に鼻の中の粘膜の腫れがおさまります。
その間は市販の鼻炎スプレーを使用いただきますと、鼻づまりが軽くなります。
それでも症状が残った場合には、移植した軟骨を削る処置をさせて頂きます。
但し移植した軟骨を一部削る手術をしても、鼻詰まりが完全には治らないことがあることをご理解下さい。
K)鼻柱が凸凹する
鼻の穴の鼻柱の部分に(鼻柱の側面)に膨らみが出来る事があります。
対応
元々の鼻尖軟骨の折れ曲がりが表面に出る・移植した軟骨の角が出っ張る・キズアトが硬く膨らむことが原因です。軟骨が原因の場合は、膨らんで見える余分な軟骨を切り取る事ができます。
L)延長した鼻が長すぎる・鼻尖が高すぎる
できるだけ患者さまのご希望に叶うよう、鼻の延長方向と延長量を相談して決定いたします。しかし、予定した延長量より多少大きくなってしまうことがございます。また、予定通りに軟骨を延長しても、仕上がった鼻が長く、高く感じることもございます。術後3~6ヵ月はむくみの為に大きすぎると感じることが少なくありません。
むくみが落ち着くまで6ヵ月程経過を見ていただく必要がございます。
対応
手術後1週間後もしくは4カ月以降に、移植した軟骨を削ることで調整することができます。
M)延長した鼻が短すぎる・鼻尖が低すぎる
できるだけ患者さまのご希望に叶うよう、鼻の延長方向と延長量を相談して決定いたします。しかし、軟骨の大きさや皮膚のつっぱりのため、十分な高さや長さを得られないことがございます。また予定通りの延長をすることができても、仕上がった鼻が低い、短いと感じることもございます。
対応
手術後半年以降に、皮膚に余裕があれば、鼻尖に軟骨を追加移植することが可能です。
肋軟骨採取が必要な場合もあります。
※さらに長さ・高さを出す為には、引き延ばされる鼻尖の皮膚に余裕があることが条件となります。
その為、修正できる範囲には限界があることをご了承下さい。
N)傷跡が気になる
肌の性質により、傷跡がケロイドのように赤く盛り上がったり、段差や凹みなどが起こる場合があります。
対応
キズアトの修正を希望される場合、下記の方法を用います。
◆ステロイド注射(ケナコルト)
赤く盛り上がったキズを平らにする処置を行います。
効果が出るまで、1ヶ月に1回の治療を繰り返す可能性があります。
また、ステロイドの副作用として、皮膚や傷が凹む、細かい血管が浮き出るといったことがあります。
◆CO2レーザー照射
キズアトの段差を削って、なめらかにする効果があります。処置後は3ヶ月程赤みがあります。
◆切開法
傷の赤みが消えたうえで再度、切開し縫合いたします。
※傷を完全になくす事は不可能であり、目立たなくするという目的であることをご了承下さい。
また、個人の体質的な要因が大きいため、キズアト修正には限界がありますことをご理解下さい。
鼻中隔延長術のよくある質問
1週間ギブス固定があり、ギブス抜去後はむくみはありますがお化粧やマスク等でカバー出来ますので、すぐにお仕事に行かれる方も多いです。
耳介軟骨は耳の後ろの溝部分、肋軟骨は胸のアンダーバストの位置に切開線は出来ますが、傷跡が目立ちにくい場所を選んで採取し、傷跡は時間の経過とともに目立たなくなっていきます
鼻尖の皮膚の厚さや軟骨のご状態、使用する軟骨により異なりますが、5㎜以上延ばすことも可能です。ご希望のデザインを考慮し直接お話しさせて頂きます。
鼻中隔延長に使用する採取量は少量のため、変形や機能障害もきたしません。術後の影響は心配ありません。
普段通りとなりますと術後1カ月程度必要となります。その間は優しく触れることは出来るため、日常生活に大きな支障はないと思います。
移植した軟骨が経過とともにズレや変形、飛び出すことはまずありません。
術中の意識はないため痛みを伴うことはありません。
鼻尖縮小のトラブル一覧
A)感染
治療部位に「熱感」「強い痛み」「強い腫れ」等といった状態が長引く場合は、感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は内服薬の服用、抗生剤点滴投与を2週間続けて経過をみます。
膿が溜まっている場合は、鼻の中を切開して洗浄します。
B)血が溜まる
手術後に鼻尖の傷の中で出血が起こって、血が溜まることがあります。血が溜まりますと、鼻尖が紫色に腫れ上がります。溜まった血をそのままにしておきますと、感染や鼻尖が太くなる原因となります。
対応
溜まった血を注射器で吸い出すか、もう一度傷を開けて排出します。
C)傷跡の盛り上がり
傷がケロイドのように赤く盛り上がることがあります。体質が原因となることもありますが、感染や喫煙、安静を保てなかったことが原因で、傷の治りが悪いと盛り上がりが生じます。
対応
ステロイド(ケナコルト)を注射することで盛り上がりを平らにする処置を行います。
十分な効果が得られるまで、1ヶ月間隔で繰り返す必要があるケースもあります。
ステロイド注射の副作用として、皮膚が凹んでしまう、皮膚表面の毛細血管が浮き出ることがあります。
D)傷跡の段差・凹み
出来るだけ丁寧に縫合しておりますが、肌の性質上により傷跡の段差や凹みが起こる場合があります。
対応
CO2レーザーを照射し、削って滑らかにしたり、ぼかしたりする処置を行わせて頂きます。
レーザー処置後は治療部位に赤みが約3ヶ月間位残ります。
レーザーでは治療できない大きな段差や凹みに対しては、傷を切り取って丁寧に縫い直す処置をさせて頂きます。
こちらの治療を行っても、わずかな段差や凹みが残りますことをご了承下さい。
E)傷口が開く
稀に糸が外れたり、傷口の治りが悪く、傷口が開いてしまうことがあります。
対応
傷口が開いてしまった場合は、もう一度傷を縫い合わせる処置を致します。
F)中縫いの糸が出てくる
中縫いの糸(皮膚の下の組織を縫い合わせる糸)が露出することがあります。
対応
放置していると化膿する危険がありますので早めにご来院下さい。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
G)鼻の穴の左右差・F)鼻尖の曲がり
左右の鼻先の軟骨を縫い合わせる時にずれが生じますと、鼻尖が左右どちらかに傾いたり、鼻の穴に左右差が起こることがあります。
オープン法よりクローズ法で手術を行いますと、ずれや左右差が起こりやすくなります。また、元々左右の軟骨の形や大きさに違いがある場合には、左右差や傾きが起こりやすくなります。
対応
もし左右差の修正をご希望される場合は、再度切開して鼻尖の軟骨を縫い直す処置をさせて頂きます。
できればオープン法での手術をお薦め致します。オープン法では術後に鼻柱に傷跡が残ります。
また、再手術を行いましても、完全に左右差がなくならないことがありますことをご了承下さい。
H)鼻孔縁が上に挙がる
左右の鼻先の軟骨をしばり合わせて鼻先を尖らせると鼻の穴が横長から縦長になる為、正面から見て鼻孔縁が上に挙がってみえることがあります。
対応
気になる場合には、しばり合わせた糸をほどいて尖らせた分を戻すことにより緩和しますが、鼻先は丸くなることをご理解下さい。
また、鼻孔縁形成術をさせて頂きますと挙がった鼻孔を下げることができますが、鼻尖が太くなることがあります。
I)鼻尖上部の皮膚の盛り上がり
左右の鼻先の軟骨をしばり合わせると、鼻尖上部の肉が中央に寄って盛り上がって見えることがあります。
4ヶ月程経つと、むくみが治まり、盛り上がっている部分は小さくなってきます。
対応
気になる場合は、余って盛り上がっている皮膚を外側から切り取る手術を行うことによって、盛り上がりをなくすことができます。切り取った部分に傷ができますが、時間と共に目立たなくなります。
J)鼻尖の皮膚の凹み
鼻尖を縮小する為に脂肪を切除した場合、皮膚と軟骨が強く癒着すると、凹みができることがあります。
4ヶ月程経過をみて頂きますと、傷が柔らかくなり凹みが浅くなってきます。
対応
凹みの修正をご希望の場合には、患者様ご自身の血液から作った多血小板血清(PRP)や、ヒアルロン酸を注入したり、真皮脂肪や軟骨を移植します。
但し、ヒアルロン酸注射によって皮フの血行障害を起こす危険があります。
K)鼻尖の違和感
左右の鼻先の軟骨をしばり合わせることで、鼻尖に硬さがでます。また、鼻尖の皮下脂肪を切除した後にできる瘢痕組織は通常の皮フや脂肪より硬いため鼻尖が硬くなります。鼻尖の硬さを違和感と感じるかもしれません。
対応
時間と共に治まることがほとんどですが、どうしても気になる場合、縫い寄せた軟骨の糸をはずす処置をいたしますが、完全に元の柔らかさに戻らないこともあります。
L)鼻閉感(鼻が通りにくい感じ)
鼻尖の軟骨を縫い合わせることによって、鼻の中のスペースが狭くなり、鼻が通りにくいと感じることがあります。術後3~6ヶ月程経過して、鼻の中の粘膜の腫れが引いてきますと鼻づまりが治まってきます。
この間は市販の鼻炎スプレーを使用して頂きますと鼻づまりが軽くなります。
対応
半年しても症状が残った場合、縫い合わせた鼻尖の軟骨の癒着をはがし、軟骨が広がるように糸で固定します。糸だけでは不十分な時は耳から軟骨を採取して鼻尖の軟骨を補強します。ただし、鼻閉感が完全には取れないことがある事をご理解ください。また、鼻尖の軟骨が広がることにより鼻尖が丸く太くなることをご了承ください。
M)鼻尖が太すぎる(鼻尖縮小の効果が物足りない)
鼻尖縮小を行っても鼻尖が思ったほど細くならないことがあります。術後の皮フのむくみや脂肪を切り取った部分に瘢痕組織ができて分厚くなることが原因です。4~6ヶ月程経過をみて頂きますと、スマートになってきます。
対応
術後3週目以降からステロイド剤(ケナコルト)を鼻尖に注射することでむくみや瘢痕を縮小させます。
ステロイド注射の効果には個人差があります。ステロイド注射は効果が出るまで1ヶ月以上間隔をおいて数回繰り返さなければならないことがあります。ステロイドの副作用として、ふくらみが凹みすぎることがあります。
また、注射を繰り返しますと、皮フに毛細血管が浮き出て赤アザのようになることがあります。
半年程経過をみても鼻尖縮小の効果が物足りない場合、ご希望があれば再度手術をさせて頂くことは可能です。
但し、もう一度手術を行ったからといって、更に細くなるという保証は出来かねることをご理解下さい。
更に鼻先の組織を取りすぎると凹みが出来たり、軟骨同士をしばり合わせる糸をきつくしすぎると、鼻が通りにくくなったりする事があります。
また、鼻の皮膚が厚い場合、鼻尖縮小の効果が思った程表面に反映されない可能性があります。
その場合は、外側から皮膚を切り取ります。
切り取った部分に傷ができますが、時間と共に目立たなくなります。
鼻尖形成術や、鼻中隔延長術を行うこともおすすめです。
N)鼻尖が細すぎる
鼻尖がどれくらいの細さになるのか、正確にコントロールすることはできません。
そのため、術後の鼻尖がご希望より細くなってしまうことがあります。
対応
鼻先の軟骨をしばっている糸をはずすことで、鼻先は多少丸くなります。
必要により、鼻先に真皮脂肪や耳の軟骨を移植したり、ヒアルロン酸を注入することで、細くなった鼻尖に丸みや太さを作ることが可能です。
但し、修正を行ったからといって、希望通りの太さにならない場合があることをご理解下さい。
ヒアルロン酸の注入では鼻尖の皮フの血行障害(皮フ壊死)の危険があります。
O)鼻尖が上を向く(稀に下を向く)
左右の軟骨を縫い寄せた時、軟骨の形によって鼻尖が上を向くことがあります。
また、稀に鼻尖が下に延びることもあります。
対応
気になる場合は、軟骨をしばっている糸をはずして尖らせた鼻尖を元に戻すことである程度調整できますが、鼻尖は丸く(太く)なります。
鼻尖の軟骨が手術の影響で硬く変形してしまっている場合には、糸を外しても鼻尖の位置を修正できないことがありますことをご理解下さい。
鼻尖の細さをそのままにして修正をご希望される場合には、鼻尖形成術や鼻中隔延長術をお薦め致します。
P)傷が残る
この手術は皮膚の表面を切開する為、最終的に皮膚の表面に傷が残ります。
対応
傷は時間の経過とともに目立ちにくくはなりますが、完全に消えることはありません。
Q)傷の両端の盛り上がり
傷の両端(上と下)で余っている皮膚が盛り上がることがあります。
対応
再度余っている皮膚を切除することができます。
但し、初回の手術より切開部が長くなり、傷跡も長くなることをご理解下さい。
また、追加切除を行っても両端の余り(盛り上がり)が完全には平らにならないことがあることをご了承下さい。
R)鼻尖の盛り上がり(ふくらみ)が残る
左右の鼻先の軟骨を縫い合わせる時にずれが生じますと、鼻尖が左右どちらかに傾いたり、鼻の穴に左右差が起こることがあります。
切り取る皮膚の量を控えめにしますと、鼻尖の盛り上がり(ふくらみ)が残ってしまうことがあります。
対応
ご希望であれば再手術を行うことは可能です。
但し、切除する範囲が多ければ多い程、傷の長さが長くなります。
S)鼻尖が凹む
皮膚をたくさん切除して縫い合わせますと、横から見た鼻尖の輪郭が凹んでしまいます。
対応
鼻尖が凹み過ぎたと感じる場合、元に戻すことは容易ではありません。
耳から採取した軟骨を、凹んでしまった部分に移植することで、ある程度ふくらますことができます。
また、凹み過ぎた部分の高さをベースにし、両端の高い部分の皮膚を切除することにより、鼻先の凹みを目立たなくする方法もあります。
いずれの方法をとりましても、ご希望通りの形にはならない可能性がありますことをご了承下さい。
T)中縫いの糸が出てくる
中縫いの糸(皮膚の下の組織を縫い合わせる糸)が露出することがあります。
対応
放置していると化膿する危険がありますので早めにご来院下さい。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
鼻尖縮小術のよくある質問
患者様は眠った状態のため、手術中に痛みを感じることはありません。
局所麻酔をご希望の場合には担当医とご相談にて行うこともございますが、その場合術中の意識はありますが、
手術箇所の痛みはございません。
皮膚が厚く硬い場合には鼻尖の皮膚表面に縦の切開線は出来ますが、術後1週間もすればお化粧でカバーでき、
時間の経過ともにほとんど目立たなくなります。
ダウンタイムは個人差ありますが、腫れのピークは術後3日目程でその間はギブスで隠れるためご自身で確認出来ません。
術後2週間程は多少の腫れやむくみはありありますが、お化粧でカバー頂ける程度です。
頬部・頸部フェイスリフトのトラブル一覧
A) 感染(化膿する)
手術後、熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、内服薬の服用、抗生剤の投与、洗浄をします。
また、感染がひどいケースでは、傷口の一部を再度切開し膿を出す必要があります。
B) 中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)の露出
中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)が出てくることがあります。
対応
中縫いの糸が露出した場合、放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院ください。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
C) 血が溜まる
手術後、傷の下で出血し大量の血が皮膚の下に溜まってしまい、こぶのように紫色に腫れ上がることがあります。
放置しておくと、皮膚が引っ張られ過ぎて血行が悪くなり皮膚が壊死する可能性がある為、緊急に処置が必要になります。
対応
傷口の一部を再度切開し、溜まった血を排出する処置を行わせて頂きます。
D) 皮膚の壊死
皮膚を引っ張って傷を縫い合わせる為、傷口の緊張が強く、皮膚の血行が悪くなります。その為、傷口付近の皮膚が壊死し、黒いかさぶたになることがあります。喫煙、術後の強い腫れ、大量の血が溜まるといったことが起きますと、引き上げた皮膚の血行が悪くなり、壊死する危険が高くなります。
対応
皮膚が壊死した場合は、状態により必要な処置をさせて頂きます。ほとんどの場合、壊死する範囲は小さいので、周りの皮膚が伸びてきて傷がふさがるのを待つことになります。その間、傷の治りを早める軟膏をお渡ししますので1 日2 回塗って下さい。
壊死してしまった部分の傷がふさがると赤黒い傷跡になります。傷跡は半年かけて徐々に白くなっていきます。
大変稀なことですが、壊死した範囲が非常に大きい場合は植皮移植をさせて頂くこともあります。
E) しわが残る
フェイスリフトでは耳の周りの切開線に向かって皮膚を引っ張りますので、切開部より離れた部分ほどシワが残る可能性があります。
特に鼻唇溝、マリオネットラインのシワは切開部より離れている為、改善はあまり期待できません。
対応
鼻唇溝やマリオネットラインのシワには、ヒアルロン酸の注入や自己の脂肪注入をおすすめいたします。
F) たるみが残る
口を開けたり閉じたりできるよう頬にはある程度のゆるみが必要です。そのゆるみの分だけタルミは残ります。
術中の腫れが強いた為、あるいは筋膜や皮膚にはりがない為、強く引き上げることができないことがあります。
その場合もたるみは残ります。
対応
術後に残ったタルミをとりたい場合、再度リフト手術をさせて頂きます。
但し、引き上げれば引き上げるほど傷口に緊張が加わり、H)・I)・L)の症状が出やすい為、やりすぎでない程度のリフトをおすすめいたします。
G) 引き上がりの左右差
骨格やたるみの左右差や術中の腫れの左右差のため、左右同じようにリフトをしてもタルミに左右差が生じることがあります。
対応
左右差が気になる場合は、たるみの多い方を再手術させて頂きます。但し、再手術を行っても完全に左右対称にならないことがあります。
また、再手術で引っ張ると、傷口の緊張が強くなって、傷がケロイドのように赤く盛り上がる、皮膚が壊死する、耳が変形するといったトラブルが起こりやすくなることをご理解下さい。
H) 引き上がりが強すぎる
術後3 ヶ月程は突っ張り感が強い、目がつり上がっていると感じることがあります。
対応
術後3 ヶ月程は突っ張り感が強いのですが、徐々にゆるみが出て馴染んできますのでお待ち下さい。
6 ヶ月経過しても上がりすぎていると感じる場合、引き上げた頬の皮膚をゆるめて下げる手術をさせて頂きます。
切り取った皮膚の隙間を埋めるために、皮膚移植が必要となる場合もあります。
I) 傷が赤く盛り上がる(ケロイド状)
切開部の傷が赤く盛り上がる場合があります。
対応
ステロイドの注射をすることにより、傷を平らにする処置を行います。
ステロイド注射は効果がでるまで1ヶ月間隔で繰り返す必要がございます。副作用としては皮膚が薄くなる、凹む、毛細血管が浮き出るといったことがございます。
J) 傷口にギャザーがよる
こめかみの生え際や耳の後面で皮膚を縫合しますが、皮膚のたるみが多いとつじつまが合わず、余った皮膚がギャザーのようによじれることがあります。通常半年程でなじんで目立たなくなりますがギャザーが残ってしまうこともあります。
対応
半年経過をみて頂くとギャザーは目立たなくなることが多いのですが、それでもギャザーが残ってしまった時には、切開線を延長してギャザーの原因である余った皮膚を切り取って縫い直させて頂きます。
K) 脱毛する(はげる)
体質により、髪の毛の生え際を切開した場合、一時的に脱毛することがあります。
頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、一時的に傷の周囲が脱毛することがあります。
対応
傷の周囲の脱毛は半年程でほとんど治まります。頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、最終的に2~5 ミリの脱毛が傷のように残ります。
◆ はげてしまった部分の周囲に皮膚の余裕があれば、再度切開し縫い縮めることにより、脱毛部分の幅を小さくすることができます。
他に植毛という方法もありますので、ご希望の場合にはご相談下さい。
L) 顔面神経麻痺(眉毛の動き、口の動きの麻痺)
手術操作の際に顔面神経が引っ張られてしまう場合があります。それによって術後しばらくの間、眉毛の動きや口の動き、笑った時の頬の動きに麻痺(左右差)が出る可能性があります。
対応
通常1 ヶ月から半年で自然に収まります。ごく稀に完全には麻痺が回復しないこともあります。麻痺が回復するまでの間、左右のバランスを整える目的で麻痺が出ている箇所とは反対側に、ボトックスを注射する方法もあります。
M) 頬のしびれ・知覚鈍麻
手術操作の際に頬の細かい知覚神経を切ることになりますので、頬の表面の知覚が鈍くなります。
対応
ほとんどの場合、3~6 ヶ月以内に自然に治まります。ごく稀に完全には元に戻らないこともあります。
N) 耳たぶが伸びる・耳の変形
術後にリフトの後戻りが起こる為、時間が経つにつれて耳が下方や前方に引っ張られてくることがあります。
その為、耳の変形が起こらないように、耳の周囲の皮膚を切り取るときには余りを残すようにしますので、手術直後は耳たぶがよじれたような形になります。
対応
2~3 ヶ月で落ち着きます。
予想以上に後戻りが起きたときには、耳たぶが伸びてしまいます。これに対しては以下のような治療を行わせて頂きます。
◆頬にたるみが残っている場合は、再度リフトをしてたるみを耳に向かって引き寄せ、耳たぶの皮膚縫合に緊張が加わらないように処置します。
◆頬にたるみが残っていない場合は、伸びてしまった耳たぶの付け根の皮膚を切開し、少し上に持ち上げた部分に耳たぶを付け直すことで対応できます。しかし、耳たぶの下の部分に傷が残りますことをご理解下さい。
O) 傷の段差・凹み
出来るだけ丁寧に縫合しておりますが、肌の性質により傷跡の段差や凹みが起こる場合があります。
対応
傷跡の段差や凹みが起こる場合は、CO2 レーザーを照射し、削って滑らかにする、ぼかす等の処置を行わせて頂きます。レーザー処置後は、治療部位に赤みが3ヶ月程残ります。
レーザーで修正できない程の大きな段差や凹みは、傷を切り取って縫い合わせる処置を行わせて頂きます。
P) 皮膚の表面の凹み(凹凸)
皮膚を縫い合わせた傷には強い緊張がかからないように、皮下の筋膜やリガメントや真皮に糸をかけて吊り上げておきます。そのため、皮膚の表面に凹みができます。3~4 ヶ月でなじんできて平らになります。しかし、皮膚のゆるみが強いと凹みが残ってしまいます。
対応
通常、4 ヶ月程で目立たなくなりますが、それまでの間に修正を希望される場合には、ヒアルロン酸を注射して凹みを浅くする処置をさせて頂きます。
半年しても凹みが残っている場合には、再度フェイスリフトの傷跡を部分的に切開して凹みの周りを剥離して引き伸ばす処置をさせて頂きます。
前額フェイスリフト術のトラブル一覧
A) 感染(化膿する)
前額フェイスリフトの手術後、熱感・痛み・腫れが増す、あるいは長引く場合は感染が疑われます。
対応
感染が起きた場合は、内服薬の服用、抗生剤の投与、洗浄を行います。
また、感染がひどいケースでは、傷口の一部を再度切開し膿を出す必要があります。
B) 中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)の露出
中縫いの糸(皮膚の下の肉を縫い合わせる糸)が出てくることがあります。
対応
中縫いの糸が露出した場合、放置していると化膿する危険がありますのでお早めにご来院ください。糸を取り除く処置をさせて頂きます。
C) 血が溜まる
前額フェイスリフトの手術後、傷の下で出血し大量の血が皮膚の下に溜まってしまい、こぶのように紫色に腫れ上がることがあります。
放置しておくと、皮膚が引っ張られ過ぎて血行が悪くなり、皮膚が壊死する可能性がある為、緊急に処置が必要になります。
対応
傷口の一部を再度切開し、溜まった血を排出する処置を行わせて頂きます。
D) 皮膚の壊死
皮膚を引っ張って傷を縫い合わせる為、傷口の緊張が強く、皮膚の血行が悪くなります。その為、傷口付近の皮膚が壊死し、黒いかさぶたになることがあります。
喫煙、術後の強い腫れ、大量の血が溜まるといったことが起きますと、引き上げた皮膚の血行が悪くなり、壊死する危険が高くなります。
対応
皮膚が壊死した場合は、状態により必要な処置をさせて頂きます。ほとんどの場合、壊死する範囲は小さいので、周りの皮膚が伸びてきて傷がふさがるのを待つことになります。その間、傷の治りを早める軟膏をお渡ししますので1 日2 回塗って下さい。
壊死してしまった部分の傷がふさがると赤黒い傷跡になります。傷は半年かけて徐々に白くなっていきます。
大変稀なことですが、壊死した範囲が非常に大きい場合は皮膚移植をさせて頂くこともあります。
E) たるみが残る
額には目元を動かすためのある程度のゆるみが必要です。そのゆるみの分だけタルミは残ります。
対応
術後に残ったたるみが気になる場合は再度リフト手術をさせて頂きます。
※ 但し、引き上げれば引き上げるほど傷口に緊張が加わり、傷口のケロイド、脱毛、皮膚の壊死、額のつっぱり感等の症状が出やすいことをご理解下さい。やりすぎでない程度のリフトをおすすめいたします。
F) 額のしわが残る
① 切開部より皮膚を引っ張る為、切開部より離れた部分ほどタルミ、シワが残ります。
② 術後も眉毛を動かす筋肉に力を入れると、額にシワができます。
③ 皮膚に深く刻み込まれたシワは、リフトをしても完全に消すことができないことをご理解下さい。
対応
① 残ってしまった額、目元のシワには、ヒアルロンやボトックス注射で対処します。
② 筋肉の動きによって出来る額のシワを目立たなくするには、ボトックス注射を使います。
③ 刻み込まれたシワには、ヒアルロン酸注入や炭酸ガスレーザーで皮膚とシワを削る、あるいは、直接シワを切り取るといった方法があります。
G) 二重のラインが短くなる
二重の上に被さる皮膚が少なくなるため二重の折れ込みが浅くなり、目頭や目尻の二重の長さが短くなります。
対応
二重に被さるタルミが少なくなることで生じる必然的な結果です。
H) 引き上がりが強すぎる
術後3 ヶ月程は突っ張り間が強く出ることがあります。
対応
徐々にゆるみが出てなじんできますのでお待ちください。
6ヶ月経過しても上がり過ぎていると感じる場合、引き上げた額の皮膚をゆるめて下げる手術をさせて頂きます。切り取った皮膚の隙間を埋めるために、皮膚移植が必要となる場合もあります。
I) 傷の段差・凹み
出来るだけ丁寧に縫合しておりますが、肌の性質により傷跡の段差や凹みが起こる場合があります。
対応
傷跡の段差や凹みが起こる場合は、CO2 レーザーを照射し、削って滑らかにする、ぼかす等の処置を行わせて頂きます。レーザー処置後は、治療部位に赤みが3 ヶ月程残ります。
レーザーで修正できない程の大きな段差や凹みは、傷を切り取って縫い合わせる処置を行わせて頂きます。
J) 皮膚の表面の凹み(凹凸)
皮膚を縫い合わせた傷には強い緊張がかからないように、皮下の筋膜やリガメントや真皮に糸をかけて吊り上げておきます。
そのため、皮膚の表面に凹みができます。3~4 ヶ月でなじんできて平らになります。しかし、皮膚のゆるみが強いと凹みが残ってしまいます。
対応
通常、4ヶ月程で目立たなくなりますが、それまでの間に修正を希望される場合には、ヒアルロン酸を注射して凹みを浅くする処置をさせて頂きます。
半年しても凹みが残っている場合には、再度フェイスリフトの傷跡を部分的に切開して凹みの周りを剥離して引き伸ばす処置をさせて頂きます。
K) 傷が赤く盛り上がる(ケロイド状)
切開部の傷が赤く盛り上がる場合があります。稀にケロイドのような目立つ傷が残ることもあります。
対応
傷が赤く盛り上がってしまった場合は、ステロイドの注射をすることにより傷を平らにする処置を行います。
※十分な効果が得られるまで、1 ヶ月間隔で繰り返さなければならない場合もあります。
またステロイドの副作用として、皮膚や傷が凹む、細かい血管が浮き出るといったことがあります。
L) 脱毛する(はげる)
体質により、髪の毛の生え際を切開した場合、一時的に脱毛をすることがあります。
頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、一時的に傷の周囲が脱毛することがあります。
対応
傷の周囲の脱毛は半年程でほとんど治まります。頭の中の髪の毛が生えている部分を切開した場合は、最終的に2~5 ミリの脱毛が傷のように残ります。
◆はげてしまった部分の周囲に皮膚の余裕があれば、再度切開し縫い縮めることにより、脱毛部分の幅を小さくすることができます。 他に植毛という方法もありますので、ご希望の場合にはご相談下さい。
M) 顔面神経麻痺(眉毛の動きの麻痺)
手術操作の際に顔面神経が引っ張られてしまう場合があります。それによって、術後しばらくの間、眉毛の動きに麻痺が出る可能性があります。
対応
通常1ヶ月から半年で治まります。ごく稀に完全には麻痺が回復しないこともあります。
麻痺が回復するまでの間、左右のバランスを整える目的で麻痺とは反対側にボトックスを注射する方法もあります。
N) 額のしびれ・知覚鈍麻
手術操作の際に頬の細かい知覚神経を切ることになりますので、額の表面から頭頂部の知覚が鈍くなります。
また、知覚が回復する際にかゆみを感じることがあります。
対応
ほとんどの場合、3~6 ヶ月以内に治まります。ごく稀に、完全には元に戻らないこともあります。
O) 額の広さの変化
頭髪内を切開し額の皮膚を上に引っ張ると、額が術前に比べ広くなります。
対応
元々額が広い方の場合は、頭髪内を切開する方法ではなく、生え際の髪の毛が生えていない部分の皮膚を取り除く方法をお勧めします。
P) 毛嚢炎
切開した傷の周囲は、髪の毛が生え揃うまで(術後1~3 ヶ月程)、毛膿炎が起きることがあります。
対応
毛膿炎が生じた場合は、状態に応じて薬を処方させて頂きます。
フェイスリフト(切って上げる)のよくある質問
額が広い方の場合は、毛の生え際で切開を行います。額は広くなることはなく、傷跡は3~6ヶ月程度赤くなりますが、時間の経過と共に徐々に目立たなくなっていきます。髪型やメイクでカバー頂けます。
額が狭い方の場合は頭髪内で切開となり、多少額が広くなる場合があります。傷跡がは毛で隠れるため、外見上から見えることはなく、手術直後から目立ちにくいです。
但し、引き上げる部分から離れるほどリフトアップの効果も少なくるため、額のしわやたるみが気になるという場合は額リフトが適していますが、目元のたるみそのものを修正したい場合は、上眼瞼リフトや上まぶたたるみ取りなどの施術をおすすめ致します。
手術後1週間はフェイスバンテージを装着頂くため、1週間のお休みがあると安心です。
また、筋膜や靱帯(リガメント)を使ってタルミを引き上げる手術法を用いることで、傷口に緊張がかからないため耳たぶの変形や傷痕が幅広く引き延ばされてしまうことはありません。
手術後2~3カ月程度は赤みがありますので、お化粧や髪型でカバー頂けます。
術後は通常の老化が起こってくるため、新たなしわやたるみが徐々に発生してきますが、リフトによって引き上げたことで老化をゆるやかにし、しわやたるみができにくくなります。
時間の経過と共に徐々に馴染み、炎症も消失しますが、完全になくなるまでには1~2ヶ月要することもあります。
術中の意識はないため痛みを伴うことはありません。
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(大阪院のみ 9:00~18:00)
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