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手軽な美容外科ボツリヌス菌療法!わきがにも向いている?

この記事の監修|
前田 医師
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手軽な美容外科ボツリヌス菌療法は多汗症改善向け

日常生活で見た目以外にどうしても気になってしまう悩みと言えば体臭が挙げられます。勤め先や学校など社会において他人と接する時にはその人の評価に影響してしまう事もあるので気にする人が多いと言えます。

■わきが、多汗症で悩んだらボツリヌス菌注射をすれば良いの?

わきがは、ニオイの程度によって3段階(軽度・中度・重度)に分かれています。軽度は、鼻を近づければ感じる程度ですが、重度はその人が部屋に入ってきたらすぐわかる程度のことを指します。
わきがを発症させる原因となる「アポクリン汗腺」はニオイを発生させ、フェロモンなどホルモンに関わるワキなど体毛の多い場所に分布しています。そのアポクリン汗腺が皮脂分泌された脂分と表皮の雑菌やストレス物質などと結びついてニオイを発生させるのです。

また、多汗症に至っては日本人の7人に1人は発症していると言われる程身近な悩みです。こちらは「エクリン汗腺」が、その人の体質やメンタル、食生活、ホルモンバランス等によって交感神経の働きが正常化されず、必要以上に汗が分泌されてしまう事が原因で発症します。
これほど一般的な悩みである多汗症やわきがの治療ですが、美容外科でできる比較的手軽で代表的な施術方法にボツリヌス菌注射があります。
メスなどを使わず、わきが全般に向いていると思われがちなボツリヌス菌注射はポピュラーな施術法ですが、主にエクリン腺の汗に働きかけるのでどちらかと言えば多汗症でお悩みの方に適した施術方法と言えます。ニオイが気になる場合はレベルで言えば軽度の施術法といえ、効果も半年〜1年と一時的です。

■どの施術を選ぶ?汗・ニオイのレベルで適切な施術を選ぼう

美容外科では悩みの内容や同じ体臭とはいえどもニオイのレベルによって施術方法が異なり、付随して持続力も変わってきてしまいます。手の多汗症が気になる、夏の暑い時期やワンシーズンだけ・・・という目的であり、ニオイの程度が軽度であれば手術の必要はなく、ボツリヌス菌注入で汗腺の機能を一時的にストップし、汗腺が汗をかかないようにすることが可能です。その他、通常の切開法以外にレーザーや電磁波を搭載したマシンや超音波などを用いて汗腺を破壊していくことができ、傷跡の残らない方法として根本から改善することができる施術法もあります。破壊された汗腺は再生しないのも魅力的です。その他、高周波を用いて施術するものや、ニオイレベルが重度の場合は、医師の技術力が必要になる吸引法や切開を前提としたマイクロリムーブ法など傷を抑えながらも、メリットをもたらす施術法もあります。

どうしても手軽で値段が比較的に安いものを選んでしまいがちですが、治療目的を優先してから施術を選択することが必要であり、それにプラスして持続性、安全性などを確認し、ニオイのレベルをチェックしてもらうなど適切に判断して医師と相談して決めることが必要と言えます。