このWebサイトを正常にご覧いただくには、お使いのブラウザのJavaScriptを有効にする必要があります。

MENU

くびれたウェストになりたい!お腹のいらない脂肪を減らす方法

この記事の監修|
銀座院 積山 院長
プロフィールはこちら

気温と食欲

寒い季節にはおいしい食べ物がたくさん出回り、食べたいものも増えてきますよね。寒さが増すにつれて、食欲が旺盛になる方も多いのではないでしょうか。
なぜ寒くなってくると食べ物をおいしく感じてたくさん食べてしまうのかというと、気温の低下と食欲には深い関わりがあるからです。
気温が下がってくると、私たち人間の体温も下がってしまいますので、体温を上げるエネルギーを蓄え、代謝を高める必要があります。そのために食べ物をたくさん食べ、体内の代謝を活発にしなくてはならないのです。
また野生動物と同様に、人間も厳しい冬に備えて脂肪を体に蓄えなければならない、という本能がはたらいているという説もあります。
そう考えると、自然の状況に応じた体のしくみには、納得せざるを得ないでしょう。
しかし、問題なのは脂肪がつきやすい場所です。特に、油断して食べ続けていたらお腹周りがぽってりしてしまった、ということもありますよね。お腹周りに脂肪がつくのは不本意ではありますが、これにもきちんとした理由があります。
お腹の周りには骨が少なく、内臓を守るすべがありません。そこで、お腹周りに脂肪を蓄えて内臓を保護するしくみになっているのです。そのため、お腹の周りには脂肪がつきやすくなっています。そして、さらに女性には妊娠、出産というイベントがあり、男性よりもお腹に脂肪がつきやすくなっているのです。
私たちの体に脂肪がつく理由は、おおむね納得できるものではありますが、お腹に脂肪がたくさんついてしまうのはあまりいいことではありませんよね。

脂肪撃退には食事管理と運動の両立を

脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があるのをご存知でしょうか。
これらの脂肪は「ただ食べなければいい」「運動さえすればいい」という安易な考え方では落とすことができません。それぞれの特徴を知り、皮下脂肪と内臓脂肪に合った方法で減らしていかなければなりません。
この2つの脂肪を比べると、皮下脂肪より内臓脂肪のほうが減らしやすい脂肪になります。
内臓脂肪は運動を続ければ減っていくので、結果が出やすいかもしれません。しかし、内臓脂肪とともに皮下脂肪が減らない限り、お腹の脂肪がすっきりしたと感じられないでしょう。
皮下脂肪は皮膚のすぐ下についていて、つまんでみることができますから見た目にも変化がわかりやすいと思います。皮下脂肪がつまめるのは、余分な脂肪が溜まっているということなので、食生活を見直してカロリーを多く摂りすぎないように節制することが必須です。

●食事
お腹周りには、長年の食生活で余分な脂肪がついてしまっています。食べる量を減らせばお腹をへこませることはできますが、反動でたくさん食べてしまう恐れがあります。一定期間だけ食べる量を減らしたとしても、食べすぎてしまうとすぐに元の体型に逆戻り、ということになりかねません。我慢した結果がリバウンドにつながってしまうのはとても悔しいですよね。
もし食事に気をつけるなら、まずは1日の摂取カロリーを決め、それ以上のカロリーは取らないようにすることが基本です。
成人(20~40代)に必要な1日の摂取カロリーは、女性なら約1,800キロカロリー、男性なら約2,200キロカロリーが目安になります(仕事の度合いや年齢で摂取カロリーは上下します)。まずは、このカロリーを超えない食生活を心がけてみましょう。カロリーの計算は、少々手間がかかりますが食事を管理すると健康や栄養にも気遣えるようになってきます。
カロリーの調整に慣れたら1日の摂取カロリーを下げ、エネルギーとなる脂肪を消費するようにしていけば、しだいに脂肪も減ってくるでしょう。
しかし、脂肪を減らすためには食生活を見直すだけではなく、運動をあわせて行うと脂肪撃退の近道になります。

●運動
内臓脂肪は運動によって減らせるのですが、特におすすめなのが酸素を体内に取り込みながら行う有酸素運動です。酸素には、脂肪をエネルギーにして消費するはたらきがあるので、有酸素運動が脂肪を減らすのに適しているのです。
有酸素運動にはウォーキング、ジョギング、水泳などがあります。これらの運動を1時間程度、お腹と呼吸を意識して行っていきます。結果はすぐには出てきませんが、日々コツコツと継続していくことでお腹周りがすっきりしてくるでしょう。普段運動をされない方には、ウォーキングのような軽めの運動が向いています。
食生活や運動でお腹の脂肪を減らすには、自己管理がとても重要です。しかし厚着をしてごまかせる冬の間に脂肪を落としたいなら、一気に美容整形外科で脂肪を取ってしまう方法もあります。

ベイザー脂肪吸引

●施術内容  
運動や食生活を見直して脂肪を減らすことが難しい方には、美容整形外科で受けられる脂肪吸引があります。ベイザー波という脂肪細胞にのみ影響を与える超音波を使って、余分な脂肪だけを除去する方法です。
今までは、脂肪吸引を行うと神経や血管を傷つけてしまうことがありました。しかし、ベイザー波は特殊な超音波で狙った脂肪の約90%を乳化させて溶かし、皮下組織の神経や血管を傷つけることなく脂肪細胞だけを除去する、という長所があります。そして仕上がりも滑らかでお肌が引き締まります。さらに、体へのダメージや手術後の痛みなどが軽減される方法となっています。

●施術前に知っておくべきこと
ベイザー脂肪吸引によって、まれにトラブルが起こることも考えておかなくてはなりません。
万が一、体に異変がある場合には、治療や薬の服用が必要になることがありますので、少しでも違和感があったらすぐに受診し処置を受けるようにしてください。

・でこぼこが目立つ
まず気になるのは仕上がりです。脂肪の吸引が均等でなかったり取り残しがあったりすると、表面にでこぼこができてしまいます。逆に、脂肪を吸引しすぎると筋肉の筋が浮き出てきて、でこぼこが気になることもあります。
取りきれずに残ってしまった脂肪には、脂肪融解注射や脂肪吸引などの再手術をしなくてはなりません。また、脂肪を多く取りすぎた場合には修正がとても難しいので、手術には細心の注意を払い、取りすぎることのないように予め配慮しています。

・痛み、腫れなど
手術後の経過で考えられるのは、腫れや痛み、しびれなどです。もし、傷口の腫れや痛みが長引いていたら感染の疑いがあります。その際には、薬の服用や抗生剤などを使った治療が必要です。化膿してしまった場合には膿を出さなければなりませんので、早めの受診を要します。
また、手術中に器具で皮下組織内の神経を引っ張って傷つけてしまうと、しびれや知覚麻痺を引き起こします。これらは時間の経過とともに治まってきますが、ごくまれに元に戻らないこともあるので認知しておいてください。

・壊死、色素沈着
きわめてまれなことですが、皮膚にダメージを与えてしまい、皮膚が壊死することがあります。症状に合わせた治療を施しますので早めの受診が必要です。
また、手術では内出血は比較的起こりやすく、内出血で皮膚に色が残り茶色の色素沈着が起きることがありますが時間の経過とともに治癒します。

腹部リダクション

●施術内容
短期間で痩せた時にできるたるんだ皮膚や、きれいなウェストラインを目指したい時に適しているのが腹部リダクションです。余分な脂肪や皮膚を切除して、ハリのあるすっきりした腹部に整えることができるのが特徴です。
範囲によっては縦、横または縦横両方向に術部を切開し、状況に応じて脂肪吸引を併用することもあります。また、広範囲を切除することになると、へその位置を作り直さなくてはなりません。事前にへその位置の希望を聞き、手術中にバランスを調整して作っていきます。
術部は切開する大きさによって異なり、治り方も個々に違いがありますので医師に確認しておいてください。切開するのは下着で隠れる箇所で縫合も丁寧に行うので、ほとんど目立つことはないでしょう。

●施術前に知っておくべきこと
どのような手術でもトラブルは起こり得ます。リスクを知ったうえで施術をするかどうかを考えてみてもよいでしょう。わからない点は医師に確認し、不安要素を取り除くことも不可欠です。

・へその位置が変わる
施術内容でもご説明していますが、切除する範囲によってはへその位置を修正しなくてはなりません。作り直した時に、へその形や位置が希望どおりでなければ再手術も行えますが、手術跡が残ることを認知しておいてください。
また、手術後に思ったように脂肪が取り切れていなかった場合、吸引を行って余分な脂肪を除去できます。しかし、皮下脂肪の除去になるので内臓脂肪までは取り除けず、希望にそえないことがあります。

・傷跡のトラブル、麻痺など
手術の傷跡のトラブルにはいろいろなケースが考えられます。保護テープの皮膚かぶれなら薬での処置で対応できますが、傷口が開いてしまうような場合には再手術を要するのです。手術後の傷跡の様子は気にかけておいたほうがよいでしょう。
また、脂肪吸引と同様、手術中に神経などに触れて傷つけてしまうと、一時期麻痺やしびれが起きることがあります。こちらは時間の経過とともに治まってきますが、まれにそのまま元に戻らないこともあります。

・壊死、感染
傷口の中で出血が起きると、血が溜まり腹部に腫れが生じることがありますが、そのままだとしこりとなって残ったり、感染や皮膚の壊死が起きたりする恐れがあります。
感染や壊死は傷口の症状の悪化から起きるものですので、術後の経過が良くないと感じたら、受診するようにしてください。また、血流が良くないと皮膚の壊死が起こりやすいので、手術後は医師の許可が出るまで喫煙は避けたほうがよいでしょう。

まとめ

誰にでもボディラインの理想はあると思いますが、そのスタイルに近づけることはなかなか大変なことですよね。特に自己管理で運動や食生活の見直しをしていくとなると、長い時間と強い意志が必要になります。食べ物の誘惑に負けず、乗り切っていけるような精神力が必要になってくることでしょう。
もし、続けることが難しくなったら美容整形外科でもお腹周りの余分な脂肪をとることができます。美容整形外科の受診には勇気がいるかもしれませんが、カウンセリングを受けるだけでも気持ちが軽くなるかもしれません。