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ヒアルロン酸での美容整形の安全性はどれくらい?打ちすぎによる副作用に注意

この記事の監修|
大阪院 大橋 院長
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なぜヒアルロン酸注射が広まったのか?

美容整形のヒアルロン酸注射は、プチ整形として広く知られています。ヒアルロン酸はもともと体内にある成分で、よく耳にするので馴染みのある成分でしょう。エイジングケアに代表される、しわやたるみなど肌老化の問題に限らず、デリケートな部分である目元のくまやくぼみの欠点を緩和して若々しい印象に変えます。魅力的な鼻(隆鼻注射)、ボリュームのある唇、涙袋の形成、シャープですっきりとしたフェイスラインや手前に張り出した顎を作ることで理想的な顔を作る事も。また、顔だけでなく身体にもヒアルロン酸注射が活用されています。メスを使わないのに魅力的な乳房を演出できるのです。さらに、ヒップラインの上部にヒアルロン酸を入れて外国人のようなメリハリのある身体のラインを形成する整形にも使われるなど、あらゆる美容整形の施術に使われるようになってきました。
 現代の忙しい女性には、仕事の合間などでなるべくダウンタイムを少なく、時間をかけずにある程度の変化を出したいというニーズが多くあります。そのため、1回10分程度で済んでしまう施術になるヒアルロン酸注射は、急速に広まってきたと言えます。
 そのほか、費用面でも数千円から数万円など差はありますが、往来の切開方法に比較して、大幅に負担が軽減されたという点から見ても大きく広まった要因があると言えます。

ヒアルロン酸について改めて確認する

 ヒアルロン酸は人の皮膚に元から存在している肌のハリや弾力、潤いを司る成分の1つであり、肌の基盤を作っている「真皮」を支えるコラーゲン・エラスチンと並ぶ3大要素です。ヒアルロン酸はもともと体内、例えば皮膚や関節、臓器などいたるところに存在します。特に多く存在するのは、肌や関節、そして眼の硝子体内に存在し、性質はネバネバ(粘性がある)しています。保水力は1gで6リットルもの水分を保つ事ができる成分です。肌には水分を与え、クッション性を高める事ができ、異物反応を起こさない為、トラブルのリスクはないのが特徴です。整形外科分野では、ヒアルロン酸は軟骨のエイジングケアとして利用される成分としても有名です。
代表的なケアであるしわの治療に関して言えば、以前はコラーゲン注射が代表的でした。コラーゲンは、タンパク質が構成物質という事もあり、アレルギーの原因になりすい為、クリニック側でテストなどの準備を積極的に行うことが必要でした。3要素の中でコラーゲンやエラスチンの2つはタンパク質の一種が抗生物質です。その代わりに多用されるようになったヒアルロン酸はタンパク質とは異なる、ムコ多糖類と呼ばれる糖類であり、関節に直接注入して施術対応する事ができる成分だとされています。
 ヒアルロン酸は透明なジェル状製剤で、皮下注射をすると自分の体内にあるヒアルロン酸と融合し、皮膚に膨らみを作る事ができます。耳慣れた成分ではありますが、普段の食生活では連続して食べることのできない魚の眼や豚足などに多く含まれる為、補う事が難しい成分でもあります。

ヒアルロン酸の経過持続の為の連続注射について

ヒアルロン酸は注入するメーカーの製品によって異なりますが、短いもので3ヶ月、長いと1年程度を持続目安として、約2〜3年かけて少しずつ体内に吸収されます。ヒアルロン酸と一口に言っても製品によって少しずつ異なります。アメリカの食品医薬品局であるFDA認可を取得したものから、日本の厚生労働省認可のものもあります。また異なる分子レベルは、悩み部位に必要な量に応じて、耐久性・肌吸収の持続性が変わることなどから、様々な種類が各メーカーから発売されています。あまりにも安価なヒアルロン酸注射の中の中国製、東南アジア製などは品質にバラつきがあり、質にあまり期待が持てないものもあります。どこのメーカーのものを、使用するのか説明を受けておけば、不安材料が減るでしょう。
 ヒアルロン酸注射のデメリットとしてあげられるのは「持続性」です。クリニックによっては3ヶ月程度に1度の頻度で通うことを推奨しています。永久的な施術方法ではない為、切れてしまう前に定期的にクリニックに行って注入をしてもらう必要があります。しかしこれがメリットとなり、結果の即効性や本格的な美容整形の前の一時的な行為や、シミュレーションの意味でヒアルロン酸注射を選択することが出来ます。

ヒアルロン酸、その副作用とトラブルや失敗例について

これまではヒアルロン酸のメリットや特性についての話でしたが、ヒアルロン酸の副作用や更に失敗例はどうなのでしょうか?成分自体に問題がある訳ではなく、成分の分子レベルが大きく(高分子ともいう)粘性があるので皮膚に吸収されにくいケースがあるのも事実です。ドクターの注入技術によって出方が変わりやすいのも、ヒアルロン酸注射で起こりうるリスクと言えるでしょう。経験を元にドクターがカウンセリングを十分した上で、患者の肌状態に合わせて注入や薬剤を選定する必要があります。副作用やトラブルで多いのは、例えば「だま状、凹凸ができてしまい理想と違う仕上がりになった」、「腫れる」「内出血ができた」と言った事例が報告されています。中でも特に内出血は起こりやすいとされています。原因としては、注射針が血管に当たってしまい内出血を起こすのです。内出血はしない、とするクリニックもあるようですが、本来はかなりの頻度で起こります。ただ、これも10日ほどで治るのが通常です。
 一方、ヒアルロン酸注射を選択する上で知っておきたいこととして、通常発生した副作用とは別の失敗事例もあります。費用面や方法論としての手軽さ故に、経験の少ないドクターやクリニックにかかってヒアルロン酸を大量に注射してしまい「過矯正」になったり、悲惨な結果になる事例が多くあるようです。
1、ヒアルロン酸の打ちすぎや過剰摂取による不自然な顔
 ヒアルロン酸の持続性が過剰に気になり、慣れてきた美容整形に抵抗もなくなれば、更に変化を要求するようになる人もいます。クリニック側でも患者の要望に応えるべく気軽にどんどん注入を促してしまえば、肌は過剰にヒアルロン酸を皮膚に取り込んだ状況になります。顔は膨れ上がってパンパン膨れ、ヒアルロン酸を打ちすぎてしまった場合、不自然な顔になってしまいます。
2、凹凸の形成
目元のしわやくまなどをとる施術で、特に多く利用されるのがこのヒアルロン酸注射です。通常は、しわの溝への均一な注入をする技術があるドクターにより施術されます。しかし、技術が少ないドクターによる施術で、だまや凸凹ができてしまった失敗例がいくつか報告されています。トラブルに対応して、ヒアルロン酸での凹凸形成に対処する薬剤もありますが、完全とまではいかないようです。
3、内出血による皮膚の壊死(細胞や組織の一部が死んでしまうこと)
ほうれい線へのヒアルロン酸注射で、ほうれい線下から小鼻へと伸びる血管に関して起こったトラブルです。この動脈の存在に気づかず誤って注入してしまうことにより、皮膚が壊死してしまった事例が海外で報告されています。
 気軽でポピュラーなヒアルロン注射だけに、軽々しく海外で施術を受けたり、安価な施術で不純物を含んだヒアルロン酸が使われてしまえば、元に戻る事が難しいリスクを抱えなくてはいけなくなります。また、これに対応する方法は皮膚移植という選択肢になってしまうことも知っておくべき知識と言えます。
ドクターの腕によって発生してしまう追加のリスクに対しては、知識を入れておくことや、事前のカウンセリングでの説明、ヒアルロン酸の種類、経験や実績など信頼が置けるのか、などから総合判断が不可欠です。

まとめ

ヒアルロン酸注射は、気軽に出来るプチ整形だから絶対に安全とは思わず、リスクについてもしっかりと、自分である程度の知識を持っておくことも大切です。打ちすぎや副作用を知り、担当医と相談の上回数や継続について決めるようにしましょう。