ボツリヌスとはタンパク質の一種である、ボツリヌス菌から作られています。
ボツリヌス菌が出す毒素をボツリヌストキシンといい、脳から発した命令を筋肉に伝える為の物質、アセチルコリンの働きをブロックします。
美容外科でポピュラーなボツリヌス菌療法ですが、具体的にどのような治療に用いられるのでしょうか?
もともとボツリヌス菌は、顔面痙攣の治療薬として厚生省の認可を取得している医薬品です。
ボツリヌス菌注射により、手術で取る事が難しかった表情筋のしわ取りや、小顔術(エラの張り)、多汗症治療や、脚痩せ(ふくらはぎの張り)など、様々な美容法に用いられます。
① 表情筋のしわ取り
顔をしかめる時や、笑った時に出来る表情筋のしわに注入し、局所的に筋力の働きを弱め、しわを出来にくくします。
主に眉間や額、目尻などの部位におすすめです。
② 小顔術(エラの張り)
歯を噛みしめた時に耳の下の部分に出る、エラの筋肉(咬筋)に注入することで、張りを軽減させ、フェイスラインをすっきりさせます。
定期的な治療がおすすめです。
③ 多汗症治療
ボツリヌス菌をわきの下に注入することで、エクリン汗腺の活動を制限し、汗の分泌を軽減します。同時に汗による匂いの緩和にもなります。
汗腺を取り除く手術とは違い5分程度の施術ですし、日常生活に制限はありません。
④ 脚痩せ(ふくらはぎの張り)
ふくらはぎの張り(ヒラメ筋)に注入し、一時的に脚の筋肉を使わなくさせ、自然なほっそりとした脚になります。
経過は個人差がありますが、定期的に治療することで、持続期間も長くなります。
治療はいずれも5分~10分程度です。
しわ取りボツリヌス菌療法の場合、施術後すぐにお化粧もできるので、他人にばれてしまう事がないでしょう。
妊娠中、授乳中、2カ月以内に妊娠を希望されている方は治療できません。
また、男性の場合も投与から3カ月は避妊をしてください。
これは、妊娠中の胎児や、乳児、受精前の精子への影響や安全性が確立されていない為です。
また妊娠中は抵抗力が弱まっている時なので、麻酔やボツリヌス菌が良くない影響を及ぼさないとは言い切れませんし、針の痛みは少なからず身体にストレスを与えます。
万が一、妊娠中にボツリヌス菌療法を受けてしまった場合や、治療後に妊娠に気付いた時は、医師にきちんと相談しましょう。
ボツリヌス菌療法は、手軽なプチ整形です。
しかし、あくまで医療行為。少なからずデメリットも存在します。
必ず医師の診察を受け、しっかり留意点を確認し、自分に合った治療法をお選びください。
中でも、大学病院などで形成外科を専門とする医師が多く所属する、日本美容外科学会の厳しい基準をクリアし、「専門医」として認定された医師も在籍しております。
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