美容整形でヒアルロン酸注入した後のしこりと注意点について

注入・肌育注射
美容整形でヒアルロン酸注入した後のしこりと注意点について

整形でヒアルロン酸注入をした後のしこりと注意点の目次

ヒアルロン酸注入後にしこりができる理由

手軽にさまざまな箇所に注入できることから、ヒアルロン酸を用いた美容整形は多くのニーズを集めています。しかし、注入した箇所にしこりができてしまったなどの事例も見られます。

そこで今回は、ヒアルロン酸注入後の注意点や対処法についてご紹介します。

顔や身体のさまざまな部位の美容整形にヒアルロン酸は用いられています。

施術は5〜10分で完了し、さらに手術の当日から洗顔ができるなどの気軽さが人気ですが、一方で施術後にしこりができてしまったケースも見受けられます。

しかし、なぜしこりができてしまうのでしょうか。その理由について、次のような可能性が考えられます。

注入されたヒアルロン酸は通常、数ヶ月かけて徐々に体内に吸収されていき、2〜3年後には多くが分解されて吸収されます。

しかしヒアルロン酸の種類や注入部位、注入方法によって吸収の速度は異なり、完全に分解されずに残ることもあります。

こうして残ったヒアルロン酸がしこりとなってしまうケースがあるのです。

ヒアルロン酸は、少量を注入するより多量を、皮下の深いところより浅いところに注入する方が触れやすい傾向にあります。

ヒアルロン酸が体に合わなかった場合、ヒアルロン酸が溶け残るのとは別に、異物肉芽腫というしこりを形成することもあるので、極端に費用が安いものなどは注意しましょう。

しこりができても触りすぎないよう注意

もししこりができてしまったら、どのように対処すれば良いのでしょうか。

ヒアルロン酸は体内に吸収される成分なので、まずはしこりができたとしても半年ほどで気にならなくなる場合もあります。

特に注入から2〜3日の間はヒアルロン酸がなじんでいないため、まだ硬さが感じられることがあります。

1週間ほどすると自然となじむので、あまり触らないようにしましょう。たとえ体内に残ったとしても害のない物質なので、焦らないことが大切です。

また、マッサージをするとしこりとなっているヒアルロン酸を散らすことができますが、一方でヒアルロン酸が注入箇所からなくなってしまい、せっかく整えた部分が崩れてしまいます。

特に術後1週間は、ヒアルロン酸が移動しやすくなっているので、マッサージは控えましょう。

それ以外にも、洗顔やメイクの際などに触りすぎないようにすることが形を保つためには大切です。

注意しておきたいのが、ヒアルロン酸の注入量が多い場合。

ヒアルロン酸の周囲に被膜が形成されて、しこりとして残るケースが多く見られます。

このような場合や、もしどうしてもしこりが気になったり明らかに様子がおかしかったりする場合は、自分で触らず医師に相談するのがおすすめです。

その他の副作用はどんなものがある?

ヒアルロン酸注入によるしこりについてご紹介しましたが、ヒアルロン酸の注入による副作用は他にも以下のようなものが挙げられます。

・内出血や腫れ
ヒアルロン酸を注入する際に使用する注射針が血管に当たり、内出血を起こしてしまうことがあります。

非常に細い針を使い注意深く施術をしても、一定の確率で起こり、腫れてしまうこともあります。しかし1〜2週間ほどで自然と消えるので、メイクなどで隠して過ごすようにすれば問題ないでしょう。

また、服用している薬やサプリメントなどの影響によりあざが起こる場合があります。

しかしこれは、事前に医師と十分に相談しておけば防ぐことができます。

ビタミンEや銀杏の葉エキス、オメガ3など魚のエキス、EPA、アスピリンを服用している場合は注意が必要です。医師に申告し、ヒアルロン酸注射を行う1週間ほど前から服用を止めましょう。

特にアスピリンを使用している場合は2週間ほど前から使うのを止めておきましょう。

・しびれ
施術中にしびれを感じることがあります。

これはヒアルロン酸に入っている麻酔が効果を発揮しているために起こることが多いです。

その場合、施術から3~4時間で改善します。非常に稀なケースですが、注射針が神経に触れてしまうことも起こりえます。

この場合は自然に治るのを待つしかありません。復元には1ヶ月程度、長いと3ヶ月ほどかかることもあります。

・肌に凹凸ができる
注入部分が目に見えてでこぼこしてしまうという事例もあります。

この場合は、目の周りなど皮膚が薄い箇所に多量のヒアルロン酸を注入した際に起こりやすくなります。

しかし、しこりと同様に、マッサージである程度ケアすることができます。ヒアルロン酸を分解・溶解する施術も適しています。

・血流障害
注入する際に血管内にヒアルロン酸が入ってしまったり、皮下に注入されたヒアルロン酸が血管を圧迫したりして血流を悪化させてしまったりすることがあります。

これを「血流障害」と呼んでいます。血流障害を起こすと、数時間後には皮膚が紫色や赤色になり痛みを伴うようになります。

さらにそのままにしていると凹みや赤みが残り、最悪の場合は皮膚が壊死してしまうこともありす。

迅速な治療が大切なので、異変を感じたら速やかに医師に相談しましょう。

・アレルギー反応
ヒアルロン酸自体は体内にある成分なので、基本アレルギー反応は起こしません。

ただし、架橋剤や不純物に反応する事で、それらが反応を起こす可能性も考えられます。

もし注入部の痛みや熱感、腫れが長引く場合は医師に相談し、抗アレルギー剤などの内服薬や点滴などの処置を受けましょう。

ヒアルロン酸注入による副作用が出やすい部位とは

上記では、しこりをはじめとするさまざまな副作用についてご紹介しました。

顔や身体など多くの部位に注入することができるヒアルロン酸ですが、部位によって副作用の起こりやすさにも差があります。

涙袋の形成、目の下のシワや目の上のくぼみを緩和するためにヒアルロン酸注入を検討する方がいますが、目の周りは皮膚が薄いため凹凸ができやすくなります。

また、鼻も注入箇所が一点に集中するためしこりが発生しやすい部位です。ほうれい線への注入も、ごく稀に血流障害を起こすことがあるので注意しましょう。

痛みや皮膚の色の変化など、異変を見逃さないようにしましょう。

しこりができてしまい、気になるようであれば、ヒアルロン酸を分解する注射を打つことも検討しましょう。

ヒアルロン酸を溶解する注射は「ヒアルロニダーゼ注射」と呼ばれ、ヒアルロン酸を糖とたんぱく質に分解する働きがあります。

ヒアルロン酸はいずれ体内に吸収されるものですが、この注射を打つと吸収を待たずにヒアルロン酸を分解することができます。

施術は、ヒアルロン酸を注入する際と同様に、1本の注射を打つだけで完了します。

施術時間は5〜10分ほどです。また、ヒアルロニダーゼ注射もヒアルロン酸注射も、施術の際にメイクを落として麻酔クリームを塗るという手順で行われます。

そのため、クリニックに行くまではメイクをしていても問題ありません。

施術後は、クリニックのメイクルームなどで再びメイクをして帰ることもできます。

この注射は、しこりができてしまった場合はもちろん、仕上がりに満足できなかった場合や元に戻したい場合などにも有効です。

ヒアルロニダーゼ注射を打って元に戻した箇所に、再びヒアルロン酸を注入したい場合は、施術の間を最低でも1週間空けるように心がけましょう。

まとめ

利便性が高く気軽に行えるヒアルロン酸の美容整形ですが、一方でイメージ通りに仕上がらないことや身体に影響を及ぼすことがあることもわかりました。

ヒアルロン酸の注射は、少しずつゆっくり注入することや、必要以上に多く注入しないことなどが、仕上がりを左右します。

医師の技術によるところが大きいので、まずは信頼できる医師にしっかり相談したうえで臨むことが大切です。

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この記事の監修

ヴェリテクリニック
名古屋院 医師
仲宗根 美佳医師
所属院
名古屋院
日本形成外科学会認定 日本形成外科学会専門医 / 日本形成外科学会正会員 / 日本美容外科学会(JSAPS)正会員 / 日本美容外科学会(JSAS)正会員

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