
重瞼術~第2章 : 埋没法
埋没法に使う糸はナイロンでできていますので、溶けて無くなることはありません。永久に残ります。
重瞼術~第2章 : 埋没法 目次
埋没法の重瞼が消えるわけ
髪の毛のように細いと言っても、糸が切れることはまずありません。それでは、どうして埋没法で作った二重が消えてしまうことがあるのでしょう。
まず一つは糸がほどけてしまうことです。
これは手術後2,3ヵ月以内といった早い時期に起こります。術後1年もしてから糸がほどけることはほとんどありません。術後何年も経過してから二重が元に戻ってしまうのは糸からまぶたの肉が緩んでしまうのが原因です。
ちょっと分かりにくいかもしれませんので、たとえを使って説明します。糸で豆腐を持ち上げようとすると、糸は切れないで、豆腐が切れて、豆腐の中に糸がくい込んでいきます。
埋没法の術後のまぶたでは、目を開けるたびに埋没されたナイロンの糸が皮膚を引っ張ります。

一日何百回もこれを繰り返すうちに、皮膚の組織が切れて、皮膚の浅いところに通してあった糸が奥の方に食い込んでいきます。

そうすると、糸がひっぱられても皮膚がしっかりとくい込まなくなります。

その結果、二重が浅くなり、最後には二重が消えてしまいます。
埋没法の二重が消える確率
それでは、埋没法で作った二重がどれくらいの確率で消えてしまうのか?
1年以内に消えるのは、糸がほどけてしまうのが原因のことが多いと思いますが、10から20%のケースに起こっています。
1年以降に糸がほどけることはほとんどありませんが、今度はまぶたの組織が切れて糸が緩んでくるため、二重が浅くなったり消えたりします。
そういったことは5年も経過すると30%のケースにみられます。
埋没法の二重が消えやすいまぶた

眼窩脂肪と呼ばれる脂肪が多くてまぶたの下の方まで降りてきているケースは、まぶたの裏側と表側を連結するように通した糸の間に脂肪が挟まれることになります。
そうすると、この脂肪がずれた時に糸に緩みができてしまいますので、二重がとれやすくなります。
ぶ厚い皮膚が硬くて畳まれにくいのは何となく分かって頂けると思います。
衣類でも薄い布でできたものは畳みやすいですが、ジーンズのように厚く硬い布は畳みにくいですから。
したがって、皮膚のぶ厚いケースは二重が消えやすくなります。
まぶたの皮膚は睫毛に近いほど、つまり下の方ほど薄く、上の方に行くほど厚くなります。
巾の広い二重をつくるためにはまぶたの上の方に重瞼線を作らなければなりません。
先ほど言いましたように、まぶたの上の方の皮膚は下の方に比べて厚くなります。
また、上の方に糸を通すと脂肪の中に糸が通りやすくなります。そういうわけで、幅の広い二重は狭い二重よりも消えやすくなります。
埋没法の二重を消えにくくする工夫
以上の説明から、幅の狭い二重は広い二重に比べてラインが消えにくいことは分かっていただけたと思います。だからといって、狭い二重を作ってもらってもうれしくないでしょう。

広い二重でもラインが消えにくくするのに何かよい方法はないかといいますと、埋没法に併せて上まぶたの脱脂術を行うことです。
脱脂術をすれば、下の方まで降りてきている眼窩脂肪を取り除くことができるため、二重が取れにくくなります。
第3章は「切開法」です。
切開法の二重が消えにくいわけは、皮膚を切開して皮膚とまぶたを持ち上げる筋肉を縫い合わせて連結させるからです。
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