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唇の悩みは様々!口元の特徴別にできるトレーニングと美容整形施術の違い

■唇の悩みにはどんなものがある?

ぽってりと肥大したたらこ唇や薄すぎる唇、口角が下がった唇など、唇の形や厚さは人によってまったく異なります。顔の印象を左右するパーツのひとつでもあることから、コンプレックスを抱えている方も多いのではないでしょうか。今回は、唇の悩み別にできるセルフトレーニング法と美容整形でできる施術法、さらに目標とすべき理想の唇の形についてもご紹介します。

まずは唇の悩みにはどのようなものがあるのか見てみましょう。唇の形は遺伝によるところが多いと言われていますが、そのほか生活習慣が原因となっていることもあります。唇に関する悩みの原因と特徴をご紹介します。

・たらこ唇
たらこ唇は、その名の通りたらこのようなぷっくりとした厚みのある唇のこと。男女問わずセクシーな印象を与えることができますが、肥大しすぎると顔のバランスが崩れて見えてしまうことがあります。主に遺伝が原因となっているため、たらこ唇の人は、親や兄弟など、親族にもたらこ唇の人が多いという特徴があります。

一方、たらこ唇の後天的な原因としては、歯並び、表情筋の衰え、口呼吸、顎の歪みなどが挙げられます。歯並びが原因となるたらこ唇は、主に出っ歯によるものです。歯が前に押し出されることによって唇も前に突き出してしまうため、唇の内側がめくれるようにして露出してしまうのです。また、顔中に張り巡らされている表情筋のうち、口輪筋と呼ばれる口まわりの筋肉が衰えたことによって、たらこ唇になってしまう場合もあります。もともと唇が厚めな人の口輪筋がたるむと、口元の締まりがなくなり余計にポテッとして見えてしまうのです。出っ歯や表情筋のゆるみによって口を開けていることが多くなってしまうと、唇が前に突き出される状態が続きたらこ唇になりやすくなるので要注意です。

そのほか、口呼吸の人も口を開いていることが多くなるため日頃から気をつけましょう。唇が外気にさらされる状態が続くと、ダメージから守るために唇がどんどん厚くなってしいます。上記以外にも、顎が歪んでいる人も、歯並びや食べ合わせが悪くなるため口の締まりが悪く、たらこ唇になりやすいと言われています。頬杖をつく癖があったり、就寝時の体勢がいつも同じだったりすると、顎が歪みやすくなってしまいます。

・薄すぎる唇
たらこ唇とは反対に、唇が薄すぎることで悩んでいる人もいるのではないでしょうか。実は唇は、成年期にかけて形が成熟し、その後、鼻から下の皮膚の中にあるコラーゲン繊維や弾性繊維などの減少が起こります。そのため、30〜40代にかけて、徐々に薄くなっていったり、シワっぽくなったりすることがあります。これは「唇痩せ」と呼ばれており、唇の厚さだけでなく高さも失われていくため、全体的にのっぺりとした印象になっていきます。

・口角が下がっている
口角が下がっていて、怒っているように見えてしまうという悩みも多く聞かれます。口角が上がると幸せを感じる「セロトニン」というホルモンが分泌されるなどの効果も発表されているため、印象だけでなく健康面においても重要だと言えるでしょう。口角が下がる原因には、口周りにある口輪筋の衰えにより口を閉じる力が弱まっていること、口周りの皮膚がたるみ口角が下がって見えてしまうことが挙げられます。また、首を覆っている広頚筋の衰えにより口角の位置を保つことができなくなってしまうことも原因です。いずれも加齢などによる筋肉や肌の衰えが原因となっています。

■お悩み別!セルフでできる唇トレーニング法

上記では唇の悩みについてご紹介しました。続いては、自分でできる唇のトレーニング・マッサージ方法についてご紹介します。

・たらこ唇の修正法
たらこ唇を修正する方法としては、まず口呼吸をやめ、鼻呼吸に切り替えることから始めましょう。ただ口を閉じるだけでなく、下を上顎の前歯の少し後ろにつけるよう意識すると、鼻呼吸がしやすくなります。また、出っ歯を治すために歯科矯正を受けるのも手です。そのほか、自宅でできるトレーニング法には以下のようなものがあります。

1、口を閉じた状態で、上唇と下唇の4分の1〜半分ほどを口の中に軽く巻き込みます。
2、巻き込んだ唇を軽く挟みます。もし挟めない場合は、上下の歯のいずれかを巻き込んだ部分に乗せましょう。
3、両頬に手のひらを当て、口角を上げるようにして斜め上に持ち上げます。
4、そのまま軽く笑顔をつくります。

・薄すぎる唇の修正法
薄すぎる唇の原因は加齢によるものが中心となっています。紫外線による光老化を抑えるために日焼け止めやコンシーラーを使って肌を守ったり、UVカット機能のあるリップクリームを活用したりすると良いでしょう。そうして紫外線による活性酸素を抑える一方で、コラーゲン形成を促すビタミンCを摂取するのもおすすめです。以下のトレーニングを行なって血流を促すのも良いでしょう。

1、両手の薬指と中指を左右の下唇に当て、やさしく押し上げた状態で5秒キープ。
2、中指を上唇、薬指を下唇の端に当て、斜め上に持ち上げて5秒キープ。
3、唇を突き出して中央部分を両手の親指と人差し指でつまんでほぐす。

・下がった口角の修正法
下がった口角は口周りと首の筋肉の衰えが原因なので、これらを鍛えることが大切です。食事の際はよく噛む、スマートフォンの操作などの際に下を向き過ぎないようにする、表情筋を鍛える美容グッズを使ってみるなどがあります。マッサージ法には以下のようなものがあります。特に口輪筋のトレーニングはたらこ唇にも有効なので、ぜひ取り入れましょう。

口周りの口輪筋を鍛えるトレーニング1
1、口を閉じた状態で、歯に沿うようにゆっくり20回まわす。
2、1の逆回りも行う。これで口輪筋が緩まります。

口周りの口輪筋を鍛えるトレーニング2
1、口を思い切り膨らませる
2、口の中の空気を左右に移動させ、それぞれ5秒ずつキープする。
3、口の中の空気を上下に移動させ、それぞれ5秒ずつキープする。
4、上記を3セット繰り返す。

首の広頚筋を鍛えるトレーニング
1、正面を向いた状態から5秒かけて上を向く。
2、真上を向いたまま、下唇を突き出す。
3、上唇も突き出したら、5秒キープする。
4、ゆっくりと元に戻す。

そのほか、空のペットボトルを咥えて口輪筋の力で持ち上げる、割り箸を軽く噛んだ状態で2〜3分キープするという方法も有効です。

ご紹介したトレーニング法はどれも今日から始められるものばかりですが、行う際には注意が必要です。唇は汚れや摩擦の負荷を受けやすく、マッサージをしすぎると荒れてしまうことがあるからです。前述の通り、外気の影響も受けやすく意外とデリケートなので、刺激を与えすぎると肥大化してしまうことがあるのです。

■美容整形で唇の形を整えることも可能

セルフケアでは修正しきれない場合や、トレーニングをやりすぎて肥大化してしまった場合には、美容整形で形を整えることも可能です。セルフケアだと細部のコントロールはどうしてもできないので、美容整形に頼るのも視野に入れておくと良いでしょう。具体的には以下のような施術方法が挙げられます。

・たらこ唇には口唇縮小術
唇の外側の乾いている部分と内側の湿っている部分の境目にある粘膜と筋肉の一部を切開して薄くする施術です。上下の唇の施術を受けることはもちろん可能ですが、上唇だけ、あるいは下唇だけなど片方だけの施術とすることも可能です。切開するほど薄くすることができますが、上唇は8mm、下唇は10mmが理想の厚みと言われているので、これを基準にカウンセリングを受けて切開する幅を決めていくと良いでしょう。年齢を重ねるほどに唇が薄くなるという点も踏まえて決めきましょう。また、長さだけでなく、上唇をM字型に切開したり、下唇をハート型に切開したりとデザインも決めることができます。

・薄すぎる唇には脂肪注入
腹部や太ももの脂肪を吸引し、不純物を取り除き濃縮します。濃縮したら、極細の針を用いて、暑さやボリュームの足りない箇所に注入し、厚みとハリを持たせます。半永久的な定着を得るには複数回の注入が必要ですが最終的には2〜7割ほどの定着率を誇ります。自分の脂肪を使用するため、アレルギーや拒絶反応がない点もメリットです。

・口角を上げたい・唇をぷっくりとさせたいならヒアルロン酸注入
口角が上がった唇をつくるには、ヒアルロン酸を注入するのが最適です。ヴェリテクリニックでは「アヒル口形成」と呼んでいます。口角を上げるだけなら「口角挙上」という施術もありますが、口角が下がる主な原因は加齢によるものです。唇のハリも失われていることが多いため、ヒアルロン酸で一度に施術するのがおすすめです。施術は麻酔クリームを塗布してから、希望する場所にヒアルロン酸を注入するだけなので、わずか5分ほど。

■理想とされる唇の形を知ろう!

唇の代表的な悩みのケア方法について紹介しましたが、実際にどのような形の唇を目指すべきなのでしょうか。実は唇には理想の形とされる“黄金比”があるのです。鼻から唇までの長さと、唇から顎までの長さの比率が、1:1.6、また上唇と下唇の厚さが1:1.6となっています。

上記でご紹介した黄金比のほかにも、魅力的な唇とされるには条件があります。黄金比であることに加え、口角が上がっていること、上唇はキューピッドが持つ矢に似た「キューピッド弓」、下唇は「舟型」であることです。まずはご自身の唇をよくチェックしてみることから始めてみてはいかがでしょう。

■まとめ

唇の厚さや形にはさまざまな種類があり、原因も異なることがわかりました。トレーニングや生活の癖、によっても変化していくものなので、まずは自分でできることから始めてみるのも良いでしょう。また、加齢によっても変化するので、美容整形を受ける際はその点も踏まえてデザインや形を決めていくことをおすすめします。