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唇を縮小する手術は自分に合っているか黄金比で自己チェック

■まずは自分がタラコ唇か確認しよう

唇は女性らしさを象徴するパーツだと言えますが、中には大きすぎるタラコ唇に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、美容整形で唇を縮小する方法と、理想的な唇の比率についてご紹介します。

唇の大きさを気にする前に、まずは自分が本当にタラコ唇なのかをチェックしてみましょう。実は、世界共通の唇の黄金比率というものがあり、これを満たしていると美しい唇だと言えるのです。

黄金比のひとつめは、上唇と下唇の厚さの比率が、3〜4:5であることです。正確には、下唇の方が1.618倍厚い方が美しい比率です。この比率は唇のみでなく、古代から人々が美しいと感じる黄金比として、建築や絵画などでも数多く用いられてきました。パルテノン神殿やモナ・リザ、ミロのヴィーナスなどにも使用されているほどです。なお、唇自体の横幅に関しては、縦幅の3倍が理想的なサイズです。

また、唇のサイズだけでなく、顔とのバランスも重要となります。鼻の下から唇の中央までの長さを1とした時に、唇の中央からあご先までの長さが2になるのが、理想的なバランスです。さらに、唇の横端が黒目の内側にあたると、なお良いとされます。こうした黄金比を知っておくと、自分の唇はどこが不自然なのか、あるいは気にするほどバランスが崩れているわけではないことなどがわかるでしょう。

■美容整形でできるタラコ唇の修正法

上記の唇黄金比チェックはいかがでしたか。確認した上で、唇のサイズやバランスが気になるという方は、まずはメイクの際にリップの輪郭の取り方やリップの色などで目立たなくするなどの工夫をしてみましょう。それでも気になってしまう場合は、美容整形で唇の大きさを調整することも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

ヴェリテクリニックで行えるタラコ唇に対処する美容整形には、「口唇縮小術」というものがあります。厚い唇を薄くすることを目的とした施術で、唇の内側の湿っている部分と外側の乾いた部分との境目にある余分な粘膜と筋肉を切除することで大きさを整えるものです。

施術の際は、まずは唇のデザインを決めることから始まります。カウンセリングを受けながらどの程度切除をするかなど、サインペンで唇にマーキングをしながら決めていきます。

上下ともに薄くすることももちろん可能ですが、上下いずれかのみを薄くすることも可能です。個人の好みに合わせてやや厚めにしたり、平均的な厚さより薄くしたり、黄金比とは異なる比率を採用することもできます。

また、切除量だけでなく、上唇だったらM字型に、下唇だったらハート型になるようにするなど、形も一人ひとりに合わせたこだわりのデザインをつくることができます。ただし、一度薄くしてしまった唇を再び厚くすることは基本的にはできないので、たとえ憧れの唇の形があったとしても、それが本当に自分に合うかどうかという点をカウンセリングで相談しながら見極めましょう。

デザインが決まったら施術開始です。唇の粘膜の部分に局部麻酔を打ったら、上下の唇をそれぞれ切開して切除していきます。基本的には粘膜の切除のみですが、現状の唇よりも大幅に薄くしたいという希望がある場合は、粘膜下組織の下にある口輪筋と呼ばれる唇内の筋肉も切除します。

ただし、口輪筋を切除しすぎると口が動かしにくくなることなどもあるため、やり過ぎないよう注意が必要です。切除し終えたら、無色透明の糸で縫合したら完了です。施術は20分前後で終わり、入院の必要はありません。シャワーや洗髪も手術の当日から可能です。

術後2〜3時間は麻酔が効いているため、喋りにくい状態が続くでしょう。感覚が鈍っているため、熱いものを飲んだりすると気付かず火傷してしまう危険性もあります。入浴時は血流がよくなりすぎると腫れが強くなることがあるため、湯船にはつからないようにしましょう。

また、術後2〜3日は腫れたり血が滲んだりすることがあり、至近距離だと人目にも縫合していることがわかるため、マスクを着用して過ごすと良いでしょう。もし腫れが強くなってくることがあったら、氷をガーゼでくるんだもので冷やすなどして手当をすると軽減されます。

口の中は治りが早いこともあり、術後4日目あたりから状態が落ち着いてくる方がほとんどです。術後7〜10日後に抜糸をすることになりますが、それまでの間は患部の状態が不安定であり糸もついていることから、刺激の強い食べ物は避けてください。患部を清潔に保つために食後はかるくすすいだりする配慮が必要です。

術後14日ほどするとかなり落ち着いてくるため、スポーツやトレーニングも可能となります。術後3ヶ月〜半年ほどするとすっかり馴染み、違和感のない仕上がりになるでしょう。

■唇の位置も調整したい方には「上口唇短縮」もおすすめ

上記では唇自体の厚さを調整するための施術の流れについてご紹介しましたが、黄金比の箇所でご説明した通り、顔とのバランスも大切です。もしタラコ唇を治すだけでなく位置の調整もしたいと考えている場合は、「上口唇短縮」の施術も検討してみましょう。

上口唇短縮とは、唇を持ち上げる施術で、鼻と唇の距離を短くすることができます。鼻の下が長いと顔が長い印象になったり、老けて見られたりしてしまうため、意外と重要な部分だと言えます。

施術にはいくつかパターンがあり、各人に合わせた方法で行われますが、基本的には鼻の下の皮膚と筋肉を切除し、唇を鼻の方へ引き上げてから縫い付けると完成します。なお、切開の際の範囲やデザインは鼻の下のシワの形に合わせて決めることになります。

■美容整形を受けるならこんなところに要注意

実際にタラコ唇を修正するための施術を検討している方もいることでしょう。施術の流れはわかったけれど、疑問や不安があるという方のために、以下ではしばしば寄せられる質問をご紹介します。

・唇の手術に適した時期はある?
夏と冬では寒暖差があるため、手術に適した時期があると考える方も多いようです。しかし、唇の施術において、特に適した季節というものはありません。

しいて言うのであれば、術後にマスクをつける必要があったり、運動や入浴など生活において気をつけなくてはならない点もあったりすることから、休みが取れてゆっくりできる時期に行うと良いでしょう。

・手術後に海外旅行を控えているけれど問題はない?
術後の経過については施術の箇所でご紹介しましたが、海外旅行は、術後どのくらい経ったら可能なのでしょうか。基本的に10日後には抜糸が完了し、14日後には状態がほとんど落ち着くため、よほどハードなことをしない限り、手術から1ヶ月くらい後からは海外旅行なども自由に行くことができます。

・唇の手術をした後に歯科矯正をしても問題ない?
唇の施術と同時に歯並びを気にしている方も多いのではないでしょうか。上記の通り、口の中は治りが早く2週間くらいすると状態が落ち着くため、このくらいの時期からは歯科医院への通院を再開しても問題ありません。歯科矯正の開始時期などは歯科医に相談した上で決めるようにしましょう。

・一度薄くした唇を再び厚くすることは不可能?
一度薄くしてしまった唇は元に戻せないとお伝えしました。元通りにすることはやはりできませんが、美容整形によって唇に注入をしてふっくらさせることはできます。ヴェリテクリニックには「皮弁法」「脂肪注入」「ヒアルロン酸注射」という方法があります。

皮弁法は口唇裏側の粘膜を切開し、口の中に隠れている粘膜を引き出すことで膨らみを持たせる方法です。脂肪注入は、お腹や太ももの脂肪を注入して唇を膨らませる方法です。注入するのは自己組織であるためアレルギーを起こす心配がありません。

ヒアルロン酸注射はもっとも手軽な方法で、唇にヒアルロン酸を注入するだけで完了します。施術時間は5分ほどで、注入量が調整しやすいため、理想のボリュームや形を表現しやすいというメリットがあります。しかし、徐々に吸収されていくため、持続性はもっとも低い方法となっています。

・口唇縮小術と上口唇短縮は併用できる?
上記でご紹介した唇を薄くするための施術と、鼻の下を短くするための施術は、併用することも可能です。ただ、鼻の下の皮膚は特殊な形をしていることから上手に整えながら切除することが重要です。

また、鼻の下の皮膚を切除することで唇の赤い部分がややめくれるため、これを鑑みた上で唇の厚さを調整するとスムーズに施術が進むと考えられます。そのため、どちらを先に行っても良いし同時に行っても問題はありませんが、鼻の下を短くする施術から先に行うと良いでしょう。

・術後のタバコやお酒は大丈夫?
術後は血流がよくなりすぎるのを防ぐために、お酒やタバコもできれば控えた方が良いでしょう。可能であれば、万が一のことを考えて抜糸が完了するまではやめておきましょう。

■海外では大きな唇はセクシーな証

タラコ唇を修正するための施術法や注意点をご紹介しましたが、実は海外では厚い唇の方がセクシーだと言われています。海外セレブを筆頭にぷっくりとした唇が注目を集め、肉付きの良いという意味をもつ「plump」という言葉をつけて「プランプ唇」と呼ばれたりもしています。

中には唇の中にインプラントを埋め込む施術をする人や、メイクの際に広めにリップを引く人、唇をふっくらさせるためのメイク道具などが登場しているほどです。カップやグラスに唇を吸い込ませて無理やり唇を腫れさせるという危ない手段をとる人までいるそうです。

もしハーフ顔を目指していたり、海外に行ってみたいと思っていたりする方は、日本と海外の価値観の違いにも注目した上で、本当に自分は縮小する必要があるのかどうかを考えてみることも大切です。

唇にも黄金比があることがわかりましたが、時代や国、顔のバランスなどによって、本当に似合う唇の大きさや形は人それぞれだと言えます。もし憧れる唇の形があったとしても、それが自分に合うものかどうか、医師のカウンセリングを受け、相談した上で決めるようにしましょう。