このWebサイトを正常にご覧いただくには、お使いのブラウザのJavaScriptを有効にする必要があります。

MENU

美容外科の腹部リダクションで妊娠線を消す際に知っておくべき注意点

この記事の監修|
名古屋院 李 院長
プロフィールはこちら

妊娠線を消す際に知っておくべきこと!!

妊娠などの急激な体重の増減があると、皮膚にできてしまうのが「妊娠線」や「皮膚割れ」です。これらはいくら保湿クリームなどを塗ったりマッサージをしたりしても消えることはなく、痩せた後も残ってしまいます。

こうした妊娠線や皮膚割れは、「リダクション」という方法で軽減が見込めます。そこで今回は、腹部にできてしまった線にリダクションを施す際のポイントと注意点をご紹介します。

■妊娠線や皮膚割れはなぜできる?

そもそも妊娠線や皮膚割れは、なぜできてしまうのでしょうか。その原因は、急激に体型が変化したことで皮膚の線維組織が破壊されたことで起こります。特に、妊娠時に必要以上に体重増加してしまった人や、妊娠中毒症にかかってしまった人に多く見られます。

できたばかりの時は毛細血管の拡張により赤くなっていますが、次第に目立たなくなっていきます。しかし縦に走るシワは消えることなく残ってしまうのです。

■妊娠線、皮膚割れを目立たなくするための施術法

できてしまった妊娠線を薄くするには、主に「瘢痕(はんこん)手術」と「リダクション」という2つの方法が挙げられます。

瘢痕手術は、皮膚の表面ではなく、真皮層の亀裂している部分を縫合するという施術です。縫合にはいくつか種類があり、妊娠線や皮膚割れによる凹凸を切り取って1本の線にしたり、Zの形に縫合することで傷跡を目立たなくしたり、ジグザグに縫合することで傷跡とシワの方向を揃え目立たなくしたりするなどがあります。

一方のリダクションは、妊娠線や皮膚割れが起きている部分を、皮膚ごと切除するという方法です。皮膚の切除を行うため大掛かりな手術になりやすいという特徴があります。そのため、こちらの方法を選択される方は、体型の増減が激しかったために皮膚が垂れ下がってしまい、線も広範囲に及んでいるというケースがほとんどです。

■リダクションの施術の流れ

施術の流れとしては、まず麻酔クリームを塗布し、局部麻酔を打ちます。そして麻酔がかかったら、皮膚を切除して縫い合わせていきます。手術は2時間ほどで終わり、問題がなければ入院は不要です。術後も通常と同じ生活を送ることができ、後に抜糸をすれば完了となります。また、もし腫れや内出血が起こったとしても1〜2週間で引いていきます。

リダクションを検討する際によく注意しておきたいのが、皮膚を切除するため、どうしても傷跡が残ってしまうという点です。

前述の通り、リダクションを選択される方は妊娠線や皮膚割れが広範囲に及んでいる方がほとんどです。そのため、リダクションを行っても、取りきれない妊娠線や皮膚割れが残ってしまう可能性があります。そのため、皮膚を切除し傷跡を作ってまで取り除きたい妊娠線・皮膚割れかどうかをよく考慮しましょう。

また、皮膚を切除するという施術の特性上、さほど皮膚のたるみがないという方には行うことができませんので、そもそも自分がリダクションを行えるのかという点を医師に確認する必要があります。

■まずはクリニックで相談を

リダクションは、主に妊娠線や皮膚割れ、皮膚のたるみが多い方に向けた施術となっています。大掛かりな手術であるため、傷が残ったりすることもありますから、事前に本当に自分に必要な施術かをもう一度考えてみましょう。

その上で、医師のカウンセリングを受け、希望の仕上がりに近づけられるようプランを立てていくことが大切です。