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深めの法令線に向いているリフトアップ法とは

この記事の監修|
藤本 医師
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深めの法令線に向いているリフトアップ法とは

頰の両脇にくっきりと残る「ほうれい線」。笑ったり喋ったりする度にほうれい線が出るため、人の目が気になってしまうという方もいることでしょう。老けた印象を与えてしまうために改善したいという意見も多く聞かれます。

そこで、なぜほうれい線が深くなるのか、美容外科ではどのような施術ができるのかをご紹介します。

■ほうれい線が深くなる原因とは

まずは、意外と知られていないほうれい線の原因について、おさらいしてみましょう。

加齢とともに気になりはじめるほうれい線は、万人に共通する悩みと言っても過言ではありません。しかし、実際はほうれい線自体が濃く深くなっているのではありません。加齢によって頰の支持組織がゆるみ、下垂することによって下側にボリュームが出てしまい、次第に前部に突出するためによって引き起こされているのです。こうしてたるんだ頬がほうれい線に皮膚や脂肪が覆いかぶさった状態になり、ほうれい線がくっきりと見えるようになります。

また、コラーゲンが減少するのも原因のひとつです。歳を重ねるごとに真皮のコラーゲン線維やエラスチン線維は減少していき、表皮を支えられなくなってしまいシワやたるみが起こり、ほうれい線の原因となっています。

■ほうれい線施術に用いられる主な「リフトアップ法」とは?

それでは、ほうれい線を目立たなくするために美容外科ではどのような施術が可能なのかを見ていきましょう。ほうれい線の治療には、ヒアルロン酸の注入や高周波の治療が挙げられますが、今回は、リフトアップの手術についてご紹介します。

〇フェイスリフト
フェイスリフトには3種類あり、「ミニリフト」「ミッドフェイスリフト」「フルフェイスリフト」に分けられます。

・ミニリフト
耳の前の軟骨に沿った部分を3〜4センチ切開し、肌を後ろへ引っ張る施術の事を指します。肌を後ろへ引っ張ることによってしわやたるみが目立たなくなり、ほうれい線もできにくくなります。また、傷跡が見えにくいというメリットもあります。

・ミッドフェイスリフト
耳の周囲を切開し、皮膚や筋膜を引き上げる施術です。顔面中部の筋肉や頬上部の脂肪などもまとめて引き上げる方法なので、顔全体のエイジングケアができます。

・フルフェイスリフト
耳筋に沿って広めに切開し、肌を引き上げる施術です。ほうれい線の主な原因となる鼻から口にかけてのたるみはもちろん、首や顎のラインなども合わせて引き上げる方法です。深刻なたるみやほうれい線に悩む方に向いています。

■スプリングスレッド法

「スプリングスレッド」という特殊な糸を皮下に挿入し、皮膚を引き上げる方法です。「コグ」と呼ばれるヒダがついており、それで皮下組織を引っ掛けて吊り上げることによってリフトアップができるという仕組みです。スプリングスレッドには伸縮性があるため持続性が高く、術後の後遺症の心配もほぼありません。

また、真皮層のコラーゲンやエラスチンの形成を担う「線維芽細胞」を刺激もするため、肌の張りをつくるお手伝いもしてくれます。スプリングリフトの施術法はクリニックや医師によっても異なるため、先に確認しておくと良いでしょう。

■おわりに

肌のお悩みとして非常に多いほうれい線の悩みですが、見た目の印象を若くしたい、実年齢より老けてみられるなどほうれい線を気にしている方は、一度カウンセリングを受けてみることをおすすめします。