
この記事の監修
三苫 医師
ヴェリテクリニック 医師
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年齢とともに顔まわりの脂肪やたるみ、フェイスラインのもたつきなどで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
脂肪吸引と糸リフトは、どちらも小顔効果が期待できる人気の美容整形ですが、「同時に受けた方が良いのか?」と考える方もいるでしょう。
結論から申し上げると、状態によっては同時に受けることで、より相乗的な効果が期待できる場合があります。
目次
脂肪吸引と糸リフトを同時にやるべき人とは?
脂肪吸引と糸リフトの組み合わせは、顔の脂肪がもともと多い方や加齢によって頬のたるみ、ほうれい線が目立つ方におすすめの施術です。
それぞれの相乗効果によって、より小顔効果が期待できます。
脂肪吸引の効果
脂肪吸引とは、「カニューレ」と呼ばれる特殊な吸引管を皮膚の下にある脂肪層に挿入し、脂肪細胞を除去する施術です。
施術方法は耳の後ろを数ミリ切開して施術を行うため、傷跡が目立ちにくく、短期間でスッキリとした印象に変えることができます。
また、脂肪を直接吸引することによって、脂肪細胞自体を減らすことができ、リバウンドすることなく、半永久的に効果が続きます。
しかし、暴飲暴食を繰り返すと、残った脂肪細胞が大きくなる可能性があるので、施術後も効果を維持するためには、暴飲暴食や生活習慣の乱れに気をつけましょう。
糸リフトの効果
糸リフトはコグと呼ばれるトゲのついた医療用の溶ける糸を皮下組織の層に挿入し、皮膚を持ち上げてリフトアップを行う施術です。
糸リフトにはさまざまな種類があり、シワやほうれい線、マリオネットラインなどの改善に効果的で、若々しい印象に変えることができます。
また、糸を挿入した際に皮膚の組織が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促進されるため、肌にハリやツヤが出て美肌効果も期待できます。
糸リフトは施術後から少しずつ体内に吸収されていく性質があり、持続期間は約6ヶ月〜2年が目安となります。
糸の種類によって持続期間は異なりますが、効果を維持するためには定期的にメンテナンスを行う必要があります。
脂肪吸引と糸リフトの組み合わせがおすすめの人
脂肪吸引と糸リフトの組み合わせがおすすめの人は以下のとおりです。
- 顔の脂肪とたるみの両方が気になる人
- スッキリとしたフェイスラインにしたい人
- より小顔効果のある施術を受けたい人
- 顔が老けて見える人
- 傷跡が目立たない施術を行いたい人
- 効果を早く実感したい人
顔の脂肪やたるみの改善はセルフケアでは難しく、短期間で理想のフェイスラインを叶える方法として、脂肪吸引と糸リフトの組み合わせはおすすめです。
顔の脂肪とたるみを同時に改善し、小顔効果を早く実感したい方に向いている施術と言えるでしょう。
脂肪吸引と糸リフトを同時に行うメリット

脂肪吸引と糸リフトを組み合わせて施術を行うと、さまざまな効果が期待できます。
脂肪吸引と糸リフトを同時に行うメリットは以下のとおりです。
小顔効果と若返り効果が同時に実感できる
脂肪吸引と糸リフトの施術を同時に行うことで、より小顔効果や若返り効果を実感することができます。
脂肪吸引で急激に顔の脂肪を減らすと、肌のボリューム感が一気になくなり、皮膚がたるむリスクがあるため、老けて見える可能性があります。
特に顔の脂肪が多い方やたるみが強く、ブルドックラインが気になる方は、脂肪吸引と糸リフトを同時に行うことで、スッキリとした若々しいフェイスラインに整えることができます。
ダウンタイムが一度ですむ
脂肪吸引と糸リフトには、どちらもダウンタイムの期間があり、別々に施術を受けると、その分ダウンタイムの期間が長くなり、体への負担も大きくなります。
それぞれ施術後に痛みや腫れ、むくみ、内出血などの症状が生じる場合があり、脂肪吸引のダウンタイムは約2〜3週間、糸リフトは数日〜1週間です。
そのため、脂肪吸引と糸リフトの施術を同時に行うことで、ダウンタイムを一度で済ませることができ、負担も軽減することができます。
糸リフトの効果が長続きする
脂肪吸引と糸リフトの組み合わせは、糸リフトの効果が長続きしやすいメリットがあります。
糸リフトはコグと呼ばれるトゲのついた糸を挿入し、皮下組織を引き上げてリフトアップを行いますが、顔の脂肪が多いと、脂肪の重みによって糸に負担がかかりやすくなってしまいます。
糸の負担が大きいと、引きつれやリフトアップ効果が長続きしない可能性があり、十分に効果を実感できないことも考えられます。
そのため、脂肪吸引で脂肪量を減らすことで、しっかりリフトアップができるだけでなく、糸にかかる負担を軽減することができるので、スッキリとした理想のフェイスラインを長く維持することができます。
将来的なたるみ予防に効果的
加齢による顔のたるみは、肌の水分量の低下や表情筋、口周りの筋肉が衰えて皮膚が垂れ下がってしまうことが原因です。
顔の脂肪が多いと、たるみやほうれい線が年齢とともに目立ちやすくなるため、脂肪吸引は将来的なたるみの予防に効果的です。
また、脂肪吸引と糸リフトを同時に行うことによって、顔のたるみ予防と若返り効果が維持され、アンチエイジングにもおすすめです。
脂肪吸引と糸リフトを同時に行うデメリット
一方で、脂肪吸引と糸リフトを同時に行う施術には、以下のようなデメリットも挙げられます。
リスクや副作用が起こる可能性がある
脂肪吸引と糸リフトには、どちらもリスクや副作用が起こる可能性があります。
脂肪吸引のリスク・副作用
- 痛み
- 腫れ
- むくみ
- 内出血
- 傷跡
- 拘縮
脂肪吸引の術後に痛みや腫れ、むくみ、内出血などの症状が生じる場合があり、個人差はありますが、痛みや内出血は2〜3週間程度で落ち着いていきます。
また、腫れやむくみの症状は2週間〜1ヶ月程度で徐々におさまっていきます。
糸リフトのリスク・副作用
- 痛み
- 腫れ
- 内出血
- 感染症
- 引きつれ
- 皮膚の凹み
糸リフトも術後に多少の腫れやむくみが起こる可能性がありますが、2〜3日程度で落ち着いていきます。
また、皮膚が引っ張られることによって、引きつれを起こす可能性もありますが、長くても3〜4週間程度で治るでしょう。
どちらの施術にもリスクや副作用が起こる可能性があるということを理解し、十分に納得したうえで施術を受けるようにしましょう。
費用が高くなる
脂肪吸引と糸リフトの料金はクリニックによって異なりますが、同時に施術を行う場合は、一回の総額費用がどうしても高くなってしまいます。
糸リフトは、糸の種類や本数によって料金が変わりやすく、脂肪吸引も施術範囲が広いとその分の施術料金が追加で発生します。
まずは、カウンセリングで医師と希望の仕上がりイメージを相談し、事前に総額の費用を確認しておくとよいでしょう。
脂肪吸引と糸リフトの組み合わせがおすすめの理由
小顔効果や若返りの美容整形にはさまざまな方法があり、必ずしも脂肪吸引と糸リフトを同時に行った方がいいということではありません。
脂肪吸引と糸リフトの組み合わせがおすすめの理由は、顔の脂肪とたるみを同時に改善できる点です。
特に、顔の脂肪量が多い方や皮膚のたるみが強い方は、どちらかの施術を単独で行うよりも、同時に施術を受けることによって、小顔効果やリフトアップ効果を実感することができます。
そのため、理想のフェイスラインに変えたい方やより効果を高めたい方に脂肪吸引と糸リフトの組み合わせは向いているでしょう。
ヴェリテクリニックでは、一人ひとりの悩みや症状に合わせて、さまざまな美容整形を組み合わせて理想の仕上がりに整える方法をご提案しています。
顔の脂肪吸引+糸リフトの症例写真
ここでは、顔の脂肪吸引と糸リフトを併用した症例写真を紹介します。

担当医:積山 真也
施術名 | 料金・リスク |
---|---|
頬部+下顎部【脂肪吸引】 | 440,000円 |
感染、吸引後の陥没・凸凹、皮膚のたるみなど | |
コグリフト(糸リフト) | 1本22,000円 |
引き上がりの左右差、糸が透ける、傷口が開くなど |
※当時の価格で現在とは異なる場合があります
こちらは頬と下顎の脂肪吸引と糸リフトを行った症例です。
頬とフェイスラインのもたつきが改善され、すっきりとした顔立ちの印象に変わりました。
ヴェリテクリニックの脂肪吸引

- 独自の吸引方法によりたるみを予防
- 傷跡が目立ちにくい
- 顔のバランスに合った自然な仕上がり
ヴェリテクリニックの脂肪吸引は、目立たない箇所を数ミリ切開し、脂肪をよくふやかした後に専用の極細カニューレを用いて脂肪を吸引していきます。
ヴェリテクリニックでは、「マルチプル・レイヤー・リポサクション(MLL)」と呼ばれる独自の脂肪吸引を行なっています。
マルチプル・レイヤー・リポサクション(MLL)とは、表層、中間層、深層の3つの層に分けて、それぞれの層に対して均等に脂肪吸引を行う方法です。
皮膚の層に合わせて適切な脂肪吸引を行うので、施術後に皮膚の凸凹やたるみを予防することができます。
また、傷跡が目立ちにくく、自然な仕上がりになります。
脂肪吸引の施術詳細
施術料金 | 頬部:330,000円 下顎部:220,000円 頬部+下顎部:440,000円 |
---|---|
麻酔 | 静脈麻酔+ラリンゲルマスク 全身麻酔 |
ダウンタイム | 約2〜3週間 |
ヴェリテクリニックの糸リフト

- 糸の種類が豊富
- 一人ひとりに合った最適な糸リフトを提案
- 施術後の傷跡もほとんど目立たない
ヴェリテクリニックの糸リフトは、悩みや目的に合わせて最適な糸を選ぶことができます。
- コグリフト
- テスリフト
コグリフトは、ハイパーリフトと呼ばれる溶ける糸を使用し、比較的ダウンタイムが短く、施術を受けやすいのが特徴です。糸の長さが約18cmで、ほうれい線やマリオネットラインの改善にも効果的です。コグリフトの持続期間は、数ヶ月〜1年程度が目安です。
テスリフトは、360度トゲのついた糸に3Dメッシュを覆った特殊な糸で、従来の糸より強度があり、しっかりリフトアップを行うことができます。持続期間も1〜2年程と長く、小顔効果も期待できます。
糸リフトの施術詳細
施術料金 | コグリフト:22,000円/1本 テスリフト:48,000円/1本 |
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麻酔 | 静脈麻酔+ラリンゲルマスク麻酔 笑気麻酔 |
ダウンタイム | 約2〜3日 |
小顔整形ならヴェリテクリニックへ
今回は、脂肪吸引と糸リフトを同時に行うメリット・デメリットやおすすめの理由について解説しました。
脂肪吸引と糸リフトの組み合わせは、より小顔効果が期待でき、たるみの予防にも効果的な施術です。
セルフケアで顔の脂肪やたるみを簡単に改善することは難しく、理想のフェイスラインを叶える方法として美容整形がおすすめです。
ヴェリテクリニックでは、リフトアップや小顔整形の施術プランが充実しており、経験豊富な医師が3Dシュミレーションを用いて、一人ひとりに合った最適な施術プランをご提案しています。
時間をかけて丁寧にカウンセリングを行なっているので、フェイスラインで気になることや悩みなど、お気軽にご相談ください。