日焼けの原因となる紫外線は、1日を通して太陽光から出ていて、5月~9月は特に紫外線の強い時期になります。みなさんは日焼け対策をどのように行っているでしょうか。
多くの方が日焼け止めやUVカットの化粧品を使ったり、帽子や日傘、サングラスなどを使ったりして日焼けしやすい箇所を覆って対策をしていることでしょう。
また、健康のためだからといって、対策をしていない方もいるかもしれません。たしかに、太陽光は健康なからだを作るためには欠かせないものです。太陽光に含まれる紫外線は、体内でビタミンDを合成します。ビタミンDはカルシウムをサポートするため、丈夫な歯や骨の形成に役立つのです。また、セロトニンという成分も体内で作られますが、セロトニンは体内のリズムを整え、精神を安定させるはたらきがあります。太陽光によって、心身ともに健康なからだ作りができるのです。さらには免疫力もあげてくれるので、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。
太陽光という自然の光で健康になれるのはとてもいいことですよね。もし気分が晴れないときには、散歩をしながら日光浴をしてみてください。日光浴をするなら1日に30分~1時間くらいがおすすめです。
しかし紫外線は、長時間浴びていると体に害が及ぶこともわかっています。紫外線がいちばん強いのは太陽が頭上にあがっている正午頃。紫外線の強い時間帯は避け、適度に日光浴を楽しみましょう。
紫外線はUV(Ultra Violetの略)とも呼ばれていて日常でも聞いたり目にしたりするので、たいていの方がご存知ではないでしょうか。
光線には太陽光のように目に見える可視光線と、赤外線や紫外線といった目に見えない不可視光線があります。紫外線は可視光線に比べて波長が短く、地上に届く太陽光のおよそ6%の割合で降り注いでいます。
紫外線にはUVA・UVB・UVCと3種類あり、地上に届くのはUVAとUVBの2種類です。UVAは大気の影響を受けずにそのまま地上に届き、UVBは上空のオゾン層に吸収されながら残ったUVBが地上に到達します。私たちにとってやっかいな日焼けの原因は、実はこのUVA・UVBなのです。
UVAは天候に関係なく地上に降りてきていて、紫外線のおよそ9割を占めています。すぐに肌に影響があるわけではありませんが、皮膚の真皮層までだんだんと入り込んできます。やがてコラーゲンを破壊して肌のはりや弾力を失わせ、もともと潜んでいたメラニン色素の酸化を助長し、肌を黒くするのです。
UVBが地上に届くのはおよそ1割とUVAよりはるかに少ないのですが、肌には大きなダメージを与える強力な紫外線です。ひりひりと赤くなる日焼けで炎症を起こし、表皮層を傷つけてシミ、そばかすなどになって肌に残ります。また、皮膚がんや白内障の原因にもなっていて、健康に支障をきたすおそれがあるのです。
紫外線は目に見えなくても大きなダメージがありますので、長時間外にいる場合にはしっかりと日焼け対策を行うことが重要ですね。
日差しの強い夏に向けて、紫外線を防げるようにしっかりと準備をしておきましょう。
・日焼け止め
日焼け対策といえば、まず日焼け止めを準備する方が多いと思います。
パッケージにはSPFやPAという表記がされていますが、みなさんはご存知でしょうか。SPFはUVB、PAはUVAを防ぐ指標になっており、数字や+が多いほうが日焼けを防ぐ機能が高まります。
顔に日焼け止めを塗る場合には、スキンケアを行った後に日焼け止めを塗ります。それから化粧下地、ファンデーションの順番で塗ってください。日焼け止めは顔の中央から乗せるようにして、耳や首まで塗っていけば、塗り忘れも防げます。
腕や足はつい縦に塗ってしまいがちですが、横に広げるように塗るのがポイントです。しわになっているところにもしっかりと塗り込みましょう。
日焼け止めは汗で落ちてしまったり、効きめが低下したりしますので、2、3時間ごとに塗るようにしてください。メイクをしていると上から塗りなおすのは難しいので、メイク後の塗りなおしにはスプレーのものを使うのがおすすめです。
・帽子、日傘、サングラス
帽子や日傘は、日焼けしたくない箇所を覆っておくと日焼けを緩和させることができます。帽子、日傘ともにUVカット対応のものがよいでしょう。帽子はつばが大きいものやフェイスカバーがついているもの、日傘は晴雨兼用の便利なものもあります。好みや用途に合わせて用意しましょう。そして、紫外線は目にも刺激を与えるので、サングラスで日差しから守ってくださいね。
・日焼け後のケアはとても大切
日焼けした肌には、軽度のやけどと同じ症状が起こっています。対策を行っていても日が当たっている場所にいるだけで、いつの間にか日焼けしていることもあります。日焼けした肌は乾燥しているので、しっかりと潤いを与えることが大切です。ひりひりと感じたら、まずは冷たいおしぼりでしっかりと冷やしましょう。そのあとに乾燥を防ぐ化粧水、乳液、クリームで肌の保湿をしておきます。
美容整形外科でシミやしわをケアする施術を受けることができます。医師と相談のうえ、自分に合った治療を行うのがのぞましいでしょう。
・レーザートーニング(顔全体10,000円+税・肝斑部6,000円+税)
メドライトC6(QスイッチYAGレーザー)という機器を使用して、皮膚に蓄積しているメラニンを減らしていく施術です。微弱なレーザーを当てるので、刺激が軽減され回数を重ねることでメラニンを徐々に減らしていきます。この機器は2種の波長1,064nmと532nmを症状によって使い分けるので、ターゲットの浅深(せんしん)に合わせて対応できるのが特徴です。メドライトC6は、メラニンを活性化させることなく広範囲の症状に対応でき、刺激による患部の悪化も防ぎます。初クール目は2週間に1度の施術を4~5回、2クール目は1ヶ月に1回が目安です。
妊娠授乳中の方、日光アレルギーの方、皮膚疾患、てんかん発作の既往歴のある方は施術をお控えください。
レーザートーニング治療には以下のようなトラブルも考えられます。
・水疱形成
シミ、くすみへの反応が強いと、赤みが引かなかったり水疱ができたりといった軽度のやけどを起こすことがあります。やけどの症状がみられたら、炎症を抑えるステロイドクリームで治療が必要です(無料)。
・色素沈着
肌質によってはレーザー照射箇所に色素沈着や色素脱失が生じたときは、色素沈着にはメラニン色素を還元するクリームを処方し治療していきます。
・肝斑が濃くなる
まれに照射で肝斑が濃くなった場合にはトランシーノ(市販薬)やトランサミン(750mg~1500mg/日)を併用して治療が必要です。
・好転反応
治療で新陳代謝が活発になり、肌にぶつぶつができることも。これは肌の内部の老廃物が排出されたもので、1週間ほどで引いてきます。
・コラーゲンピールPRX‐T33(20,000円+税)
皮膚細胞からケアすることでしわ、くすみを緩和してハリのある肌へと導くケミカルピーリング剤です。
PRX‐T33の溶液を皮膚に塗布、マッサージしながら肌に浸透させ、施術後はWiQo顔用ナリシングクリーム(乾燥肌用)を使用して天然の皮膚膜の修復を目指します。
PRT‐T33の成分には、ピーリング作用から表皮を保護しつつアプローチする過酸化水素、真皮を刺激し角化細胞を活性化してコラーゲンを形成するトリクロロ酢酸、メラニン細胞に含まれるチロシナーゼ阻害機能で色素沈着を防ぐコウジ酸を配合。ホームケアはグリコール酸配合のWiQo美容液を併用していくことで、肌を正常な状態に近づけていきます。
日焼け止めの使用ができない方、ケロイド体質の方、妊娠授乳中の方、他の施術の既往歴などがある場合には、この施術は受けられません。事前に医師にご相談ください。
下記は、コラーゲンピールPRX‐T33の施術で起こりうるトラブルです。
・眼障害
眼に入り眼障害が起きてしまった場合には、ただちに流水で洗浄するなどの処置を行います。
・瘢痕形成
治療中に激しい痛みが生じ、まれにやけどのような跡が残ることがありますので、痛みを感じたら、ただちに適切な処置を受けるようにしてください。
・色素沈着
ピーリング剤が肌に強すぎる場合、一時的または恒久的に色素沈着を起こすことがあります。その場合、色素沈着はハイドロキノン軟膏、トレチノイン軟膏を使って治療します。
・感染
まれにヘルペスに感染することがありますが、その際には内服薬、外用薬の処方と通院が必要です(無料)。
・ヒアルロン酸注入(ヒアルロン酸1本の場合60,000円+税)
メスを使った手術をすることなく目もとのしわを減らすなら、ヒアルロン酸を注入してもよいでしょう。気になる箇所だけに注入でき、施術時間は10分程度なので抵抗も少なく受けることができます。この施術はしわだけでなく、他のエイジングケアやボリュームが欲しい箇所などにも使われています。ヒアルロン酸はもともと人間の体内にあり、水分や弾力を保持している成分です。注入したヒアルロン酸は最終的には吸収され、無くなりますが、注入直後に元に戻したいとなった場合にも、分解注射で元に戻すことも可能です。
ヒアルロン酸注入の際のトラブルとして次のことが挙げられます。
・アレルギー
異常な赤みや腫れ、熱感が直後から2週間の間にごくまれに起きることがあります。このような症状が出たら抗アレルギー剤内服やステロイド点滴のため、通院が必要です。
・しびれ
注射の針が神経に触れ、しびれが生じることがあります。これは自然に治癒しますが、1ヶ月~3ヶ月の期間が必要です。
・注入部の凹凸
目もとは皮膚が薄いため、注入した直後はヒアルロン酸が凹凸していますが、1週間ほどでなじんで滑らかになります。マッサージでまわりになじませても気になる場合には、ヒアルロン酸分解注射でヒアルロン酸を溶かします。
・感染(化膿)
赤み、腫れ、痛み、熱感が長引く場合には感染が疑われます。内服薬の処方、抗生剤の投与などのため、通院が必要です。ヒアルロン酸は分解注射で溶かす処置を行って、膿がある場合には切開して出す治療を行います。
・皮膚の壊死
大変まれにですが、血管内にヒアルロン酸が注入されると皮膚の壊死が起こることもあり、その場合には症状によって通院が必要です。
紫外線は日焼けの原因になっていて、歳を重ねていくと肌にシミやしわというダメージを与えます。紫外線は1年を通して降り注いでいますので、長時間外出されるときには紫外線対策を万全にすることが重要です。シミやしわができる前に、日焼けのアフターケアも十分に行い美しい肌を目指しましょう。
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