毎日スキンケアをしていると、お肌のコンディションはわかりやすいですよね。
おそらく今までの人生でお肌のトラブルがなかった人はほとんどいないでしょう。
自分の肌を触りながら、何かしら違和感を覚えた経験があるのではないでしょうか。
お肌は思春期に入るとニキビができ、大人へと成長していくと乾燥やシミ、シワなど、なかなか治すことのできない悩みに変わっていきます。
子どもの頃はすべすべのお肌だったのに、歳を重ねるにつれてお肌のでこぼこが気になってくる方もいらっしゃるでしょう。
このお肌のでこぼこは、実は思春期にできるニキビの治療方法に間違いがあった場合にできてしまうものなのです。
思春期にニキビができ、気になってしまうと膿を出したりいじったりして潰してしまうことがありますね。
その時はニキビの膿を出してすっきりしたとしても、後にお肌にくぼみが残り表面がでこぼこになってしまいます。
お肌のでこぼこは、普段のスキンケアでどこまで改善させることができるのでしょうか。
お肌がでこぼこになってしまうのは、指でニキビを潰したときに雑菌が入り込んで、炎症を悪化させてしまうことが原因です。
潰したニキビが悪化すると、肌内部の真皮層にまで影響が及ぶこともあります。
真皮層のダメージが大きいと、ニキビが治ってもその箇所のへこみは修復せず、お肌がでこぼこのまま戻らなくなってしまうのです。
赤みの残っているニキビ跡や色素沈着している跡なら、薬の服用やスキンケアなどでも改善できる場合もありますが、お肌のでこぼこはメイクでのカバーもしづらく、治りにくいといわれています。
体内では常に新陳代謝を行っていて、お肌でもそれと同様に行われています。
このお肌の新陳代謝を「ターンオーバー」と呼び、ターンオーバーは新たな皮膚細胞が古くなった皮膚を押し上げていき排出するまでの流れです。
皮膚は2ミリほどの厚みしかありませんが、皮膚の組織内ではどのようなことが行われているのかみていきましょう。
そしてお肌のでこぼこの修復は可能なのでしょうか。
皮膚は表皮層、真皮層、皮下組織の3層で構成されています。
外気に触れる一番外側の層の表皮層は4層に分かれていて、外側から「角質層」「顆粒層」「有棘(ゆうきょく)層」「基底層」です。
表皮層の外側の角質層は、皮膚の水分を保ちながら、外部の刺激からお肌を守るという役割があります。表皮層の細胞は、ターンオーバーによって基底層から徐々に角質層まで押し上がっていって、役目を終えると垢となって排出されていきます。
この過程は繰り返されていて、表皮層では常に新たな皮膚が生み出されているという仕組みです。
このターンオーバーですが、年齢や個人によって周期には差があり、だいたい28日~56日といわれています。このように、表皮層は常に生まれ変わっているので、表皮層部分のダメージならばターンオーバーを繰り返すことで、お肌のでこぼこも緩和していけるでしょう。
真皮層は、表皮層に比べて厚みのある層で、「コラーゲン」、「エラスチン」、「ヒアルロン酸」、「線維芽細胞」などで構成されています。
お肌の保湿や弾力を持たせる成分を多く含み、皮膚の要になるような層になっています。
真皮層で形成される成分を化粧品やサプリメントなどで摂取すれば、真皮層にへこみが達していても、ある程度の緩和は見込めるかもしれません。
つまり、でこぼこのへこみがどの層まで達しているかによって、セルフケアでの対応方法は違ってくるということです。
歳を重ねていくと新陳代謝も低下して、自然に治癒する力も衰えてしまいますし、傷も深いものなら跡になって残ってしまいますよね。
それと同様に考えれば、ニキビ跡が深ければ深いほど、セルフケアでの改善は見込めないと考えて間違いないでしょう。
真皮層までへこみがある場合には、セルフケアで完治させるのは難しいとお話ししましたが、軽度のものならば緩和できる可能性があります。
セルフケアによって緩和するには、まず肌のターンオーバーを整えることが大切です。
生活習慣や食事、睡眠などを見直していかないと、お肌に悪い影響を与えてしまいます。
「タバコを控える」「バランスのとれた食事をとる」「十分な睡眠をとる」などを改められれば、お肌だけでなく体全体の健康にもつながっていきます。
そして、ターンオーバーを整えながら、日常のスキンケアのしかたを変えていきましょう。
肌の悩みに合わせたスキンケアを行っていると、保湿化粧水を使えばお肌はしっとりとしますし、美白化粧水ならお肌が明るくなって変化を感じることができます。
それは、症状に合った基礎化粧品を使っているからです。
でこぼこ適した成分の化粧品を使えば、時間をかけて少しずつ緩和することができるでしょう。
真皮層では、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分が、線維芽細胞との結びつきで形成されて蓄えられています。
コラーゲンやヒアルロン酸を補っていけば、でこぼこを修復させることができます。
お肌では、真皮層にある線維芽細胞をビタミンCと結合させてコラーゲンを作っているため、浸透力のある「高濃度のビタミンC」を含む美容液を使えば、ビタミンCを補給することができます。
形成が活発になればコラーゲンが増えていきますので、へこんでいるお肌も目立たないくらいには緩和されると考えてよいでしょう。
ヒアルロン酸は女性ホルモンが線維芽細胞と結びつくことによって形成されます。
しかし、加齢とともに女性ホルモンは減っていくため、外部から摂り入れていかなくてはなりません。女性ホルモンに似た成分を持っているのは、大豆製品に含まれる「イソフラボン」です。
イソフラボンを食事やサプリメントなどで摂取していけば、ヒアルロン酸の量を増やしていくことが可能になります。うるおいやハリが出てくればお肌もふっくらして変化につながっていくでしょう。
さらにコラーゲンやヒアルロン酸を配合した化粧水も使用していけば、保湿力や保水力も高まります。
お肌のでこぼこは、結果を焦らずにゆっくりと根気よく見守っていくことが大切です。
もし、セルフケアを続けても効果がみられない場合は、思い切って美容外科で治療することも1つの方法として考えてみましょう。
家でお肌のでこぼこのケアをしながらも、日常は仕事に行ったりお出かけしたりと、人に会う機会も多いですよね。そのようなときに役立つ、でこぼこを目立たなくさせるメイク方法をご紹介しておきましょう。
・メイク前のお肌の保湿を忘れずに
朝の洗顔はぬるま湯のみで行い、基礎化粧品を使ってしっかりと保湿をしておきます。保湿でお肌がふっくらと仕上がり、毛穴も目立ちにくくメイクのりもよくなります。お肌のケアが終わったら、少し時間をおいてなじませてからメイクをするとよいでしょう。
・お肌のベースメイクはしっかりと
ベースメイクの前に、日焼け止めをつけておきます。日焼けは乾燥、シミ、シワの原因になりますので忘れずに塗ってください。化粧下地は毛穴隠しができるものを選びます。そうすることで、お肌のでこぼこを目立たなくさせるのと、ファンデーションのよれを防いでくれます。
・コンシーラーで隠すことは控える
コンシーラーでお肌のでこぼこを埋めてしまうと、メイクが崩れた時にかえってでこぼこが目立ってしまいます。また、毛穴詰まりを起こしてお肌のトラブルを引き起こすこともあるので、コンシーラーは、クマやシミなどに使うようにしてください。ちなみにコンシーラーは、ファンデーションの種類によってお肌にのせる順番が違います。パウダーファンデーションなら先に、リキッドファンデーションなら後に使えば肌になじみやすくなりますよ。
・ファンデーションは薄く
ベースメイクをきちんとしていれば、ファンデーションは薄めでもしっかりと密着します。厚くなりすぎないように、内から外へのせていってください。
・フェイスパウダーで仕上げ
最後にフェイスパウダーをパフで優しくパッティングしてのせていきます。たくさんつけてしまうと厚化粧に見えてしまうので気をつけてください。
以上のようにメイクでお肌のでこぼこをカバーしていくことができます。ベースメイクででこぼこをカバーし、陰影を作らないようすることがポイントです。そして、お肌のへこんだ部分にコンシーラーを埋め込まないように注意しましょう。フェイスパウダーに光沢がでるものを選ぶと、光がへこみの影を飛ばしてくれます。
美容外科には、お肌のでこぼこをケアする「フラクショナルECO2」というレーザーを照射する治療法があります。
日本人は白人に比べると、傷跡が残って色素沈着を起こし、シミになりやすい肌質です。
フラクショナルECO2は、そのことをふまえて日本人の肌質に合わせて作られたレーザー治療なのです。
レーザーによって肌に無数の小さい穴をあけて、その刺激によって新たな皮膚を形成していきます。
レーザーの熱が肌の奥まで届き真皮層に刺激を与えると、肌内部の真皮層ではコラーゲンを形成させて修復しようと活発になり、新たな皮膚を作ります。
この治療により肌質の変化が見込めて、ニキビ跡だけでなくホワイトニング、シワ治療、ピーリングなどにメリットがあります。
フラクショナルECO2は、照射の強さを希望によって変えることができますが、強いほど1回の変化が大きいとされています。
しかし、出血や色素沈着が起きるケースもあるので、自分に合う治療法で施術を受けたほうがいいでしょう。
施術回数はお肌の状態や程度によりますが、1回で2割ほどの皮膚が生まれ変わり、2ヶ月間隔で3回ほど施術を行っていくと変化があらわれます。
ダウンタイムは3日~10日ほどで、かさぶたができてはがれ落ちるまでには2週間を要します。
赤み、かさぶたができますが翌日からのメイクが可能です。
お肌のでこぼこは、セルフケアである程度まではケアできますが、根気よく行っていくことが必要になります。
しかし、ニキビ跡の状態によっては治せないものもあるため、自己判断だけでは難しいところもあるでしょう。
まずは、生活改善やセルフケアを行い、それでも治りが悪い場合は美容外科で診療を受けて、的確な治療を行ったほうが目指すお肌への近道になるかもしれません。
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