
2009年の4月24日に横浜で日本形成外科学会が開催されました。そこで「外見美のこだわりと私の基準」というタイトルでシンポジウムを開きたいので、講演をして下さいという依頼を頂きました。
その時の講演内容をもとにして、今回の匠の技ではわたしが、現在、考えている「外見美のこだわりと私の基準」について紹介したいと思います。なぜ“現在”かと言いますと、美容外科に携わるようになってから20年以上になりますが、その間に美に対するわたしの考え方は随分変わっているからです。
ヴェリテクリニックを始める5年前と比べてみても、2009年の現在の考えは違っています。これから5年後や10年後には、また考えが変わっていることでしょう。

美に対するこだわりが大切だと思いだしたのは美容外科を勉強し始めて5年もたった頃です。
その頃、顔の中でどのパーツがきれいであることが美人の条件なのだろうと考えるようになりました。
つまり、目がきれいなことがいいのか、鼻がいい形であるのが大切なのか、それとも口元なのかと試行錯誤してきました。

夜の繁華街にはこんな看板がでています。お店に入る前にどの子がいいか選んでもらうための看板です。
顔の一部が隠されている子がいるかと思えば、顔全体が写っている子もいます。
顔が隠されていてどんな顔をしているのか分かりませんので、誰でも顔出しをしている子の中から選びたくなると思います。
しかし、実際にはそうではありません。
顔が隠されている子を選ぶ人が少なからずいます。これはいったいどういうことでしょう?

そこで、この看板の中から顔見せしている子だけを集めてみました。
さてこの4人の中でどの子が一番きれいだと思いますか?
もちろん、人にはそれぞれ好みがありますので、皆さん全員が同じ人を選ぶとは思いませんが、それでも一番魅力的な子を選んでみて下さい。

それでは、ここで顔の一部を隠してみましょう。
そうするとさっきとは違った子がきれいに見えてきませんか?
そうなんです。顔の一部を覆い隠してみると大変魅力的に見えることに驚かされます。
これはなぜでしょう?
欠点と思われる部分を消し去ることで、欠点のない部分だけが残って美しく見えるわけです。
つまり、美人であるためにはどこかのパーツが飛び抜けてきれいであることよりも、むしろ、どこにも残念な部分がない、欠点がないことが大切なのです。
このことにわたしはあの繁華街の看板を見て気づきました。
この考え方は美容外科にどう役立つのでしょうか。
わたしは患者様を前にした時、その方の顔の一部を隠してみて、隠すことによって全体の美しさが引き立つ部分を探し出すようにしています。
この方法で欠点を探しだせるわけです。
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つまり、この女性の鼻から口元が欠点だと分かるわけです。
もっと、詳しく言いますと、鼻筋がとおっていない、鼻が短くて顔の中に陥没している、そのため、口元がでて見えます。
次に、認識できた欠点の部分を修正するのに必要な手術を選びます。

このケースでは、鼻筋を通すために隆鼻術、短い鼻を伸ばす鼻中隔延長術、陥没した鼻の土台を持ち上げるために鼻翼基部プロテーゼが必要です。
この段階で手術方法が決まりましたが、治療はそれだけでは完成しません。欠点の部分をどの程度に修正するのかが次の問題となります。

つまり、鼻筋を高くすると行っても何mm高くするのか、鼻先もどちらの方向に何mm伸ばすのかと言ったことを決めなければなりません。
欠点をどういうかげんに治すのか。それに対する私の姿勢は、「いい かげん」にすることです。

これは、適当にするということではなく、大きくもなく、小さくもなく、高くもなく、低くもなく、遠くもなく、近くもなく、中道という意味の 「いい かげん」です。
仏教学者の「ひろ・さちやさん」の言葉を借りると、ちょうどいい湯かげんという意味の「いいかげん」です。
言い換えれば、欠点である部分が主張しないように存在感のないものに変えることです。
それでは、私の美に対するこだわりは実際の臨床現場でどのように生かされているのでしょうか。
せいぜい、患者様の希望が定まっていない時に提示するアドバイスの指針として役に立つぐらいのものである。
ずいぶん消極的に聞こえるかもしれません。でも、そうなんです。実際にはほとんどの患者様が具体的な希望を持っていらっしゃいます。
たどえば、次章の女性は叶美香さんが大好きで鼻やフェイスラインは叶美香さんのようになりたい、でも、唇はなぜか叶恭子さんのようになりたい、と望んでいらっしゃいました。叶姉妹のような顔のパーツがこの患者様の顔に似合うのかなあと心配になりました。
しかし、私の主観的なこだわりなどを患者様に押しつけてはいけません。だってそうでしょう。美容外科医たる者、患者様の満足する美を作り上げるのが務めですから。

そこで、丸い鼻先を細く長くとがらせるため、鼻先の皮下脂肪をしっかり切り取ったうえで鼻の軟骨を使って鼻中隔延長術を行いました。
鼻筋は作り物のようにくっきりするように希望されましたので、あえてシリコンプロテーゼを使って鼻筋を作りました。
あごはシリコンプロテーゼでとがらせました。そして、唇にはヒアルロン酸をたっぷり注入しました。

手術後に患者様のお顔を拝見させていただいた時に、彼女の顔に対して鼻がちょっと大きすぎるのではないかと思いました。
しかし、それは私の美の物差しで測ったこだわりにすぎません。患者様はこの結果に大満足でした。
絶対的な美の基準なんて存在しないわけです。
この患者様から学ばせていただいたことは、美を測る物差しは各人がそれぞれ持っていて、わたしと患者様の物差しは違うんだということです。
今では、たとえ標準的に見ると行き過ぎといえる希望も、その患者にとっては「いいかげん」なんですねと素直に受け入れて施術をさせていただいています。
ニキビ跡、毛穴の開き、小じわ・たるみまで
肌本来の再生力を引き出し、美しい素肌へ
肌悩みに“針”で挑む、再生の一手
ヴェリテクリニックのダーマペンは、微細な針で肌に小さな穴を開け、自己修復力を高める美肌治療です。
しつこいニキビ跡や毛穴の開き、クレーター、小ジワ・くすみ、傷跡、エイジングサインを同時にケアし、なめらかで透明感のある肌へ導きます。
ダーマペンとは、極細の針で肌表面に微細な穴を開け、皮膚の自己修復力を刺激する美肌治療機器です。
創傷治癒の過程でコラーゲンやエラスチンの生成を促し、ニキビ跡や毛穴の開き、小ジワ、くすみ、傷跡、角質異常など幅広い肌悩みを改善します。
針の深さは1〜3mmまで調整可能で、穴は極小のため肌への負担やダウンタイムは最小限です。
肌質の根本改善を目指す方にも適した施術です。
塗布したプロビタミンや成長因子をすり込みお仕上げします。
その他、水分バランスを保持し、抗炎症効果のある成長因子パックをおすすめしております(料金別途)
ターンオーバーにより1週間ほど乾燥に傾くため、保湿をしっかりして頂きます。
また、紫外線にも敏感な為、翌日からのUVケアもお願いしております。
患者様に適した、機能的スキンケアのご案内もできますのでお気軽にご相談ください。
お顔であれば4週間おきに5回から10回程度、お体であれば6~8週間おきに10回程度の治療での評価をお勧めしています。
針の深さや、目的によって異なる場合があります。
まずカウンセリングでお肌の状態やお悩みを丁寧にお伺いし、治療の適応や必要な回数をご提案します。
施術当日は、洗顔後に麻酔クリームを塗布し、痛みを最小限に抑えながらダーマペンで微細な穴を開け、皮膚の自己修復力を高めます。
終了後は鎮静パックで肌を落ち着かせ、必要に応じて美容成分を浸透させます。施術直後は軽い赤みが出ることがありますが、数時間~翌日には落ち着きます。ご自宅では紫外線対策と保湿を心がけていただくことで、より高い効果を実感いただけます。
治療直後~赤みがありますが、1~3日程度で改善します。
数時間~1日くらいで消失します。
赤い斑点が目立つ場合がありますが、1~3日程度で改善します。
翌日から可能です。
施術後6時間後から可能です。
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
治療後、つっぱり感や皮むけが生じることがありますが、数日~1週間程度で落ち着いてきます。
また、刺激により一時的にニキビが増える場合もあります。
3週間後~
状態によりますが、3~4週間に1回程度のペースで、繰り返し施術されることをおすすめします。
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
Dermapen4
この治療で使用される医療機器は医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は下記URLをご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/healthhazard/
国内においては承認されている医療機器はありません。
以下の認証を取得しております。
・豪州TGA
・現在までに重篤な副作用は報告されておりません。
・禁忌)膿疱性酒さ、重症の尋常性ざ瘡、いぼ、ヘルペス、強皮症、日光性角化症、皮膚癌、血友
イオン導入では届かない高分子成分も、痛みなく真皮層へ
美容成分を深く届ける導入治療
電気を使う針なし導入で、
肌の奥から変わる
ヴェリテクリニックのメソナJは、電気の力で有効成分を肌の真皮層まで導入する美容治療です。
針を使わず痛みやダウンタイムもなく、高分子ヒアルロン酸やトラネキサム酸などを浸透させられることから「ノーニードル水光注射」とも呼ばれます。
リラックスしながら顔から首元までをケアでき、乾燥・シミ・肝斑・毛穴など幅広い肌悩みに対応します。
メソナJ(メソポレーション)とは、特殊な電気パルスを利用して美容成分を肌の奥の真皮層まで浸透させる経皮導入治療です。
針を使わないため痛みやダウンタイムがほとんどなく、リラックスしながら施術を受けられるのが特徴です。
従来のイオン導入では難しかった高分子のヒアルロン酸やトラネキサム酸なども導入可能です。
お顔から首元まで幅広くケアでき、乾燥・シミ・肝斑・毛穴など様々なお悩みに対応します。
◆ペン型プローブで電流を負荷することにより、皮膚角質細胞間脂質層に親水性の小孔を生じさせ成分を浸透させる導線をつくります。
◆ローラー型プローブにてエレクトロポレーションで生じた小孔から、さまざまな有効成分を真皮層に導入します。
日本国産の医療機器専用の経皮導入機です。
ペン型とローラー型のプローブを交互に行い、溶液を真皮層に浸透させる施術です。

美白作用・コラーゲン産生を高め、シワやシミ、エイジングケアに有効
抗炎症作用があり、特に肝斑に有効
美白作用があり、色素沈着の改善
塗るボトックスとも呼ばれシワの改善
保湿効果が高く、皮膚を滑らかにし、シワの改善やエイジングケアにも有効
抗酸化作用を有し、シワ、たるみやエイジングケアに有効
毛穴改善、ハリ、弾力、ニキビに有効
赤ら顔、アトピー性皮膚炎に有効
※こちらの肌診断機は銀座院と名古屋院のみとなります。
お肌の施術をされる場合は、無料でお肌を診断致します。
肌診断のみをご希望の方は3,300円で承ります。
カウンセリングにてお肌の状態やお悩みをお伺いします。
メイクを落としていただき、ピアスなども外していただきます。
溶剤を顔に塗布します。
◎首まで薬剤を導入できるのがメソナJの特徴
ペン型プローブで細胞膜に一時的に隙間をあけます。
ローラー型プローブで有効成分を肌の奥まで浸透させます。
以前とあるテレビ番組に出演した際に、森三中の大島さんやハリセンボンのはるかさんを加藤ローサさんに似せる美容整形のシミュレーションをさせて頂きました。
[外側にボトムがある丸いカーブを描いた目尻]

加藤ローサさんの下まぶたのラインは外側にボトムがある丸いカーブを描いていました。そのため、目尻側の白目がくりっとして非常に愛らしかったのが印象的でした。
[目尻に向かってつり上がっています]

対する大島さんやはるかさんの下まぶたは目尻に向かってつり上がって、目全体が細くて地味な印象でした。
[外側が丸く広がっています]

加藤ローサさんタイプの例のように外側が丸く広がっていると目がくりっとしてみえます。
今回は“癒し系の目”になるための方法について、お話ししたいと思います。
目を下方に広げる、すなわち、下まぶたの眼瞼縁(睫毛が生えているまぶたのきわ)を下方に下げる手術がグラマラスラインの手術です。この手術を下眼瞼下制術という難しい名前で呼んでいるクリニックもあります。
下まぶたの眼瞼縁の形は人によって様々です。下まぶたと黒目の位置関係を見てみますと、下まぶたがあまり下がっていなくて、黒目の下半分を隠している目(写真 A)もあれば、下まぶたがしっかりと下がって黒目がしっかりと見えている目(写真 B)もあります。
中には下まぶたが黒目よりも低く、黒目の下の白目が見えている、いわゆる下三白眼の方(写真 C)もいらっしゃいます。
[黒目が隠れている目(写真 A)]

[黒目が見えている目(写真 B)]

[下三白眼の方(写真 C)]

また、下まぶたの眼瞼縁のカーブも人によって異なります。このカーブの一番下に下がっている点(ボトム)が黒目の中央(写真 D)、黒目の外側(写真 E)、あるいはそれよりもっと目尻よりにある(写真 F)といったように様々です。
[ボトムが黒目の中央(写真 D)]

[ボトムが黒目の外側(写真 E)]

[ボトムが目尻より(写真 F)]

下まぶたのボトムが外側にあって下がっているほど、垂れ目的で甘えムードのある目元になります。
グラマラスラインではこの下まぶたのカーブのボトムをどこにもってくるのか、患者様の希望に合わせて下げる点を選択します。
黒目より外側の下まぶたにボトムが来るラインを希望される方が一番多く見られます。この場合は黒目より外側の目尻に近いところが最も強く引き下げられるように下眼瞼の腱膜(capusulopalpebral fascia)を短縮します。

通常、黒目の外側縁から目尻の間に2から3点糸を止めます。
しかし、黒目の外側縁や黒目の中央にボトムがくるのを希望される方もいらっしゃいます。それには、先ほどの糸に加えて、もっと内側(目頭側)にも糸をとめて、黒目の中央や黒目の外側縁が最も下がったカーブを作ります。
グラマラスラインの手術では下まぶたの裏側の結膜を切開します。(イラスト A)
そして、結膜の下にある下眼瞼の腱膜(Capusuropalpebral fascia)(イラスト B)を探し出して、それを短縮するように瞼板と呼ばれる硬い組織を腱膜の奥の方に縫いつけます。(イラスト C)余った腱膜と結膜を切り捨てて、切開した結膜を縫合します。皮膚には傷を加えません。
[裏側の結膜を切開(イラスト A)]

[切開(イラスト B)]

[腱膜の奥の方に縫合(イラスト C)]

術後は、下まぶたに近い白目の表面に腫れや充血が見られますが、1週間もすれば緩和します。外から見える部分に傷や糸がつきませんので、手術を受けたことが人に分かりません。
グラマラスラインの術後の状態です。上まぶたの重瞼修正と目力アップ(眼瞼下垂修正)を2週間前に行っています。
[症例 1]

[症例 2]

[症例 3]

[症例 4 涙袋形成あり 重瞼修正なし]

グラマラスラインの手術では、下まぶたを下げるためにまぶたの裏側の結膜とその中にあるcapusuropalpebral fascia(腱膜)を短縮します。
結果としてまぶたの表側にある皮膚が余りますが、しわになったり目の下のクマと呼ばれるようなたるみができることはありません。
[逆さ睫毛 術前(写真A)]

しかし、睫毛のきわの皮膚が余ることによって外に向いていた睫毛が眼球に向かって押し上げられて、いわゆる逆さ睫毛(睫毛内反)を引き起こすことがあります。(写真A)
これまでの経験では、限界まで下まぶたを引き下げた例や元もと手術前から逆さ睫毛の傾向があった例に逆さ睫毛が起きています。全体から見ると約10%の発生率です。
グラマラスラインの術後に起きた逆さ睫毛は、睫毛の直ぐ下の余った皮膚を切除することで修正可能です。
グラマラスラインの術後のむくみや傷痕が落ち着くまで約1ヵ月ほど経過を見て、それでも逆さ睫毛が治らない例では余剰皮膚の切除を行っています。この場合、まぶたの表側に傷を縫合する糸がつきますので、5から7日後に抜糸が必要です。
[術後 涙袋が大きくなります(写真A)]

グラマラスラインの術後は、睫毛のきわに皮膚の余りができることによって涙袋が大きくなります。(写真A)
[グラマラスライン形成+涙袋形成(ヒアルロン酸注入)(写真B)]

もっと、涙袋を強調したいと希望される方にはヒアルロン酸注入(写真 B、C)を行っています。注入は通常グラマラスラインの術後1から2週間待ってから行っています。
グラマラスラインで外側にボトムのある垂れ目風のラインを作った上で、さらに涙袋を形成すると一層垂れ目的で甘えムードの目元になります。
[グラマラスライン形成+涙袋形成(ヒアルロン酸注入)(写真C)]

涙袋を考慮して、ヴェリテクリニックのグラマラスラインの手術では皮膚の切除をできるだけ行いません。皮膚の余裕を切り取ってしまうと、ヒアルロン酸注入で涙袋を作ろうとしても十分な膨らみができません。
また、グラマラスラインの手術では同時に目の下のたるみ(目の下のクマや目袋)の原因となっている眼窩脂肪を取り除くことが簡単にできます。
目尻切開という手術は簡単に言うと瞼の目尻(外側)の端を切って広げて、目を外側に向かって伸ばす手術です。(イラストA、B)
[切開部分(イラスト A)]

[広げて外側に伸ばす(イラスト B)]

瞼で隠されていた目尻側の白目が見えてくるわけです。隠れている白目の量が大きい方はそれだけ目が外に向かって長くなります。
正面を見ながら目尻の皮膚を外側に引っ張ってみると、白目が何㎜隠れているのかわかります。引っ張りすぎるとピンク色の結膜が見えてきますが、目尻切開ではこのピンクの結膜が露出する手前まで目尻を広げます。
多い人では5㎜ほど隠れている方もいらっしゃいます。2㎜ほど白目が隠れている方がほとんどです。中には1㎜程度しか隠れていない方もいらっしゃいます。隠れている白目が少ない方に目尻切開をしてもほとんど効果がありません。
[目尻のピンクの結膜が露出(写真A)]

また、沢山切開すればそれだけ目が横に長くなるというものでもありません。切開しすぎると目尻のピンクの結膜が露出して、不自然な目になります。(写真 A)
目尻が外側に伸びてくると、外側の瞼は上下方向にも多少広がることになります。(イラスト A、B)
[切開部分(イラスト A)]

[広げて外側に伸ばす(イラスト B)]

瞼で隠されていた目尻側の白目が見えてくるわけです。隠れている白目の量が大きい方はそれだけ目が外に向かって長くなります。
正面を見ながら目尻の皮膚を外側に引っ張ってみると、白目が何㎜隠れているのかわかります。引っ張りすぎるとピンク色の結膜が見えてきますが、目尻切開ではこのピンクの結膜が露出する手前まで目尻を広げます。
多い人では5㎜ほど隠れている方もいらっしゃいます。2㎜ほど白目が隠れている方がほとんどです。中には1㎜程度しか隠れていない方もいらっしゃいます。隠れている白目が少ない方に目尻切開をしてもほとんど効果がありません。
[目尻のピンクの結膜が露出(写真A)]

また、沢山切開すればそれだけ目が横に長くなるというものでもありません。切開しすぎると目尻のピンクの結膜が露出して、不自然な目になります。(写真 A)
目尻が外側に伸びてくると、外側の瞼は上下方向にも多少広がることになります。(イラスト A、B)
[術前(イラスト A)]

[外側の瞼は上下方向にも多少広がる(イラスト B)]

特に下まぶたを目尻の骨(眼窩外側)に固定している靱帯(外眼角靱帯)を切り離す操作を加えることによって、下まぶたの横方向の緊張が緩んで下まぶたが下方に向かって下がります。
[症例1 術後]

[症例2 術後]

目尻切開に合わせて目尻の靱帯(外眼角靱帯)を切開する手術とその結果については大阪の「こまちクリニックの土井先生」が日本美容外科学会会報に発表されています。
しかし、目尻切開だけでは下まぶたの作るラインを丸く広げたり、ボトムの位置を外側にしたりすることはできません。
下まぶたを下に下げるにはグラマラスラインの手術がおすすめです。目尻切開とグラマラスライン手術を併せて行えば、目を下と外に向かって広げることができます。
グラマラスラインや目尻切開の他にも、きつい印象の目を癒し系の目にするのに適した方法がありますので紹介します。
あまり知られていない手術ですが、「外眼角靱帯移動術」というのは目尻の位置自体を移動させる手術です。
西洋人では目尻をつり目にするためや、ゆるんだ下まぶたを引き上げるために行われることがあります。
[靱帯<外眼角靱帯>を切り離す(イラスト A)]

元もとつり目が多いいわれわれ東洋人では、反対に目尻の位置を下げて本当の意味での垂れ目にするのが外眼角靱帯移動術です。
手術は目尻の外側の皮膚をしわに合わせて1㎝切開し、目尻でまぶたを骨に固定している靱帯(外眼角靱帯)を切り離して(イラスト A)新たな位置で骨に留め直します。(イラスト B)
[新たな位置で骨に留め直す(イラスト B)]

図に示したように目が大きくなる効果は期待できません。ここが目尻切開やグラマラスラインと異なる点です。
下まぶたと同じく重要なのが上まぶたラインです。上まぶたのラインと呼ばれるものには、重瞼線と上まぶたの眼瞼縁(睫毛が生えているまぶたのきわ)があります。
そのどちらも、目元がきついつり目風か甘い垂れ目風かを決定するのに大きな影響力をもっています。
眼瞼下垂や目力アップの手術で、眼瞼縁を内側にピークのあるカーブにすると垂れ目的になります。(イラスト C、D)
[術前(イラストC)]

[内側にピークのあるカーブ(イラストD)]

反対に、黒目の外側にピークがあるとつり目に見えます。また、二重も黒目の内側から目頭に近い部分の幅を広げると、垂れ目的な甘いムードを作ることができます。(イラスト E、F)
[術前(イラストE)]

[目頭に近い部分の幅を広げる(イラストF)]

よく言われる末広型の二重というのは、目頭側が狭く目尻側が広い二重です。この末広型というのは平行型に比べるときつい印象があります。
癒し系の目を希望される方に目頭切開はお薦めできません。目頭切開は目と目の間の距離間を縮めるとともに、丸みのある目が白(目頭)を尖らせる変化があるためきつい印象を作ります。
しかし、蒙古襞が非常に目立っていて外側にはねているような方には、控えめな目頭切開を行うことで目元をすっきりさせることができますので、目頭切開が絶対いけないとは言えません。
大切なことは、修正の時ほどほどに蒙古襞を残すような控えめな目頭切開をすることです。
鼻中隔延長術の誕生、術式について鼻整形の鼻中隔延長術とはどうやって手術をするのか、また、どういった効果があるのか、どんな形の鼻が鼻中隔延長術を必要とするのか、といったことを解説いたします。
ゴローズバーの芸人さんの整形手術のシミュレーションでよく取り上げられるのが、大島美幸さんのブタっ鼻です。
豚鼻(前)

豚鼻(横)

そもそもブタっ鼻とはなんでしょう。ブタっ鼻というのは鼻先が上を向いていて、鼻の穴が正面から見えてしまう鼻、美容外科的には短鼻と呼ばれるものがこれに相当します。
[鼻先を下方に向かって伸ばす]

これを修正するには鼻先を下方に向かって伸ばす手術が必要です。これが、鼻中隔延長術と呼ばれる手術です。
10年前には鼻中隔延長術はありませんでしたので、鼻の美容整形手術といえば、鼻筋を高くする隆鼻術が代表的なものでした。
隆鼻術には医療用シリコンでできたプロテーゼと呼ばれるものを鼻筋の土台となっている鼻骨と軟骨の上に挿入します。
I型プロテーゼ

L型プロテーゼ

L型をしたプロテーゼを鼻先まで挿入すれば、鼻先も持ち上げることができるため、鼻先がツンとしていて鼻筋が通った鼻を作ることができます。
鼻先は前方に高くなると同時に、上向きになります。鼻先が上を向くのはL型プロテーゼに限ったことではありません。
[鼻尖形成で上向きになった鼻(写真_A Dr. Sheenの教科書より引用)]

ここでお見せする写真(写真 A)は、アメリカのとても有名は鼻の美容形成外科医Dr. Sheenの教科書に掲載されている例です。
鼻先の軟骨を整えることによって鼻先を高くツンとさせていますが、ちょっと上向きになってしまっています。
Dr. Sheenやアメリカに住む東洋人の患者様はこれをよい結果と考えているかもしれませんが、私たち日本人の感覚からすると余り好ましくありません。
鼻先を高くしても鼻先が上を向いたブタっ鼻にならないようにするためにはどうしたらいいかと考えて、私が発明したのが鼻中隔延長術です。
今から13年ほど前(1996年)から始めたものですが、形成外科や美容外科の学会で発表するうちにどんどん広まって、いまでは多くの美容外科クリニックで行われるようになってきました。
2000年に韓国の学会で鼻中隔延長術を発表しましたが、その後急速に韓国内で広まり、今では日本以上に韓国で普及しています。
[鼻の構造]

鼻先が上を向いた短い鼻や鼻先が低い鼻は、どうしてそうなっているのでしょう?

解剖の図にあるように鼻は骨と軟骨でできた土台の上に皮膚がかぶってできています。
ちょうど正面で見た時の鼻の上1/3は骨が土台になっています。
中央1/3は鼻中隔軟骨と呼ばれる板状の軟骨が左右の鼻腔を分ける壁になっています。

それを柱として左右の上外側鼻軟骨がちょうど家の屋根のようにくっついています。
この上1/3の骨と中央1/3の鼻中隔軟骨と上外側鼻軟骨はお互い強固に連結しています。
一方、下1/3は蝶々の羽のような形をした大鼻翼軟骨と呼ばれる左右2枚の軟骨が土台になっています。

大鼻翼軟骨の内側部分が鼻の穴の間にある鼻柱と呼ばれる部分の支えとなっています。
折れ曲がりの角に当たる中央の部分は鼻尖の先端に相当し、外側部分が残りの鼻尖を支えています。
大鼻翼軟骨の内側部分は鼻中隔軟骨の下縁(尾側縁)と、外側部分は上外側鼻軟骨と接していますが、このつながりは非常に緩くてあそびがあります。
そのため、鼻先を摘んで動かしてみると、上下・前後・左右に動かすことができます。
鼻先が上を向いた短い鼻や鼻先が低い鼻は、どうしてそうなっているのでしょう?

鼻尖にある大鼻翼軟骨を後ろと上から支えている鼻中隔軟骨が小さいと、大鼻翼軟骨の位置が上方や後方にずれてしまいます。
大鼻翼軟骨が上の方にずれた鼻は鼻先が短くて上を向いてしまいます。
後ろにずれた鼻は鼻先が低くなります。つまり、鼻中隔軟骨の発達が悪いことが短鼻や低鼻の原因なのです。
上を向いた鼻先や低い鼻先を治すにはどうすればいいでしょう?

鼻先を下へ伸ばしたり、前方に高くしたりするためには大鼻翼軟骨を下方や前方に移動させる必要があります。
それには鼻中隔軟骨を下方や前方に拡大しなければなりません。これを可能にするのが鼻中隔延長術です。

軟骨を採取する場所は、鼻(鼻中隔)の軟骨か耳の軟骨か、胸の肋骨の内側の部分にある肋軟骨の3ヶ所から選択することになります。
※2015年当時の記事となります。
現在ヴェリテクリニックでは鼻中隔軟骨を第一選択に考えています。
何故かと言いますと、鼻中隔軟骨は平らでしっかりとした硬さがあるため、延長に用いやすいからです。
さらに、鼻の手術と同じ所から採取するため、余分な皮膚切開や傷痕を作る必要がありません。
鼻中隔軟骨がどこにあるかと言いますと、鼻の穴の中に指を入れてみて左右の穴を隔てている壁を触っていただくと、ちょうど穴の入口から5㎜から10㎜ほど奥に硬い板が触れると思います。これが、鼻中隔軟骨の先端です。

鼻中隔軟骨はそこから上方と後方、つまり鼻の奥に向かって約3~4㎝ほどまっすぐに伸びて、左右の鼻の中を隔てている骨につながります。
一般的な日本人の鼻中隔軟骨は厚みが1㎜から2㎜、大きさが3㎝×4㎝のかなりしっかりした平らな板です。
この鼻中隔軟骨を全て取り出してしまいますと、鼻筋中央1/3と鼻尖を後方から支える柱が無くなってしまうため、鼻が陥没してしまいます。

鼻中隔軟骨を部分的に残せば、鼻が陥没することはありません。
しかし、鼻中隔延長術を行った時は、高く・長く伸ばした鼻先からの負担を鼻中隔が支えなければなりません。
鼻中隔軟骨を沢山切り取ってしまうと残った鼻中隔の強度が弱くなって、鼻が曲がったり、崩れたりする危険が高くなります。
この危険性を避ける為、約1㎝の軟骨を前方と下方にちょうどL型に残して、その奥の軟骨を採取します。
鼻中隔軟骨は先ほども述べたように、まっすぐで十分な硬さをもっています。ただし、低鼻や短鼻の方では問題があります。
というのは、鼻中隔軟骨が小さいために鼻先が低かったり、短かったりするわけですから、低鼻や短鼻の方の鼻中隔軟骨はもともと小さいわけです。
そのため、採取した鼻中隔軟骨が小さく、しかも軟らかいことが多いため、鼻をしっかりと伸ばそうとすると強度や大きさが足りないことがあります。
実際、ヴェリテクリニックでも鼻中隔軟骨を用いる予定で手術を始めましたが、採取できた鼻中隔軟骨が1㎝ほどしかなくて、鼻先を全く延長できなかったことがあります。
そんな時は、やむなく耳の軟骨を使うことになります。そういった例は10%ほどあります。
また、鼻中隔軟骨だけで十分な強度が得られない時には耳の軟骨を併用することもあります。そのようなケースは30%ほどあります。
耳の軟骨を併用したにもかかわらず、十分な延長が得られなかったり、土台の強度が弱くなって傾いてしまったりしたために肋軟骨を用いて手術をやり直した例もこれまで5例ほどあります。
延長材料の第2選択としては耳の軟骨があります。
耳を触っていただくと、耳たぶは非常に軟らかく、その他の部分はやや硬いことが分かります。
これは軟骨という芯が入っているためです。この芯、すなわち、軟骨を全て取り出すと、耳はふにゃふにゃになってしまいます。
[耳の軟骨 耳甲介と耳珠]

取り出しても、耳に目立った変形が起こらない部分というと、耳甲介と呼ばれる耳の中央の貝殻のような形をした部分か、耳珠と呼ばれる耳の穴の前側の小さな突起の部分です。
耳甲介(貝殻部分)の軟骨を採取するには耳の後ろ側の溝に合わせて皮膚を切開します。術後の傷痕は耳の後ろですし、溝に一致するため目立つことはありません。
耳甲介軟骨を全部切り取りますと、耳全体がやや後方に倒れることがありますが、変形は目立ちません。立ち耳の方では立ち耳が治ります。
さて、耳甲介の軟骨は大きくとっても3㎝×2㎝までですし、貝殻のように弯曲しています。
[彎曲の矯正]

延長術に使用するためにはまっすぐな素材が必要ですので、3㎝×2㎝の軟骨を2つに分けて彎曲が矯正されるように2枚の軟骨を縫い合わせます。
そうすると、2枚重ねになった2㎝×1.5㎝の比較的まっすぐな軟骨が手に入ります。
もう一つ、耳から軟骨を採取できる部位として、耳珠と呼ばれる耳の穴の前にある突起の部分があります。
[耳珠軟骨]

実際にはこの突起した部分は温存し、耳の穴の中の壁面を裏打ちしている軟骨を採取します。
それには耳の穴の中に2㎝ほど切開します。傷痕は耳の穴の中にあるため全く目立ちません。
ただし、術後に耳の穴の壁がやや膨らんで耳の穴の中が狭くなることがあります。iPodなどのイヤホーンを装着しづらくなりますので、術後1週間後からイヤホーンや耳栓を装着して耳の穴が狭くなるのを防ぐ必要があります。
耳珠から採取できる軟骨の大きさは2㎝×1㎝です。
耳珠の軟骨は耳甲介ほどではないのですが、やはり彎曲していますので、延長に用いるとなると2枚重ねにして彎曲を矯正しなければなりません。そのため、左右両方から採取する必要があります。
胸には左右に12本ずつ肋骨があり、胸の真ん中にある胸骨と呼ばれる硬い骨と結合しています。
肋骨は胸骨と結合する手前で骨から軟骨に代わります。この部分を肋軟骨と呼びます。
肋骨が硬い骨であるのに対し、肋軟骨はしなやかで、このしなやかな肋軟骨があるおかげで、われわれは呼吸をする時に胸郭という胸の骨組を広げたり縮めたりできるわけです。
[胸の軟骨(肋軟骨)採取]

さて、肋軟骨の中でも上から数えて7番目の肋軟骨が一番大きいと言われています。そのため、鼻中隔延長術ではこの7番目の肋軟骨を用いています。
女性では乳房の下の溝に合わせて皮膚を3㎝切開します。男性では乳首より5㎝ほど下方を同じく3㎝ほど切開します。そこから、約3から4㎝の肋軟骨を採取します。
採取した肋軟骨を薄く削って1.5㎜ほどの厚さにします。しかし、肋軟骨は軟骨繊維にねじれがあるため、分割すると弯曲する性質があります。
10代の若者の肋軟骨は特にねじれが強いため、鼻中隔延長術には使えません。
肋軟骨の中心を通るようにスライスできれば、まっすぐの板をつくることができますが、これは簡単ではありません。
[肋軟骨 彎曲の矯正]

弯曲した時には2枚の軟骨板を重ね合わせて縫いつけることによってゆがみを矯正します。
肋軟骨を用いれば、鼻先の皮膚が伸びる限界まで十分な延長量が得られます。
どの軟骨を選択するかですが、第一選択としては鼻中隔軟骨を考えるようにしています。
[軟骨位置と強度のチェック]

ただし、診察時に鼻の穴の中に指を入れさえていただいて、鼻中隔軟骨の先端の位置と軟骨の硬さを調べさせていただきます。
鼻中隔軟骨の先端が、穴の入口より10㎜以上奥にある方や、鼻中隔軟骨がふにゃふにゃに軟らかい方では鼻中隔軟骨をお薦めできません。
そういった方には肋軟骨を使用することをお薦めします。
一応の目安として延長量が5㎜以上必要な方や、以前の外傷や手術や感染のために鼻先の皮下に瘢痕があって鼻の皮膚が伸びにくい方にも肋軟骨が適しています。
肋軟骨を用いれば、皮膚が伸びる限界まで鼻先を高く、長くすることができますし、術後に鼻先の強度が弱くて傾いてしまうことも少なくなります。
肋軟骨を用いた鼻中隔延長 症例 1

肋軟骨を用いた鼻中隔延長 症例 2

手術をさせていただく術者としては、十分な大きさと強度の軟骨が手に入れば、手術が非常にやりやすくなりますので、肋軟骨をお薦めしたいところです。
しかし、鼻をきれいにするために胸に切開を受けるというのはなかなか受け入れにくいものでしょう。

胸に切開を加えることや傷痕ができることに抵抗のある方では、鼻と耳の軟骨を併用することになります。
その時は延長量がやや少なくなることをご了承して頂くことになります。
鼻中隔延長術では希望される鼻の形にするために、鼻先をどの方向にどれだけ伸ばしたらよいのかを決定するのが非常に大切です。
[延長方向の基本パターン]


鼻中隔延長術は鼻先が短い、あるいは鼻先が低い原因となっている小さくて短い鼻中隔軟骨の下縁に軟骨を継ぎ足して延長する手術です。
鼻中隔軟骨の下縁は鼻の穴の中に指を入れてみて左右の穴を隔てている壁を触っていただくと、ちょうど穴の入口から5㎜から10㎜ほど奥に堅い板が触れると思います。
鼻が長い方では穴の入口から直ぐの所に触れます。一方、鼻が短い方では10㎜以上奥にあります。
【鼻が長い方】

【鼻が短い方】

この鼻中隔軟骨の先端が入口近くまで伸びてきている方に比べると、軟骨の先端が奥にある方では、大きな移植軟骨が必要になりますし、鼻中隔軟骨の先端を探し出すのも難しくなります。また、鼻先が傾く危険も高くなります。

手術は両側の鼻の穴の中に切開を加えて行うクローズ法と鼻の穴と穴の間の鼻柱と呼ばれる部分にも切開を加えるオープン法があります。
鼻の穴の小さい方では延長する移植軟骨を鼻の穴の中に通すだけでも大変です。
実際、これまで、小さな鼻の穴を通して手術をしたために、移植した軟骨が壊れてしまい、オープン法に切り替えて手術した例があります。

また、クローズ法では左右のバランスを整えるのが難しく、鼻先や鼻柱が傾いてしまった例もあります。
そこで、ヴェリテクリニックでは鼻の穴が大きな方で延長量が少ない方にはクローズ法を行っていますが、約8割のケースではオープン法を行っています。
鼻中隔延長術では希望される鼻の形にするために、鼻先をどの方向にどれだけ伸ばしたらよいのかを決定するのが非常に大切です。
どの方向というのは、大まかに言えば次の4パターンがあります。

1:鼻先を下へ伸ばす
鼻先の高さが今以上に高くならないように鼻先を下へ伸ばす。

2:前方斜め下に伸ばす
鼻背のラインに合わせて前方斜め下に伸ばす。

3:鼻先を高く
長さが変わらないようにまっすぐ前に伸ばして鼻先を高くする。

4:鼻先がややアップノーズに
むしろ、鼻先がややアップノーズになるように前方斜上に伸ばす。
実際にはこの4パターンの中間の角度にすることも可能です。
この延長方向を決めるためには術前のシミュレーションが非常に大切です。もちろん計画通りに手術を進める技術もそれ以上に重要です。
延長する量というのも、少なくては物足りないでしょうし、かといってたくさん伸ばせばいいというものでは決してありません。
ちょうどいいかげんの延長量を決めるには、やはり術前のシミュレーションが大切です。術中に延長量を見極める観察力も非常に重要です。

きれいな鼻先を作るためには、鼻先の中でもどこを延長するのか、また鼻中隔延長術に合わせて、鼻筋を高くする隆鼻術や眉間のプロテーゼを同時に行うことも少なくありません。
【鼻先の上の方を延長】

術後の仕上がりにとって、もう一つ大切なことは、鼻先のどの部分を延長するのかを選ぶことです。
鼻先の上の方か、鼻先と鼻柱の中間部か、もっと下の鼻柱部を中心に移動するのかによってできあがる鼻の印象が全く違ってきます。
【鼻先と鼻柱の中間部を延長】

【鼻柱部を中心に移動】

【[鼻柱部を中心に移動 ややアップノーズに]】

【鼻中隔軟骨の先端に軟骨を縫いつけ、大鼻翼軟骨を移動】

鼻中隔延長術では鼻中隔軟骨の先端に軟骨を縫いつけます。
この継ぎ足した軟骨の先端に鼻先の軟骨(大鼻翼軟骨)を縫い寄せることによって、大鼻翼軟骨を前方や下方に引っ張り出してきます。
【大鼻翼軟骨の先端に軟骨を積み重ねて、高さや形を整えます】

鼻先の土台となっている大鼻翼軟骨が移動することによって鼻先全体が伸びてくることになります。
大鼻翼軟骨が大きくてしっかりしている方では、大鼻翼軟骨を引っ張り出すだけで素敵な鼻先を作ることができます。
しかし、そういったケースは稀で、大鼻翼軟骨を移動するだけでは鼻先の高さやシャープさが足りません。
そこで、大鼻翼軟骨の先端に軟骨を積み重ねて、高さや形を整えます。これには、比較的軟らかくて加工のしやすい耳の軟骨を用います。
鼻中隔延長術を希望される患者様の多くは、鼻筋があまり通っていません。
また、鼻中隔延長術によって鼻先が高くなると、鼻筋と鼻先の高さのバランスが悪くなって、鼻先だけが妙に飛び出てしまいます。

そのため、鼻中隔延長術に合わせて、鼻筋を高くする隆鼻術や眉間のプロテーゼを同時に行うことが少なくありません。というか、鼻中隔延長術だけ単独で行うケースは稀と言えます。
もちろん、隆鼻術や眉間のプロテーゼが必須ということではありせんので、患者様の現在の状態と希望される鼻の形を考えて検討する必要があると思います。
【他院でプロテーゼ、鼻尖縮小を受けたら鼻先が上を向いてしまった】

L型プロテーゼを入れて鼻を高くしてもらったら、鼻先が上を向いてしまった。あるいは、鼻尖縮小を受けて鼻先を細くしてもらったら、鼻先が上を向いてしまった。
そういった原因で上を向いた鼻先を修正したいという希望を、沢山の患者様からお聞きいたします。
【前方へ伸びた分だけ上に向かって縮もうとする】

L型プロテーゼにしろ、鼻尖縮小にしろ、鼻先を高くするような操作を加えると鼻先は上を向いてしまいます。
これはちょっと不思議なことに聞こえますが、なぜ鼻先が上を向いてしまうのかと言いますと、鼻先の皮膚は余裕がなく、前方へ伸びた分だけ上に向かって縮もうとするためです。
また、鼻先を支えている大鼻翼軟骨とよばれる軟骨は頭側から鼻中隔軟骨と外側鼻軟骨によって固定されていますが、その固定が弱いため、鼻先を前に伸ばすと大鼻翼軟骨(鼻先の軟骨)が頭側にずれやすいからです。
【プロテーゼの周りにできた被膜組織(カプセル)】

L型プロテーゼのために上を向いた鼻先を修正するにはL型プロテーゼを抜去しなければなりません。
プロテーゼを抜去しても、鼻先は下に動きません。それは、プロテーゼの周りにできた被膜組織(カプセル)が鼻先を上に引っ張っているからです。
【鼻先が硬いケースで肋軟骨を用いた症例】

プロテーゼを抜去し、被膜(カプセル)を切り取りますと、やっと鼻先を下へ伸ばすことができます。
もちろん、下に伸ばすためには鼻中隔延長術が必要です。
以前の手術による瘢痕が強くて鼻先が硬いケースでは肋軟骨を用いるのが適しています。しかし、状態によっては鼻の軟骨でも修正が可能です。
【鼻の軟骨を用いて修正した症例】

上向きになった鼻先を延長したところで、鼻先を再度高くして鼻筋を通す必要があります。もともと入っていたL型プロテーゼをそのまま使うことはできません。
術前の鼻筋が気に入っていらっしゃる患者様では、もともとはいっていたL型プロテーゼをトリミングしてI型プロテーゼにして用いることがあります。
しかし、ほとんどのケースでは鼻中隔延長術によって鼻先の高さが術前と変わりますので、鼻筋の高さも変えた方がバランスがよくなります。
L型プロテーゼの入っている患者様ではどのような鼻筋を希望されるのか相談させていただいております。
今の鼻筋に満足されているのか?もし、満足されていないなら、どのような変化を希望されるのかを具体的にうかがわせていただきます。
例えば、鼻筋の始まりとなる、鼻とおでこの境をもっと上に上げて鼻筋を長くしたいのか、おでことの境を下げて鼻筋を短くしたいのか。
鼻筋の巾に関して、細くするのか太くするのか。横から見た時のラインをストレートか、アップノーズ系のカーブか、わし鼻風のカーブかといった具合です。
鼻尖縮小や鼻尖形成術を受けたために鼻先が上を向いてしまった方の修正術はL型プロテーゼの症例より修正が困難です。
というのは、手術によって鼻尖の大鼻翼軟骨が切り取られたり、折れ曲げられたりして変形していますので、延長術で大鼻翼軟骨を引っ張り出す時にきれいに縫い合わせることができません。
また、鼻尖縮小や鼻尖形成術によってできた硬い瘢痕組織のために鼻尖の皮膚が伸びにくくなっています。
先ほども述べましたように、鼻先の瘢痕拘縮が強い患者様では肋軟骨を延長術に用いる必要があります。
鼻先を下へ伸ばしたり、前方に高くしたりするためには大鼻翼軟骨を下方や前方に移動させる必要があります。
それには鼻中隔軟骨を下方や前方に拡大します。



正常に延長されます。
鼻中隔延長術によって鼻先を伸ばしたことによって、鼻先が右か左に倒れてしまうことがまれにあります。
この原因としては、延長に用いた軟骨が弯曲していたために鼻先が真ん中からずれてしまうことがあげられます。



鼻先が曲がってしまう。
特に耳の軟骨は元もとまっすぐでないため、彎曲を引き起こしやすいと言えます。
鼻中隔軟骨は比較的まっすぐな形をしていますが、それでも生まれつきや過去のケガが原因で曲がっていることが時にあります。
もう一つの肋軟骨は厚みが1㎝近くある棒状の軟骨ですが、延長術に用いるためには薄く削る必要があります。
肋軟骨は削ると弯曲する性質がありますので、2枚の軟骨板を重ね合わせて縫いつけることによってゆがみを矯正しなければなりません。
まっすぐに矯正できないまま、肋軟骨を用いると鼻先が曲がってしまいます。
まっすぐの軟骨を用いて延長しても鼻先が傾いてしまうことがあります。それは、左右の鼻尖の軟骨を移植して延長した鼻中隔に縫いつける時に、左右の同じバランスで縫いつけないと傾いてしまいます。
特に、鼻尖縮小や鼻尖形成やL型プロテーゼを受けたことがあるケースでは鼻先の軟骨の周りに硬い瘢痕組織ができています。
その硬さに左右差があると、同じように左右の軟骨を縫いつけても、縮もうとする力に左右差があって鼻先が傾いてしまいます。
また、以前の手術で鼻先の軟骨(大鼻翼軟骨)が傷ついていたり、変形していたりすると、やはり左右のバランスを合わせることが難しくなって、鼻先が傾く危険が高くなります。

軟骨自身の変形や、鼻先の軟骨の周りに硬い瘢痕組織ができている場合。

まっすぐな軟骨を挿入しても・・・

硬さに左右差があると、鼻先が傾いてしまいます。
従って、鼻中隔延長術に伴う鼻先の傾きを避けるためには、まっすぐの軟骨を選んで用いる。
また、できるだけ強い軟骨をもちいる。耳の軟骨よりは鼻中隔軟骨や肋軟骨が好ましい。
また、過去に鼻先に手術を受けたことのあるケースでは鼻先の軟骨を縫いつける時に縮もうとする力のバランスを左右で合わせるように縫いつける位置を工夫する。
以上の点に注意して鼻中隔延長術を行わなければなりません。
もし、鼻中隔延長術に受けたことによって鼻先が右や左に傾いた時はどうすればよいか?曲がった軟骨が用いられている時は、まっすぐの軟骨に置き換える。移植軟骨の強度が弱い時にはもっと硬い軟骨(耳よりは鼻中隔軟骨、鼻中隔軟骨よりは肋軟骨)に置き換える。あるいは、延長量を少なくする、すなわち、長くした鼻先を短くする。もうひとつ、鼻先の軟骨の延長量を左右で変えて、縮もうとする力のバランスを左右でそろえる。
こういった処置によって、傾いてしまった鼻先を修正することができます。どの方法で行うかは、傾きを引き起こした原因によって選択します。
・鼻整形
・鼻中隔延長術
・鼻プロテーゼ(隆鼻術)
・鼻尖縮小術
・鼻尖形成術
しみ・そばかす・毛穴・赤ら顔・くすみを
IPLのやさしい光でトータルケア
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ヴェリテクリニックのフォトフェイシャルM22は、ルミナス社製IPLのやさしい光でしみ・そばかす・赤ら顔・くすみ・毛穴などを同時ケアする美容治療です。
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M22 IPLには、5種類の波長フィルターが搭載されており、肌内部に届く深さがそれぞれ異なります。
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M22 IPLの光が肌トラブルの原因となっているターゲット(メラニンや毛細血管)に当たると、光のエネルギーが吸収され、熱に変わり、ターゲットにダメージを与えます。
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また、M22 IPLは赤外線領域の光も含まれているため、繊維芽細胞が活性化され、内側から美しい肌がつくられます。
光老化によりメラニン色素が沈着してシミやそばかすがあり、肌が不均一な状態
IPLの光を顔全体に照射します
表皮、真皮が活性化します
まず医師またはカウンセラーによるカウンセリングから始まります。肌の状態やお悩みを丁寧に確認し、最適な波長フィルターや照射方法を決定します。
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1日ほどで赤みは消えます。
照射時、多少チクチクする程度ですが、部位によっては痛みが増すこともあります。通常、数時間~24時間程度でヒリヒリ感は消失します。
直後から可能です。
直後から可能です。但しかさぶたを引っかいて剥がすようなことは避けて下さい。
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。
数日後、シミやそばかすの部分が濃く浮き出たようになり、数日でカサブタとなって自然に剥がれ落ちます。浅いシミは1回で薄くなりますが、厚いものは繰り返し治療が必要です。
3週間~1ヶ月後 月に1度程度のペースで繰り返し施術されることをおすすめします。
併せて行う施術などにより個人差がございます。詳しくはカウンセリング時にお尋ねください。