このWebサイトを正常にご覧いただくには、お使いのブラウザのJavaScriptを有効にする必要があります。

MENU

第103回日本美容外科学会 東京 2015/06/06-07

仏教ではむさぼり・怒り・仏の教えに対する無知を三毒と呼びます。怒りの感情は人の幸せな気持ちを破壊し、さらに周囲に拡散する猛毒です。

患者が怒ると我々美容外科医の心は折れます。そして、私たちの中にも怒りの感情が生まれます。患者に対して怒ったときには、すかっとした気持ちになるかもしれませんが、後から大変いやな気持ちになり後悔します。

美容外科医の目標は患者の満足を得ることです。そのためには、患者から怒られない、自分自身も怒らないことが大切です。

今回は、私の臨床経験に加え、先輩同輩の美容外科の先生方からの聞き取り調査を基に、患者はなぜ怒るのだろうか?私はなぜ患者に対して腹を立てるのだろうか?その理由を検討してみました。そして、怒りを収めるために私が高じてきた対策を報告します。

美容外科の先生方からの聞き取り調査

Tクリニック院長:
自分の言うことに従うお金持ちのおば様だけを幸福にするというユダヤ教の神タイプ

Kクリニック院長:
お金よりプライドのために戦う武将タイプ

Gクリニック院長:
怒りの3倍返しのテロリストタイプ

Nクリニック院長:
すべての患者を自分の彼女のように1回優しくしてあげたら、すっと優しくしてあげる愛に生きるタイプ

Iクリニック院長:
若造がまねしても効果が発揮できない、オヤジならではの交渉人タイプ

Rクリニック院長:
日本の甘えの社会構造を脱却し、契約社会に適応したタイプ

ヴェリテクリニック:患者の怒りを回避するため術前にしっかりとした契約書を交わすようにしています。すべての施術に対して詳細な同意書を準備しています。